プラスがR25カフェを文具カフェに、ドリンクも

【銀座新聞ニュース=2011年9月30日】プラス(港区虎ノ門4-1-28、虎ノ門タワーズオフィス12階、0120-000-007)は10月1日から10月30日まで「R25カフェ」(中央区銀座7-3-5、リクルート銀座7丁目ビル1階、03-3575-6825)で「プラス(PLUS)XR25カフェ」を開店する。

オフィス家具、文具メーカーのプラスが文具の認知度を20代から30代に広げるため、「R25カフェ」の店舗の外観、内装を一新し、ポスターやテーブルクロス、コースターまで変える。

店内では、「ブングがかわると、シゴトがかわる。」をコンセプトに選んだ文具を、「オトコマエデスク」と「美人デスク」のゾーンに分けて展示し、作業効率やモチベーションの高め方を文具の視点から提案する。また、デコレーションテープ「デコラッシュ」の使用体験コーナーでは、10月7日に発売する第2弾の新柄6柄も展示する。

また、「プラス」のロゴのラテアートを浮かべたカフェラテ(380円と430円)、ハロウィンモカ(500円)といったドリンク類もある。

「ハロウィンモカ」を注文した先着1000人まで卓上収納用品「リビングポスト」などの文具が当たるくじ引きが引ける。

「R25カフェ」はリクルートが25歳から34歳の男性ビジネスマン向けに創刊した無料誌「R25」(当時は毎週木曜日、現在は第1と第3木曜日)のPRのために2006年7月に開設したカフェで、全席にコンセントを装備して、携帯電話の充電ができ、無線LANも使える。

営業時間は8時(土・日曜日、祝日は9時)から21時(土曜日が20時、日曜日、祝日が19時)。

南北社が宮城の思い出写真集、震災前の風景を1冊に

【銀座新聞ニュース=2011年9月30日】南北社(宮城県仙台市青葉区一番町1-12-2、星光堂ビル4階、022-722-2661)は10月1日にみやぎの思い出写真「海と 風と 町と」を発売する。

みやぎの思い出写真「海と 風と 町と」(525円)は「みやぎの思い出写真集制作委員会事務局」(南北社)がまとめた写真集で、東日本大震災前の思い出の町、思い出の海の風景などの写真を掲載している。

プロ、アマを問わず、一般から3195点を提供してもらい、その中から330点の風景を選んでいる。また、裏表紙は真っ白で、「写真集を手にした皆さんそれぞれの心に刻まれた風景を想い描いて」(編集部)ほしいとしている。

全ページカラーで、120ページ。3万2300部は宮城県内の被災者へ無償配布し、9220部は個人、企業で協賛した人たちに配られる。また、この本の販売における利益は全額を義援金として宮城県に寄付される。

10月14日から宮城県内の書店、ローソンで販売され、希望者はHP(http://www.m-omoide.jp)から申し込む。

銀座山野で山中千尋がミニライブ

【銀座新聞ニュース=2011年9月26日】山野楽器銀座本店(中央区銀座4-5-6、03-3562-5051)は10月5日19時から7階イベントスペース「ジャムスポット(Jam Spot)」で、山中千尋さんによるミニライブを開催する。

ジャズピアノ奏者の山中千尋(やまなか・ちはる)さんが8月24日にアルバム「レミニセンス(Reminiscence)」(CDが3000円、SHM-CD+DVDが3500円、SACDが4500円)を発売したのを記念してミニライブを開く。

「レミニセンス」はアメリカのドラム奏者のバーナード・パーディ(Bernard Purdie)さん、ベース奏者のジョシュア・クランブリー(Joshua Crumbly)さんが参加し、「レイン、レイン・アンド・レイン」をはじめ、「クロース・トゥ・ユー」や「マスカレード」など10曲が収録されている。

山中千尋さんは福島県郡山市生まれ、1996年に桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻を卒業、2000年12月にアメリカのバークリー音楽院を首席で卒業、2001年に最初のアルバムを発売し、文化庁派遣芸術家在外研修員として1年間、アメリカで研さんし、2003年にアメリカでトリオでツアーを行い、そのライブをDVDで発売し、2004年に2枚目のアルバムを発売した。

2007年にスイングジャーナル誌「第57回日本ジャズメン読者人気投票」アルバム・オブ・ザ・イヤー部門で第1位、2008年に「アビス(abyss)」でスイングジャーナル誌の第41回ジャズ・ディスク大賞の日本ジャズ賞を受賞した。2009年にアルバム「アフター・アワーズ(After Hours)」が第23回日本ゴールドディスク大賞ジャズ・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。

山野楽器で「レミニセンス」を購入すると、先着順で招待券をもらえる。

銀座ニコンで秋山武雄が昭和30年代の東京風景展

【銀座新聞ニュース=2011年9月25日】ニコン(千代田区丸の内3-2-3、富士ビル、03-3214-5311)が運営する銀座ニコンサロン(中央区銀座7-10-1、03-5537-1434)は9月28日から10月11日まで秋山武雄さんによる「昭和三十年代 まぶた、閉じれば東京セピア」を開催する。

写真家の秋山武雄(あきやま・たけお)さんは3月11日の東日本大震災に直面し、被災地の姿を目にした時、1945年時の日本の敗戦で東京下町が丸焼けになった街とだぶって見えたという。当時の力強く働く人々と、街の復旧、復興がかならずやできると、信じて撮影したフィルムの中から見い出した作品白黒110点を展示する。

秋山武雄さんは1953年、16歳で見よう見まねで写真を撮りはじめ、写真を撮り続けることを条件に家業を継ぎ、仕込み前の早朝と月1度の休日を自転車に乗って東京を写し回った。

時が流れ、当時撮影してしまっておいたフィルムがおよそ50年の間に加水分解し、ビネガーシンドローム(フィルム中毒)にかかってしまい、フィルムをスキャンしてパソコンに保存しはじめた矢先に、東日本大震災を体験した。

秋山武雄さんは1937年東京都浅草橋生まれ、1953年から写真を撮りはじめ、1953年に千葉県浦安町(現浦安市)を撮り、1958年にテレビ写真コンテストで1位となり、1963年に写真集団「むぎ」を結成し、代表となり、1979年と1981年に月刊写真誌「アサヒカメラ」(朝日新聞社)の年度賞、1989年に読売写真大賞を受賞、写真展に1988年の「スチール下町人物歳時記」、1999年の「昭和28年から42年わたしの東京物語」、2001年の「浦安、青べかの消えた街の詩」などがある。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は15時)、入場は無料。

ヤマハ銀座で堀江真理子が松平頼則ら昭和を演奏、西村朗も

【銀座新聞ニュース=2011年9月20日】ヤマハ銀座店(中央区銀座7-9-14、03-3572-3171)は9月23日15時から6階コンサートサロンで堀江真理子さんによる「レクチャーシリーズ コンサート-日本のクラシック音楽の歩み」を開催する。

今回はピアノ奏者の堀江真理子(ほりえ・まりこ)さんが開く「日本のクラシック音楽の歩み」の第3回目で、「昭和初期の作曲界、オリジナリティの模索と苦闘」と題して、7人の日本の作曲家を取り上げる。スペシャルゲストとして作曲家で「いずみシンフォニエッタ大阪」の音楽監督を務める西村朗(にしむら・あきら)さんが出演する。

作曲家は箕作秋吉(みつくり・しゅうきち、1895-1971)、菅原明朗(すがはら・めいろう、1897-1988)、清瀬保二(きよせ・やすじ、1900-1981)、橋本国彦(はしもと・くにひこ、1904-1949)、松平頼則(まつだいら・よりつね、1907-2001)、早坂文雄(はやさか・ふみお、1914-1955)、伊福部昭(いふくべ・あきら、1914-2006)の7人で、堀江真理子さんがそれぞれの作曲家の曲を演奏する。

これら7人は1930年に清瀬保二、箕作秋吉、菅原明朗、橋本国彦、松平頼則らが「新興作曲家連盟」(1945年に「日本現代音楽協会」)を結成、1946年に清瀬保二、早坂文雄、伊福部昭、松平頼則らが「新作曲派協会」を結成するなど、昭和初期から戦後の日本のクラシック音楽界をリードしたことで知られる。

堀江真理子さんは東京都生まれ、1969年に中学生のときに、チェコのプラハ国際音楽コンクール室内楽二重奏部門第1位、東京芸術大学在学中にフランス政府給費留学生としてフランスにわたり、パリ国立高等音楽院ピアノ科、室内学科を卒業、同音楽院の第3課程(大学院)を修了、1978年にジュネーブ国際音楽コンクールで第3位を受賞している。

フランスをはじめヨーロッパ、アジアの各地でリサイタルや音楽祭に出演、1982年に東京でデビューコンサート、1993年から1995年にかけて「フォーレ、ピアノ曲・室内楽曲全曲演奏会」(8回シリーズ)などを開催、2004から2005年にも「フォーレの肖像」(3回シリーズ)を開催、2007年に明治生まれの作曲家9人のピアノ作品のリサイタルを開催している。日本大学芸術学部講師などを務めている。

西村朗さんは1953年大阪府大阪市生まれ、東京芸術大学を卒業、同大学大学院を修了、1974年に日本音楽コンクール作曲部門第1位、1977年にベルギーのブリュッセルで開かれたエリザベート国際音楽コンクール作曲部門で大賞、イタリア・ミラノのルイジ・ダルッラピッコラ作曲賞を受賞、1988年から2011年まで尾高賞を5回受賞した。

1990年に中島健蔵(なかじま・けんぞう、1903-1979)音楽賞、1994年に日本現代芸術振興賞、2001年にエクソンモービル音楽賞、2004年に第36回サントリー音楽賞、2005年に第47回毎日芸術賞などを受賞している。2000年に「いずみシンフォニエッタ大阪」の音楽監督に就任、2003年よりNHK-FM「現代の音楽」の解説を6年間、2009年より教育テレビ「N響アワー」の司会者を務め、2010年に草津国際音楽祭の音楽監督に就任。東京音楽大学教授を務めている。

料金は一般3000円、会員が2500円、学生2000円。予約、問い合わせはヤマハ銀座店ピアノ売場(03-3572-3132)まで。