吉井画廊でNYのP・マルコー展、玉川高島屋でも

【銀座新聞ニュース=2017年10月31日】ピーター・マルコさんの日本におけるライセンスエージェント業務を行っている「マルコアートジャパン株式会社」(島根県松江市北田町70-2、0852-67-3339、東京オフィス・新宿区早稲田鶴巻町554、双葉ビル、03-6228-0899)は10月30日から11月11日まで吉井画廊(中央区銀座8-4-25)でピーター・マルコさんによる個展を開いている。

11月11日まで吉井画廊で開催中のピーター・マルコさんの個展に展示されている「日本橋リービング・江戸スーパーファイナル・カラー(NIHONBASHI LEAVING EDO SUPER FINAL COLOR)」。

アメリカのポップアップ・アーティストのピーター・マルコ(Peter Marco)さんが新作を中心に作品を展示している。ピーター・マルコさんは「愛、平和、調和(Love,Peace&Harmony)」をテーマに生き物や植物をモチーフにしており、2001年の同時多発テロでは、当時のニューヨーク市長がピーター・マルコさんにニューヨーク市章をモチーフにした絵の制作を依頼、2003年6月に完成し、現在、ニューヨーク市庁舎に飾られている。

また、絵画だけでなく、時計ブランド「スウォッチ(SWATCH)」から発売された時計は、全世界で75万個を売り上げ、国際連合児童基金(ユニセフ) 、ファッションブランド「ヘザレット」や「エコーアンリミテッド」などさまざまな分野の団体や企業とコラボにより展開している。日本では2016年に島根県の友好大使に就任し、島根県を世界に広める活動を行っている。

ニューヨークのポップアートの旗手、ピーター・マルコさん。

ピーター・マルコさんは1967年アメリカ・ニューヨーク生まれ、1989年から創作活動をはじめ、街角やショップに描いた「ムラルス(MURALS、壁画)」が注目され、ニューヨークのポップアートの旗手と目されている。

また、11月1日から7日まで玉川高島屋(世田谷区玉川3-17-1)本館5階でも個展を開く。

3日にピーター・マルコさんによる絵画教室を開く。5日14時からサイン会を開く。会場で作品、関連商品を購入すると、ピーター・マルコさんが直筆でサインする。

吉井画廊の開場時間は10時から19時。入場は無料。

ホットペッパー調べ9月外食7%増、4カ月連続、3圏域がプラス

【銀座新聞ニュース=2017年10月31日】大手情報会社のリクルートグループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」はこのほど、9月の「外食市場調査」を発表した。

一風堂のフードコート専門店「ラーメンエクスプレス(RAMEN EXPRESS)博多一風堂東京ソラマチ店」などで11月1日から12月31日まで発売される「博多鶏カレー」(税別830円)と「博多鶏チーズカレー」(860円)のフライヤー。

それによると、9月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比7.0%増の3306億円と4カ月続けて前年実績を上回った。増加幅が200億円を超えるのは2015年7月の322億円以来としている。首都圏が180億円のプラス(9.8%増)、関西圏が2億円のプラス(0.0%)、東海圏が34億円のプラス(9.8%増)と4カ月続けて3圏域とも上回った。

9月の外食単価は前年比85円プラスの2518円、外食頻度(外食回数)が4.22回と前年比0.12回プラス、外食実施率も同0.4ポイントアップの75.3%と、4カ月続けてすべてが上回った。

主要16業種(調査は25分類)を対象とした外食市場規模は「カラオケボックス」がマイナスで、「ファストフード」と「居酒屋」が0%で、ほかの13業種は軒並みプラスだった。

外食単価は「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」が前年同月に比べて1687円増の8941円、「フレンチ・イタリアン料理店」が258円増の4136円、「カラオケボックス」が234円増の2842円など14業種が上がった。

業態別市場規模は「居酒屋」が前年同月並の734億円、「和食料理店」が49億円増の506億円、「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が44億円増の315億円、「ファミリーレストラン、回転すし等」が16億円増の237億円だった。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女1万人を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査が8月23日から9月1日まで42万9941人を対象に行い、回収数が4万874人、本調査は10月2日から11日まで1万3240人を対象に実施し、有効回答数が1万567人、回収率は79.8%だった。本調査での「外食」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。

「ヴィノサルーテ」ワイン時間無制限飲み放題、11月末まで延長

【銀座新聞ニュース=2017年10月30日】レストラン業を展開するsubLime(大田区東矢口1-17-12)グループで「北の家族」などのレストラン、居酒屋などを運営する「パートナーズダイニング」(新宿区西新宿7-7-30、小田急柏木ビル、03-5332-6231)は「トラットリア ヴィノサルーテ神保町」(千代田区神田神保町3-2、03-3230-1952)で実施している「ワイン無制限飲み放題」を11月30日まで延長する。

実施中の980円でワイン時間無制限飲み放題について、11月30日まで延長を決めた「トラットリア ヴィノサルーテ神保町」。

石窯焼きのピッツァを中心にしたイタリアンバル「トラットリア ヴィノサルーテ神保町」が2014年4月に開店して以来3周年を迎えたのを記念して、10月16日から31日まで980円(通常グラスワインが500円から、いずれも税別)にて約20種類の赤、白、ロゼ、スパークリングワインを時間無制限で自分で注いで自由に飲める「時間無制限飲み放題」を実施している。

サブライム(subLime)によると、「終日満席の大好評、そのコスパの良さから『神保町の神イベント』と話題になってい」ることから11月末までの延長を決めた。

営業時間は昼間が11時30分から14時30分、ディナーが17時から23時。日曜日は休み。

「函太郎」で北海道フェア、八角や生にしん等

【銀座新聞ニュース=2017年10月31日】回転寿司「がってん寿司」などを運営するRDCホールディングス(埼玉県熊谷市石原2-1、048-527-1000)傘下で、「産直グルメ回転ずし函太郎」などを運営する株式会社エイチケイアール(HK-R、北海道函館市中道2-52-1、函太郎美原店内、0138-32-3905)は11月1日から5日まで「産直グルメ回転ずし函太郎Tokyo」(千代田区丸の内1-9-1、東京駅一番、03-6359-1823)などで「産直!北海道フェア」を開く。

11月1日から5日まで「産直グルメ回転ずし函太郎トウキョウ(Tokyo)」などで開かれる「産直!北海道フェア」で提供される「特上握り 北の五貫盛り」。

11月1日の「寿司の日」に合わせて、「産直グルメ回転ずし函太郎トウキョウ(Tokyo)」や「立喰寿司函太郎 東京駅一番街店」(千代田区丸の内1-9-1、東京駅一番街、03-6551-2398)などで5日間限定(東京以外は3日から)で実施する。

フェアでは漁獲量が少なく、高級魚として知られ、東京ではほとんど目にすることのない「北海道産 八角」(330円、いずれも税別)をはじめ、北海道で「たち」と呼ばれるマダラの白子をポン酢で味付けした「北海道産 たちポン」(330円)、産地以外では入荷が少ない超高級魚「北海道産 キンキ」(1貫、550円)、北海道で取れた生にしんを店内で仕込んだ、東京では生ではほとんど目にすることがない「北海道産 生にしん」(230円)など珍しい魚介類を提供する。

そのほか、「海老しんじょうとキノコのみぞれ汁」(230円)、「北海道産 たちの揚げ出し」(330円)、「北海道産 たち入り茶碗蒸し」(330円)、「北海道産 天然ぶり」(230円)、「北海道産 たち天」(330円)、「特大ずわいがに」(1貫、550円)、「生うに」(1貫、550円)などもあり、さらに、「特上握り 北の五貫盛り」(特大ずわいがに、キンキ、ほたて、ぼたんえび、生うに、2310円)で提供する。

「寿司の日」は「全国すし商生活衛生同業組合連合会」が1961年11月の第4回大会会議で「実りの秋、収穫の秋、米への感謝の日」として定めた記念日で、歌舞伎18番の中にある「義経千本桜」の「鮓(すし)屋の段」に出てくる「鮓屋の弥助」がすし屋の先祖とされている。

壇ノ浦の戦いで破れた、平清盛(たいらの・きよもり、1118-1181)の孫にあたる平維盛(たいらの・これもり、1160-1184)が大和国(今の奈良県)吉野郡下市村で寿司屋を生業にしていた旧臣、宅田弥左衛門(たくだ・やざえもん)に頼り、寿司職人として働くうちに、宅田弥左衛門の娘、お里と恋愛に発展し、養子となり「鮓屋の弥助」と名乗った。この改名の日が11月1日ということから、同日を記念日とした。

エイチケイアール(HK-R)は1982年7月に「株式会社吉仙(よしせん)」を設立、弁当店「甚兵衛」をオープンし、1998年に「グルメ回転寿司函太郎宇賀浦店」をオープンし、1999年にラーメン「一っ鉄宇賀浦店」をオープンし、2004年にピザとパスタ「ピッツェリアアモリーノ」をオープン、2006年6月1日に「株式会社アールディーシー」のグループに入り、同時に弁当店甚兵衛を売却した。

2016年11月に「立喰寿司函太郎 東京駅一番街店」をオープンし、2017年3月に社名を「株式会社 エイチケイアール」に変更し、7月に「産直グルメ回転ずし 函太郎トウキョウ」をオープンしている。現在、全国18店舗あり、資本金は1000万円、売上高が40億3000万円(2015年6月)。

営業時間は「産直グルメ回転ずし 函太郎」が11時から23時(土・日曜日、祝日22時)、「立喰寿司函太郎」が10時から23時。

ホクレンが銀座三越で北海道農産物、乳搾り、脱穀体験も

【銀座新聞ニュース=2017年10月30日】ホクレン農業協同組合連合会(北海道札幌市中央区北4条西1-3、ホクレンビル)は11月2日から5日まで銀座三越(中央区銀座4-6-16)9階「銀座テラスガーデン」で「ホクレン大収穫祭in銀座三越『北海道マルシェ』」を開く。

11月2日から5日まで銀座三越で開かれる「ホクレン大収穫祭イン(in)銀座三越『北海道マルシェ』」の2016年の会場風景。

ホクレン農業協同組合連合会が北海道産の農畜産物について首都圏の人たちに知ってもらうのが狙いで、JA全農が2010年から立ち上げた「みのりみのるプロジェクト」の協力により、2013年から実施しているイベントで、2017年で5回目を迎える。

北海道の食材を実際に味わってもらうレストランフェアと、 旬の野菜や米、 特産品などの販売を行うマルシェを実施する。

10月4日から11月5日まで銀座三越9階の「みのりカフェ」と「みのる食堂」で北海道産の農畜産物を使ったメニューを提供している。これに続くのが「北海道マルシェ」で、北海道各地から「じゃがいも」や「玉ねぎ」をはじめとした野菜類から、北海道の代表的な農産物となった北海道の新米を販売する。

また、ソフトクリームやスイーツ、ナチュラルチーズや道内各地のJA特産品などを使った加工品も販売する。北海道の生産者やJAも参加し、生産者が知っているお勧めの食べ方など、産地の生の声を届ける。

さらに、北海道米やじゃがいも、北海道牛乳を使った軽食コーナー「北海道まるごとキッチン」も開設し、ソフトクリームや肉まんなどが味わえる。

ほかに、会場では、乳牛の等身大模型による「乳搾り体験」や食育、米の「脱穀体験」などの農業イベントも実施する。

ホクレン農業協同組合連合会は札幌市中央区に主要な事務所を置く北海道における経済農業協同組合連合会で、全国農業協同組合連合会(JA全農)の下部組織ではなく、独立した組織になっている。

農畜産物の集荷、加工、流通、販売や、生産者の農畜産物生産に必要な機械・器具・肥料・飼料などの資材、生産技術、情報を提供することを目的として、農協により組織された連合会である。会員数が127、出資金が201億円、2015年度の取扱高は1兆5159億円(販売が1兆978億円、購買が4181億円)、職員数が1940人、事業所、施設が66カ所ある。

よつ葉乳業、ホクレン商事をはじめとした31社の子会社、協同会社、関連会社を持ち、グループ全体の取扱高(グループ各社は売上高)は約2兆円に達している。また、クボタとの共同開発によるトラクター・シナジーホープなど、各メーカーとの共同開発による系統オリジナル資材の取扱や、ニチレイなどの食品メーカーへのOEM供給なども行っている。

1919年に「保証責任北海道信用購買販賣組合連合会(北連)」として設立され、1942年に「保証責任北海道信用購買販賣利用組合連合会」に改称し、1943年に「北海道農業会(北農)」へ統合され、1948年に北農が解散し、「北海道購買農業協同組合(北購連)」と「北海道販売農業協同組合連合会(北販連)」を設立した。

1954年に北購連と北販連が統合し、「北海道経済農業協同組合連合会」を設立し、1959年に「ホクレン農業協同組合連合会(ホクレン)」に改称した。その後、ホクレンガソリンスタンド(現在はグループ会社などが運営)、ホクレンマーケット(現ホクレンショップ、グループ会社などが運営)、ホクレンパールライスの発売を経て、1972年に第1回「ホクレン大収穫祭」を開いた。

1980年にホクレンビル(現本所・道央支店の入っているビル)を完成し、1993年に大型高速船「ほくれん丸」を就航し、東京支店ビルを開設し、1995年にレストラン「北の菜路季 大地」を開店、1997年に「第二ほくれん丸」を就航し、2001年に北海道漁業協同組合連合会(北海道ぎょれん)と業務提携し、2006年にほくれん丸と第二ほくれん丸を新造船に置き換えた。

ホクレン女子陸上競技部があり、元所属選手のひとりとして、2008年の北京オリンピックに出場した赤羽有紀子(あかば・ゆきこ)さんらがいる。

農産物における北海道産のシェアはコメが60万3000トン(全国で798万9000トン)で2位の7.5%、小麦が73万1000トン(同100万4000トン)で1位の72.8%、馬鈴しょ(じゃがいも)が189万7000トン(同235万4000トン)で1位の80.6%、大豆が8万5000トン(同24万2000トン)で1位の35.0%。

小豆が6万トン(同6万4000トン)で1位の93.4%、てん菜が392万5000トン(同392万5000トン)で1位の100%などを占めているのをはじめ、たまねぎ、大根、にんじん、スイートコーン、かぼちゃでも1位になっている。ほかに、牛乳(生乳)、肉用牛でも1位になっている。

「みのりみのるプロジェクト」はJAグループが組織する農業コーディネートチーム「タック(TAC)」が農業経営者の要望に応えるために2010年にJA全農が立ち上げたプロジェクトをいう。

2日10時から9階テラスガーデンでオープニングセレモニーを開く。ホクレン農業協同組合連合会の代表理事常務、箱石文祥(はこいし・ふみよし)さん、全国農業協同組合連合会常務理事の久保省三(くぼ・しょうぞう)さん、三越銀座店営業統括部統括部長の吉弘哲夫(よしひろ・てつお)さん、北海道農協青年部協議会会長の今野邦仁(こんの・くにひと)さん、北海道農協女性部協議会フレッシュミズ部会会長の平瀬由佳(ひらせ・ゆか)さんが出演する。

開場時間は10時30分から19時。