エアアジアジャパン、3月までの札幌、福岡、沖縄格安運賃、今夜から

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【銀座新聞ニュース=2013年1月31日】全日空系の格安航空会社(LCC)のエアアジア・ジャパン(千葉県成田市古込字古込1-1、成田空港第2ターミナル内)は1月31日、2月から3月にかけて利用できる国内線の格安運賃を発表した。

2月から3月にかけて利用できる国内線の格安運賃を発表したエアアジア・ジャパンの機材「A320」。

成田空港発着で札幌線と福岡線がそれぞれ片道2480円、沖縄線が片道3480円という運賃で、予約期間が2月1日午前0時から11日までで、搭乗できるのは13日から3月19日まで。

予約はHP(http://www.airasia.com/jp/ja/home.page)から申し込む。

通常は札幌線が4580円、福岡線が5180円、沖縄線が6680円なので、半額程度になる。

博水社が缶チューハイ、初のアルコール飲料、コンビニで

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【銀座新聞ニュース=2013年1月31日】「ハイサワー」など清涼飲料水メーカーの博水社(はくすいしゃ、目黒区目黒本町6-2-2、03-3712-4163)は1月31日夕、「シャリ・ザ・トウキョウ・スシ・バー(SHARI THE TOKYO SUSHI BAR)」(中央区銀座2-4-18、アルボーレ銀座ビル8階)で会見して、アルコール入り缶チューハイ「ハイサワー缶レモンチューハイ」を2月5日から発売し、アルコール飲料に進出すると発表した。

会見終了後に撮影に応じる田中秀子さん(右)とハイサワーガールの野村瑠里(のむら・るり)さん。ライバルの大手アルコール飲料メーカーとの競合を問うと、田中秀子さんは「コンビニで大手メーカーが競争相手と見てくれるほどに認知されるとうれしい」と笑顔で返した。

「ハイサワー缶」は従来のイタリア産のレモンの真ん中だけを絞り、えぐみなどを除いたハイサワーと同じ真ん中の3割部分だけを使い、焼酎を割り、果汁7パーセント、アルコール分7パーセント、炭酸ガス圧も通常の缶入りチューハイの約2に対して約1.5倍の3を実現した商品で、缶には「しずる感」のないデザインを採用している。2012年9月に卸、販売について酒の免許を取得し、製造はジャパンフーズに委託し、関東のコンビニで販売する。

アルコール飲料については、博水社の3代目社長、田中秀子(たなか・ひでこ)さんによると、前から焼酎の割り材「ハイサワー」と焼酎が別々では、花見など外で飲む際に不便との消費者の声が寄せられ、長年検討してきたもので、今回、創業85周年を迎え、100年企業に向けた商品としてアルコール飲料市場への参入を決め、「すべての缶チューハイを飲んだ」(田中秀子さん)上で、8カ月かけて開発に取り組んだ。CMも2月4日から展開するが、初めてアニメを採用し、「ハイサワーてんぐオジサン」を考案した。

博水社の主力商品「ハイサワー」は1980年から累計15億本を販売しており、イタリア・シチリア産の農家と30年契約し、レモンの真ん中だけを絞り、えぐみなどを除いているのが特徴だ。飲食店などでは、焼酎1に対してハイサワー3の比率で割られており、今回のアルコール分はその比率から7パーセントと決めた。

希望価格は168円(350ミリリットル)で、当面はコンビニで販売し、将来は競馬場など一部の業務用にも拡販するとしている。初年度580万本の販売を見込んでいる。

博水社は1928年に田中秀子さんの祖父、田中武雄(たなか・たけお)が「田中武雄商店」として創業し、1930年からラムネ、みかんジュース、サイダーの生産を開始し、1941年に陸軍部隊・酒保に軍の用命で、配給の米と砂糖で甘酒を供給し、戦後は再びラムネ、みかんジュース、サイダーなどを販売していた。

1961年にコカ・コーラなどアメリカの飲料メーカーが上陸し、清涼飲料業界が前年比700パーセント増と急拡大するも、大手の独占となり、都内に250軒あった中小企業のジュース屋が軒並み倒産、廃業に追い込まれる中で、博水社は炭酸を中心に展開し、ウイスキーのハイボール割りとして使われ、生き残り、1977年に社長に就任した2代目の田中専一(たなか・せんいち)さんが1980年に「ハイサワー レモン」を商品化した。

その後、「ハイサワー うめ」や「ハイサワー ライム」、「ハイサワー 青りんご」の販売をはじめ、1997年に「ハイサワー グレープフルーツ」を発売した。2006年に「ハイサワーハイッピー レモンビアテイスト」と「ハイサワーハイッピー ビアテイスト」を発売、2012年2月にノンアルコールフルーツビールを商品化している。

田中秀子さんは1960年東京都生まれ、2代目社長(現会長)の田中専一(たなか・せんいち)さんの娘で、1982年に山脇女子短期大学英文科を卒業、博水社に入社、その後、東京農業大学食品醸造学科を卒業、2008年に社長に就任、父親の田中専一さんが会長に就いている。

福島・保原高校美術部員が花瓦礫展、希望を絵に、実演も

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【銀座新聞ニュース=2013年1月31日】銀座アートホール(中央区銀座8-110、コリドー街東京高速道路ビル、03-3571-5170)は2月5日から10日まで福島県立保原高等学校美術部による「がれきに花を咲かせようプロジェクト」銀座展を開催する。

福島県立保原高等学校

学校でがれきに花を描いている美術部員たち。

福島県立保原(ほばら)高等学校(福島県伊達市保原町字元木23)美術部の部員たちが3.11により発生したがれきを使って、その上に描いた花など「花がれき」の作品を展示する。これまで地元で展示会を開いてきたが、今回、東京世田谷ロータリークラブや金沢美術工芸大学卒業生有志の支援により、銀座で作品を披露することで、首都圏の多くの人に観てもらうのが狙いだ。

今回、展示するのは1)放射線量を測定し、安全が確認された花がれき作品と写真、2)メッセージつき「花がれき壁掛け」の現物と写真、3)被災者の仮設住宅に描いた絵の写真、4)活動、現地の映像(プロジェクター)、5)保原高校と文化学院の交流作品、6)震災時に保原高校で壊れた時計、などだ。

保原高校は1922年に「福島県立保原中学校」として創立され、1948年に学制改革に伴い、「福島県立保原高等学校」となり、保原町立保原高等女学校と合併し男女共学化され、1963年に全日制普通科、商業科、定時制となった。

福島県立保原高等学校

震災により被害を受け、建て直しのため壊されている保原高校の校舎で、がれきを集める美術部員たち。

1965年に第47回全国高等学校野球選手権大会に出場、2002年に創立80周年を迎えている。現在、全日制の普通科(定員240人)、商業科(定員40人)と定時制の普通科(夜間)があり、生徒数が全日制で785人、定時制で73人の生徒がいる。

保原高校は3.11で津波による被害がなかったものの、地震により校舎が損壊するなど大きな被害を受けた。これに対して、2011年3月下旬から4月中旬にかけて美術部の生徒たちの中から「自分たちにも何かできることはないか?」という気持ちが出てきて、「がれきに花を咲かせようプロジェクト」が誕生した。

このプロジェクトは、震災で発生したがれきに花の絵を描くことで、土地の復興と建物の再生を多くの人に伝え、人々の心に明るい希望や元気が生まれるようにという美術部員の願いが込められている。

また、美術部員は「仮設に花を咲かせよう!-壁画制作プロジェクト」にも取り組み、仮設住宅の壁画を住民と一緒に描いている。

福島県立保原高等学校

福島県の仮設住宅の壁面に、被災者と協力して絵を描く保原高校の美術部員たち。テーマを決め、下描きを元に、大きな絵を壁に描いているところ。

2月9日と10日に保原高校美術部員によるワークショップを開く。

開場時間は11時から18時30分(最終日は16時)まで。入場は無料。

映画好き男子の琴線に触れた「テッド」(101)

【ケイシーの映画冗報=2013年1月31日】1985年、いじめっ子からも無視されてしまう8歳の少年ジョンは、クリスマスプレゼントで貰ったぬいぐるみのテディベアにテッドという名前をつけ、「友達になって欲しい」という願いをかけます。

一般公開中の「テッド」((C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.)。制作費が5000万ドル(約50億円)から6500万ドル(約65億円)で、興行収入が5億ドル(約500億円)を超えている。

その祈りが天に通じたのか、ぬいぐるみのテディベアがしゃべって、動いたのです。「キミとは生涯の友達だよ」など「しゃべって動く」テディベアはたちまち大人気となり、メディアに駆り出されルことに。新聞記事、テレビ出演とテッドは有名人(クマ?)の道を駆け上がりますが、違法薬物に手を出すなどして、アッサリと栄光からドロップアウトしてしまうのです。

一般的な映画なら、こうした経緯を中軸にして、ストーリーを構築していこうとするはずですが、本作はそこから一気に時間を進めて、畳みかけるようにストーリーが動き始めます。

そして2012年、クリスマスの奇跡から27年後の世界。35歳の中年になったジョン(演じるのはマーク・ウォールバーグ=Mark Wahlberg)は、レンタカー店で働いてはいるものの、品行方正とは言いがたい仕事ぶりで、テッドとともにDVDソフトを楽しむという、子ども時代と同じ日々を過ごして います。

テッドは幾分くたびれたものの、外見は愛くるしいぬいぐるみのまま。しかし、その中身は女好きでビールとマリファナを楽しみ、そしてジョンとじゃれ合うことが生きがいという、やさぐれた中年グマとなっていました。

そんな「子供のころから続く日常」を過ごす一方で、ジョンは恋人のロリー(演じるのはミラ・キュニス=Mila Kunis)との将来も考えていますが、新しい生活をはじめるにあたってロリーの出した条件は「生涯の友達」であるテッドと別れることでした。

「ぬいぐるみのクマが生きている」ことと「その中身がオッサン」という部分は奇抜ですが、ジョンの立場から見て「子どものころからの親友か、それとも人生の伴侶か」というのは、決して奇想天外な選択ではありません。

テッドにとっても、ジョン少年の願いがなければこの世に生を受けられなかったわけで、「親友にして生みの親」であるジョンが幸せになることが嫌ではない。とはいえ、生まれてからずっと一緒だったジョンと離れて生活することは、まったく未知の世界ということになります。

ロリーも、子供がそのままオトナになったように純粋な現在のジョンに、テッドがどれほど影響しているか承知しているものの、「このままテッドと一緒だとジョンが駄目になる」という気持ちが強く、この両者のくっつき過ぎをなんとかしたい。

この男女とぬいぐるみという、不思議で奇抜な三すくみというか三角関係(?)をみごとに作品化したのは、本作の制作・原案・脚本・監督、さらにはテッドの声を演じたセス・マクファーレン(Seth MacFarlane)です。

アニメーター兼脚本家出身のマクファーレン監督は、1999年に過激な内容のテレビアニメ「ファミリー・ガイ」(Family Guy)で制作、監督、脚本、作画、そして声の出演をこなし、これが大ヒット、現在も続く長寿シリーズとなっています。

「生きている中年ぬいぐるみグマ」が毒舌を吐き、下品にふるまう本作は、なんと全世界で5億ドル(約500億円)を越える大ヒットとなり、昨年末にはアメリカの人気トーク番組に、テッドが実在するという設定で出演するという快挙(?)をなし遂げ、日本でも劇場 公開直後に初登場1位を果たしています。

ズンダレた中年オヤジの生活を送っているとはいえ、外見は愛くるしいテッドは、監督の狙いどおり、
「ルックスはすごくバカバカしいのに、行動はまるで普通というキャラクター」(パンフレットのインタビューより)として確立しています。現実にはあり得ないシチュエーションですが、相手がぬいぐるみのクマというだけで、男同士の友情物語をキチンと描いているので、本筋が通っているのです。

その一方で、ジョンとテッドが子ども時代を過ごした年代に関する大量のクスグリ(パンフレットに解説ページがあるほど)も秀逸で、ジョンが子ども時代に見たクズ映画(本項で前々回にふれた「フラッシュ・ゴードン=Flash Gordon、1980年)をいまだに愛してやまないところなどは、正直、思い当たるフシが自分にもあります。

いまでも、幼少期に見たある映画作品を見ると、落涙してしまいます。もう数百回は、見たはずなのに・・・。言い訳めいてしまいますが、自分の周囲にも「あの映画が忘れられない」という御仁はすくなくありません。本作は映画好き男子の琴線に触れる1本といえるでしょう。次回は「アウトロー」を予定しています(敬称略。【ケイシーの映画冗報】は映画通のケイシーさんが映画をテーマにして自由に書きます。時には最新作の紹介になることや、過去の作品に言及することもあります。当分の間、隔週木曜日に掲載します)。

ロッテがプリンス高輪仏料理店でチョココース、高垣吉正が考案

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【銀座新聞ニュース=2013年1月31日】大手菓子メーカーのロッテ(新宿区西新宿3-20-1)は2月1日から3月14日までグランドプリンスホテル高輪(港区高輪3-13-1、03-3447-1111)のフランス料理店「ル・トリアノン」でガーナチョコレートを使ったコースメニュー「ムニュ ド ガーナ(Menu de Ghana)」を提供する。

ロッテが2月1日から3月14日までグランドプリンスホテル高輪のフランス料理店「ル・トリアノン」で提供するコースメニュー「ムニュ ド ガーナ(Menu de Ghana)」で出される温製の前菜「フランス産フォアグラのポワレ 京都・佐波賀(さばか)大根と九条ねぎ 白バルサミコとガーナミルクのソース」。

「ムニュ ド ガーナ」はバレンタイン向けのコースメニューで、2013年で3年目となる。すべての料理にガーナチョコを調味料として使用しており、ランチコースとディナーコースがあり、いずれも「ル・トリアノン」のシェフ、高垣吉正(たかがき・よしまさ)さんが独自に創作している。

ランチコースは冷製の前菜、温製の前菜、肉料理(京赤地鶏)、デザート、小菓子・コーヒーの全5品。ディナーコースが冷製の前菜、温製の前菜、魚料理、肉料理(子羊)、デザート、小菓子・コーヒーの全6品。

冷製の前菜はスモークサーモン、小型の車エビなどを使った「旬の海からの恵みと京都産こかぶのサラダ仕立て ガーナホワイトとロックフォール風味のヴィネグレット」で、ガーナホワイトとロックフォールチーズ、ヨーグルト、青森県の「奇跡のりんご酢」から作ったソースがかけてある。

メーンの肉料理は「子羊のロティ アーモンド風味 京の旬野菜とショコラ風味(ガーナブラック)の赤ワインソース」。これはじゃがいもチップや赤かぶ、カリフラワー、京にんじん、安納芋が使われているが、こんご、タラノメやフキノトウも出てくる。

温製の前菜は「フランス産フォアグラのポワレ 京都・佐波賀(さばか)大根と九条ねぎ 白バルサミコとガーナミルクのソース」で、ガーナミルクとチョコの味が出やすい白バルサミコ酢を、フォン・ド・ボーを煮詰めたグラス・ド・ビアンドと合わせたソースをかけている。

ランチの肉料理はガーナホワイトと生クリーム、白ワイン、ブイヨンで京赤地鶏を煮込み、花菜、京みずな、堀川ごぼう、丹波しめじを使った「京赤地鶏と京の旬野菜のフリカッセ ガーナホワイトの香りと共に」で、隠し味としてレモンを絞ることでガーナホワイトの甘みが引き締まるという。

デザートはガーナミルク、ガーナブラック、ガーナホワイト、クランキーのチョコ4種を使っており、客の目の前で温かいオレンジソースをかけると、あめなどを溶かしてハート型のマシュマロが登場するという仕掛けになっている。

ディナーのみの魚料理は京みずな、黒にんじん、京にんじん、京都産こかぶを使い、小豆島産グリーンオリーブのペースト(タプナード)を配した「ホタテ貝のポワレ 京にんじんのフリットと京の旬野菜添え 飯尾醸造さんの紅芋酢とガーナホワイト風味のソース」で、ガーナホワイトと紅芋酢から作ったソースをかけている。

ディナーの肉料理は子羊の肉に、香りの出やすい中挽き割りのマスタードを塗り、アーモンドのパン粉をまぶしてあり、ジャガイモのチップ、寝かすことで甘みを増した安納芋、赤かぶ、カリフラワー、京にんじんを使った「子羊のロティ アーモンド風味 京の旬野菜とショコラ風味(ガーナブラック)の赤ワインソース」で、ガーナブラックとボルドー産赤ワインを合わせたボルドレーズソースをかけてある。

最後に出てくる小菓子はガーナミルクの生チョコとなっている。

高垣吉正さんは京都府生まれ、1986年にプリンスホテルに入社、京都宝ヶ池プリンスホテル、大津プリンスホテルのシェフを務め、2007年に「京野菜マイスター」に認定され、2008年9月にグランドプリンスホテル高輪の「フランス料理 ル・トリアノン」のシェフに就任している。京都宝ヶ池プリンスホテル時代に100年以上の伝統がある森田農園(京都市北区上賀茂池端町39、075-712-4889)の森田良彦(もりた・よしひこ)さんと出会い、森田農園の京の伝統野菜を中心に京都の野菜を使用している。

営業時間は11時30分から15時、夜が17時30分から21時30分。価格はランチが3200円、ディナーが7500円(いずれも税込み、サービス料別)。毎週水曜日が休み。予約(03-3447-1139)が必要。