京樽が寿司調査、寿司デート1人5300円超で女性は引く

【銀座新聞ニュース=2016年10月26日】持ち帰り鮨店「京樽」をはじめ、江戸前鮨専門店「すし三崎丸」や回転寿司店「海鮮三崎港」などを展開する京樽(中央区日本橋箱崎町36-2、リバーゲート、03-3527-2860)はこのほど、「すしに関する調査」を実施した。

調査は京樽がネットエイジア(中央区新川1-27-8、新川大原ビル、03-3552-8041)の協力によって、9月7日と8日の2日間に、20歳から59歳の男女1000人を対象にネットで実施した。11月1日「すしの日」を控えて、寿司に関して調査したもので、2015年に続いて2回目となる。

それによると、すしを食べる頻度は月に1回以上利用する人が「回転寿司店」が28.7%、「持ち帰り寿司店」が11.3%、「個人経営の寿司店」が4.3%だった。また、「宅配寿司店」は2.2%、「コンビニ・スーパー」は38.1%だった。

回転寿司店、持ち帰り寿司店、個人経営の寿司店のいずれかで、すしを月に1回以上食べる割合を男女別にみると、男性が35.4%(2015年33.8%)、女性が34.4%(2015年34.2%)で、ほぼ横ばいだった。

持ち帰り寿司店を利用する理由を聞いたところ、「手軽においしいものを食べたい時」が28.1%、「食事の用意をするのが面倒な時」が27.6%と1、2位を占めた。「食事を素早く済ませたい時」が16.0%、「家族の誕生日」が15.6%、「閉店時間近くで、値引きされている時」が15.0%が続いた。京樽では「家庭などで手軽に美味しいものを食べたいというときに持ち帰り寿司店を利用している人が多い」と見ている。

子どもがいる女性についてみると、「食事の用意をするのが面倒な時」が40.7%ともっとも多く、京樽では「持ち帰り寿司店が家事や子育て、仕事などに忙しいママたちの味方にもなっている」としている。また、「家族の誕生日」は23.7%となり、ママの4人に1人が家族の誕生日に持ち帰り寿司店を利用していた。

男性500人に、普段のデートですしを食べに行く場合に、想定する1人あたりの料金を聞いたところ、「1000円から3000円未満」が33.2%ともっとも多く、「3000円から5000円未満」が27.8%、「5000円から1万円未満」が23.8%となり、平均は3848円だった。

一方、女性500人に、普段のデートですしを食べに行く場合に、高すぎて引いてしまうと思う1人あたりの料金を聞いたところ、「3000円から5000円未満」が24.6%、「5000円から1万円未満」が32.4%となり、平均は5307円だった。普段のすしデートで、男性がごちそうする場合は、1人あたり4000円から5000円、2人で8000円から1万円が、安すぎず(男性の想定を下回らず)、高すぎない(女性が引かない)予算といえるとしている。

江戸前寿司で好きなすしネタを聞いたところ、1位は「サーモン」46.6%、2位が「まぐろ・赤身」43.8%、3位が「まぐろ・中とろ」43.7%、4位が「ねぎとろ」38.6%、5位が「いくら」34.4%だった。上方鮨で好きなすしネタを聞いたところ、1位が「いなりずし」42.1%、2位が「ちらしずし」31.7%、3位が「さばの押しずし」と「太巻き」がいずれも22.9%、5位が「バッテラ」18.1%だった。

「すし好き」の割合をみると、「すしが好き」では「あてはまる」が88.4%も占めた。「最後の晩餐はすしがいい」という人の割合をみると、「人生最後の食事で、すしを食べたい」では「あてはまる」が21.5%だった。

「すし通」の割合をみると、「あてはまる」が5.1%と20人に1人の割合だったが、「すし通に憧れる」という人の割合をみると、「そう思う」が28.6%と約3割に達し、とくに30代男性(32.8%)や20代女性(33.6%)、40代女性(32.8%)では3人に1人の割合だった。「すし通は異性からモテる」と聞くと、「そう思う」が14.8%となり、中でも「すし通」(あてはまる)と回答した人をみると、「そう思う」は62.7%と6割を超えた。

すし店での食事を一緒に楽しむ友人を「すし友」とし、「すし友」がいる人の割合をみると、「あてはまる」が17.1%、「すし通」の回答をみると、「あてはまる」は64.7%と3人に2人の割合となった。

11月1日は「すしの日」を知っている人の割合をみると、「あてはまる」が6.7%にとどまっている。

すしデートが好きな人の割合をみると、「デートですし店を利用する“すしデート”が好きだ」では「あてはまる」が27.0%となり、年代別にみると、男性では20代から40代までは年代が上がるにつれ、すしデートが好きな人の割合は高くなり、一方、女性では、若い年代ほど、すしデートが好きな人の割合が高くなり、もっとも高い20代女性では36.8%、次いで高い30代女性では34.4%だった。

すしデートでの店選びについては「すしデートに行くなら、メディアで話題の店がいい」という質問について、「あてはまる」が13.5%、「どちらともいえない」が52.5%、「あてはまらない」が34.0%と、「あてはまらない」が「あてはまる」を大幅に上回った。

すしデートでの注文について、「注文を遠慮してしまう人」の割合をみると、「あてはまる」が23.7%となり、年代別にみると、女性では、20代女性32.0%、30代女性29.6%、40代女性34.4%、50代女性40.8%だった。一方、男性では、すべての年代で「あてはまる」より「あてはまらない」のほうが高かった。

「すしデートで注文をリードしてくれたらうれしい」と感じている人の割合をみると、「あてはまる」が36.3%となり、女性では、20代女性53.6%、30代女性57.6%、40代女性55.2%、50代女性60.0%といずれの年代でも5割を超えた。

「すし職人に憧れる」という人の割合をみると、「そう思う」が20.9%となり、月に1回行く男性では28.8%と約3割近くに上った。「今後、バイリンガルなすし職人は増える」かと聞くと「そう思う」が51.2%と半数以上に上った。「今後、女性のすし職人は増える」かと聞くと、「そう思う」が37.1%に達した。

ギャルリー志門で、高安醇、矢板晶一ら9人展、心象風景を描く

【銀座新聞ニュース=2016年10月4日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は10月3日から10日まで「形象のはざまに 9人展」を開いている。

今回の展示会は「心象に浮かび上がる対象のすがたを9つの視点から探」るとし、9人が心象風景を描いている。

出品しているのは門田雄三(かどた・ゆうぞう)さん、近藤晶昭(こんどう・まさあき)さん、セキジュン(せき・じゅん)さん、高安醇(たかやす・じゅん)さん、竹内和彦(たけうち・かずひこ)さん、徳久肇(とくひさ・はじめ)さん、中川和佳(なかがわ・かずよし)さん、野本理隆(のもと・りたか)さん、矢板晶一(やいた・あきかず)さんの9人。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。