銀座ホコテンで花のメールなどで復興支援

【銀座新聞ニュース=2011年7月23日】全銀座会(中央区銀座4-6-1、銀座三和ビル3階、03-3561-0919)と銀座通連合会(同)は7月31日に「第42回ホリデープロムナード-ゆかたで銀ぶら 2011」を開催する。

1970年に東京都からの要請を受けて始められた「歩行者天国」(銀座では「ホリデープロムナード」)を記念して、毎年8月の最初の日曜日にイベントを行っており、今回は7月最終の日曜日とし、2011年が42回目となる。全銀座会と銀座通連合会が主催し、40歳以下の若手経営者で構成される銀実会(中央区銀座4-10-6、銀座料飲ビル9階、03-5565-0606)が企画している。

今回も1000人で打ち水を行う「銀座千人涼風計画」(打ち水大作戦)やゆかたや和装を着た人を対象とする「大銀座抽選会」などを実施する。また、氷像をディスプレイする「氷まつり」も開催し、ソニー通りでは、体感マイナス6度Cを体験できるコーナーもある。

「銀座千人涼風計画」は15時から中央通りの3丁目から4丁目にかけての第1会場と、5丁目から6丁目にかけての第2会場と2カ所に分かれて再生水(処理下水をさらに生物膜ろ過及びオゾン処理した水)を利用した打ち水を行う。

路面温度を2度から3度下げる実験で、1時間に3回打ち水を実施し、その前後の温度測定を行い、効果を確認する。また、国土交通省東京国道事務所が第1会場でパネルによる遮熱性舗装、保水性舗装の説明、温度体験などを行う。

11時から14時まで東京メトロ銀座駅地下コンコース内(B2出口前)で「ゆかた無料着付けサービス」を実施する。ゆかた一式と下駄を持参すると、先着80人まで着付けの無料サービスを受けられる。

「大銀座抽選会」は13時から15時45分までゆかたや和装で訪れた人を対象に実施する。抽選場所は1丁目と2丁目の間のみずほ銀行横と、7丁目と8丁目の間の資生堂横で、それぞれ先着500人が参加でき、特賞は「銀座ツアー」で、そのほかに食事券やバッグ、反物などがもらえる。ただし、今回はチャリティとし、募金は東日本大震災義援金として寄付する。

13時からゆかたや和装で訪れた人を対象に、3丁目と4丁目の間のアップルストア銀座店横で江戸風鈴や岩手、福島、茨城の風鈴を先着1000人にプレゼントする。

13時から15時45分まで5丁目と6丁目の間のニューメルサ横で、岩手、宮城の花を使ってエールを送るフラワーメッセージを展示する。また、その脇で中央区民の「月島五神太鼓(つきしまごじんだいこ)」が和太鼓を演奏する。

13時から15時45分まで3丁目と4丁目のアップルストア銀座店横に氷像ディスプレイや氷彫刻などを展示する。

13時から15時45分まで1丁目と2丁目の間のメルサ2横と、7丁目と8丁目の間の三菱東京UFJ銀行横に「こども広場」を設け、子どもが雪山の中からオモチャなどを探し出すともらえる。

時間未定だが、1丁目と2丁目の間のメルサ2横で没後10年が経過したマンガ家の馬場(ばば)のぼる(1927-2001)の代表的な絵本「11ぴきのねこ」の大型紙芝居を開く。

一方、5丁目のソニービルとエルメスの間の「ソニー通り」では13時から17時までドライミスト発生装置1台を設置して「体感マイナス6度Cドライミストスポット」とし、霧で5度から6度、体感で6度から8度下げて清涼感を演出する。

「ドライミスト」は東京理科大学教授の辻元誠(つじもと・まこと)さんが発案した方式で、水が蒸発する際の気化熱の吸収を利用して冷房を行う装置だ。

水を微細な霧の状態にして噴射すると、水の粒子が小さいため素早く蒸発し、肌や服が濡れることもない。自治体をはじめ、六本木ヒルズや新丸ビルなどに設置されている。

ほかに、13時から15時45分まで2丁目と3丁目の間、6丁目と7丁目の間で冷たい飲み物のサービスがある。チャリティの対象で、募金は東日本大震災義援金として寄付する。

アセアンセンターでアジア10カ国の食品展、中村真らセミナー

【銀座新聞ニュース=2011年7月22日】国際機関「日本アセアンセンター(東南アジア諸国連合貿易投資観光促進センター)」(港区新橋6-17-19、新御成門ビル、03-5402-8001)は7月25日から8月2日まで1階アセアンホールで「アセアンの食品2011」を開催する。

「日本アセアンセンター」は加盟10カ国の民間企業の商品を日本に紹介するのを目的とした国際機関で、今回はアセアン10カ国の食品会社28社を招いて展示商談会「アセアンの食品2011-フードパワー 体と心にエネルギーを」を開く。

参加国はブルネイ、カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの10カ国で、食品製造会社と輸出企業などの会社28社が参加する。

会社はブルネイが飲料水の「パンワールド」など3社、カンボジアがハチミツなどの「ネイチャーワイルド」など3社、インドネシアが寒天ゼリーなどの「フェニックスフード」など3社、ラオスが生鮮野菜やコーヒーなどの「パクソンディベロップメントエクスポートインポート」の1社。

マレーシアがマレー茶などの「ワリサンアサル」など3社、ミャンマーが冷凍魚や冷凍エビなどの「ミンザーニ」など3社、フィリピンがナタデココなどの「フィトライト」など3社。

シンガポールがビーフンやパスタなどの「チャイチュンフーズ」など3社、タイがハーブ飲料などの「ブルーオーシャンビバレッジ」など3社、ベトナムが冷凍ブラックタイガー、冷凍バナメイなどの「シービナ ジョイント ストック カンパニー」など3社が参加する。

7月26日から7月28日の3日間、10時から17時まで28社の実務担当者が会場に来て、ビジネスミーティングを開催する。また、日本の商品専門家がアセアンを実際に訪問して、調査してきた結果を報告するセミナーも開く。

また、7月26日14時から「彩りさまざまインドネシア、タイ」と題して、「ハウス食品」(千代田区紀尾井町6-3、 03-3264-1231)の福森一浩(ふくもり・かずひろ)さんがインドネシアとタイの食品業界について語る。

7月27日14時から「驚きと発見のカンボジア、マレーシア、フィリピン」と題して、「日興インターナショナル」(港区高輪2-19-17-402、03-5739-0117)代表取締役の中村真(なかむら・まこと)さんがカンボジア、マレーシア、フィリピンの食品について説明する。

7月28日が「新たな息吹を感じたミャンマー、ベトナム」と題して、「エスビー食品」(中央区日本橋兜町18-6、03-3668-0551)の商品本部の海老原理(えびはら・おさむ)さんがミャンマー、ベトナムの食品について解説する。

セミナーは事前の予約が必要で、国際機関日本アセアンセンター貿易部(03-5402-8004)に電話するか、HPから申し込む。

開場時間は9時30分から17時30分(最終日は12時)まで、土・日曜日・祝日は休み。

プロントが銀座ナインに地区5店目

【銀座新聞ニュース=2011年7月20日】「プロント」チェーンを運営するプロントコーポレーション(港区港南1-8-27、日新ビル、03-6718-9671)は7月21日に「プロント銀座ナイン店」(中央区銀座9-5先、銀座ナイン1号館、03-5537-5757)を開店する。

プロントコーポレーションが1988年に第1号として「銀座並木通り店」(中央区銀座8-6-25、河北ビル1階、03-6215-9665)を開店して以来、「銀座ナイン店」が銀座地区で5店舗目になる。

「プロント店」はサントリーとUCC上島珈琲が共同出資して、1988年2月1日に「株式会社ブレス」(1995年に現社名に変更)として設立されたチェーン店で、昼間がカフェ、夜がバーの形態をとっている。店名の「プロント」はイタリア語で「早い」や「すぐに準備ができている」という意味をもっている。

2009年に開店した「並木ハイボール店」(中央区銀座8-6-25、河北ビル地下1階、03-3571-7864)は18時以降から営業とバー形態に特化した店になっている。

「銀座ナイン店」は店舗面積が約79平方メートル(約24.1坪)と狭小スペースでも、高低差をつけることにより、奥行き感のある空間にしている。。店内には100インチのスクリーンやプロジェクターを設置して、スポーツ観戦や結婚式の2次会などのパーティーイベント会場としても利用できるように工夫されている。

主なメニューは朝食の時間帯がモーニングセット(380円から430円)、昼間の時間帯が「生モッツアレラのトマトソース」(750円)や「じゃこと辛し高菜の和風」(530円)、「ナスとベーコンのトマト」(690円)などのパスタやコーヒー(大きさにより200円から300円、アイスが20円増し)、オレンジジュース(250円から350円)などがある。

夜がビール(480円から650円)、ワイン(420円)、カクテル(450円から)、焼酎(450円から)などのドリンク類や、「スペアリブ」(880円)や「鶏軟骨」(380円)、「フィッシュ&チップス」(680円)などの料理がある。

席数は51席。

営業時間は7時(土・日曜日、祝日は8時)から24時(注文は23時30分、土・日曜日、祝日は22時)までで、カフェタイムは17時30分まで。無休。

楽器業界が被災地の楽器修復支援で基金、坂本龍一も

【銀座新聞ニュース=2011年7月20日】全国楽器協会(千代田区外神田2-18-21、03-3251-7444)など楽器関連業界4団体は7月20日に丸ビルで会見して、坂本龍一さんと協力して「こどもの音楽再生基金」を設立、被災地の子どもたちの音楽の再生を支援するプロジェクト「スクール・ミュージック・リバイバル(School Music Revival)」をスタートしたと発表した。

東日本大震災で被害を受けた小・中・高校などの楽器の修復や新たな楽器の購入時の補てんなどを目的に、当面3億円の基金で被災地の学校にある楽器の状況を調査、修復し、さらにコンサート活動なども支援していく。
また、発起人のひとりで、音楽家の坂本龍一(さかもと・りゅういち)さんが新たに復興支援に向けた曲を作り、12月末にも東京で支援コンサートを開き、「こどもの音楽再生基金」の資金に充当する予定だ。

「こどもの音楽再生基金」は全国楽器協会会長、ヤマハ社長の梅村充(うめむら・みつる)さん、全国楽器製造協会会長、河合楽器製作所社長の河合弘隆(かわい・ひろたか)さん、全国楽器商卸商組合連合会会長、プリマ楽器社長の大橋仁(おおはし・ひとし)さん、全国楽器小売商連合会会長、山野楽器会長の山野政光(やまの・まさみつ)さんと坂本龍一さんが発起人となって設立し、全国からの寄付金と企業からの協賛金で必要な資金を調達し、「スクール・ミュージック・リバイバル」の活動に充てる。

まずは岩手県、宮城県、福島県の保育園、幼稚園、小・中・高校約1850校について約200店の楽器店から実態調査に訪れ、9月末までに実態を把握し、必要な修理、補修を実施する。その後、修理不能な場合は、楽器の購入費用を補てんし、子どもたちのコンサート活動も支援する。

ただ、今回の基金は学校などを通じての支援活動で、子どもたちが個人で持っている楽器は対象外になるものの、学校を通じて要望があれば、無償修理の対象とする考えだ。

また、現在は3県を対象としているが、学校の要望があれば茨城県、千葉県など、東日本大震災で被害を受けた地域も対象に加える予定だ。さらに、一応活動期間を3年としているものの、「福島県など原発問題であって、3年で終わらない場合は継続も考えていく」(全国楽器協会事務局長・瀬尾直行=せお・なおゆき=さん)としている。

今回の基金は3月11日に日本にいた坂本龍一さんが、その後、被災地の子どもたちの楽器の修復支援など「楽器で何かできないか」をヤマハに相談したところから実現に向けて動き出したものの、「製造や小売など立場の違いもあって内部の調整に時間がかかってしまった」(全国楽器協会理事、プリマ楽器社長の大橋仁=おおはし・ひとし=さん)という。

「こどもの音楽再生基金」のロゴマークについてはアートディレクターの秋山具義(あきやま・ぐぎ)さんがデザインした。

募金などの問い合わせは事務局(022-713-6970)まで。

ソニービルに神田ゆみこの「すいか」、Canvasも募集開始

【銀座新聞ニュース=2011年7月20日】ソニービル(中央区銀座5-3-1、03-3573-2371)は7月18日から8月17日まで外壁に神田ゆみこさんの「巨大すいか」を展示している。

ソニーが独自に若手作家を起用して「アート」の新しい楽しさを提供する一般公募企画「キャンバス アット ソニー(Canvas@Sony)」で2010年のグランプリを受賞したイラストレーターの神田(かんだ)ゆみこさんがデザインした作品だ。

神田ゆみこさんにとっては2010年10月28日から11月26日まで展示されていた「巨大バナナ」、11月27日から12月25日までの「巨大ローストチキン」に次ぐ第3弾となる。

ソニービルでは外壁を「アートウォール」(タテ37.6メートル、ヨコ6メートル、面積が約226平方メートル)として2007年10月から開放しており、一般公募の「キャンバス アット ソニー(Canvas@Sony)」のグランプリ受賞者に作品を展示する機会を与えている。

ソニーでは、この「すいか」の展示にあわせて、7月19日から9月20日まで「キャンバス アット ソニー(Canvas@Sony)2011アートウォール・オーディション」の一般募集を行っている。2011年のテーマは「ラブ(LOVE)」で、プロアマ、年齢、性別、国籍問わず応募できる。詳細はHP(http://www.sony.co.jp/united/canvas/index.html)を参照する。

10月に入賞者などを公表し、グランプリ受賞者は11月28日から12月25日までと、2012年初め、夏にソニービルの外壁に作品を展示できる。

神田ゆみこさんは1980年千葉県生まれ、2007年にセツ・モードセミナーを卒業、2008年に「イラストレーション」の第161回ザ・チョイスで準入選し、2010年に「キャンバス アット ソニー2010」でグランプリを受賞している。

ソニービルの営業時間は11時から23時まで。