東宝18上半期映画、コナン3年連続1位、2位ドラえもん

【銀座新聞ニュース=2018年7月26日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、2018年上半期の映画作品別興行収入を発表した。

東宝配給作品の中で、2018年上半期で3年連続で1位になった「名探偵コナン ゼロの執行人」((C)2018青山剛昌/名探偵コナン製作委員会)。

2017年11月の正月作品から2018年6月までに東宝が配給した作品の興行収入が10億円以上の作品をまとめたもので、2018年は9本(2017年13本、2016年16本、2015年18本、2014年13本)で、2017年よりも4本減少し、3年連続で減っている。

最高額は「名探偵コナン ゼロの執行人」の86億3000万円(上映中で、7月22日時点、2017年は1位が「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)」の68億7000万円、2016年は1位が「名探偵コナン 純黒の悪夢」の63億1000万円)で、3年連続で「名探偵コナン」が首位を占めた。

2位が「映画ドラえもん のび太の宝島」の53億7000万円(2017年2位は「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」の44億3000万円、2016年が2位は「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」の55億30000万円)で2年連続で2位だった。

3位が「デスティニー(DESTINY)鎌倉ものがたり」の32億1000万円(2017年は3位が「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」の32億6000万円、2016年が「信長協奏曲 ノブナガコンツェルト」の46億1000万円)だった。

1位から9位は以下のとおり(カッコ内は金額で、単位は億円)。

1位 名探偵コナン ゼロの執行人(86.3)
2位 映画ドラえもん のび太の宝島(53.7)
3位 デスティニー(DESTINY)鎌倉ものがたり(32.1)
4位 映画 妖怪ウォッチ シャドウサイド 鬼王の復活(20.4)
5位 映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ-拉麺大乱(18.3)
6位 ちはやふる-結び(17.3)
7位 空海-KU-KAI(17.0)
8位 祈りの幕が下りる時(15.9)
9位 ラプラスの魔女(13.8)

「一線を超えた」現実を隠喩で表現した「新ジュラシック」(243)

【ケイシーの映画冗報=2018年7月26日】現代のバイオテクノロジーでよみがった恐竜を見せるテーマ・パークとして人気を博した「ジュラシック・ワールド(以下・JW)」で大きな事故が発生し、施設のあったイスラ・ヌブラル島は、人跡の途絶えた恐竜たちの安住の地となっていました。

7月13日から一般公開中の「ジュラシック・ワールド/炎の王国」((C)Universal Pictures)。

本作「ジュラシック・ワールド/炎の王国」(2018年、Jurassic World:Fallen Kingdom)は事件から数年後、イスラ・ヌブラル島で火山活動が活発化し、恐竜たちに全滅の危機が迫っていました。

「JW」でマネージャーであったクレア(演じるのはブライス・ダラス・ハワード=Bryce Dallas Howard)は、以前に恐竜再生にかかわっていたロックウッド財団の支援を受けて、かつての「JW」で同僚だった恐竜行動学を専門とするオーウェン(演じるのはクリス・プラット=Chris Pratt)らと恐竜を救い出すため、火山が猛威を振るう島に赴きます。

制作費は1億7000万ドル(約170億円)で、興行収入は世界で11億6800万ドル(約1168億円)。前作の「ジュラシック・ワールド」(2015年)は制作費が1億5000万ドル(約150億円)で、興行収入は世界で16億7171万ドル(約1671億7100万円)だった。

溶岩と火山弾におそわれながら、数多くの恐竜を救い出したクレアとオーウェンたちでしたが、ロックウッド財団のイーライ(演じるのはレイフ・スポール=Rafe Spall)は、生き残った恐竜を“金もうけの手段”と考えており、さらには「JW」崩壊の原因となった遺伝子操作によって作られた新恐竜“インドミナス・レックス”をさらに強化した“インドラプトル”を生み出し、軍事産業への売り込みまで画策していました。クレアたちはこの陰謀を阻止することができるのか。

マイケル・クライトン(Michael Crichton、1942-2008)の原作小説「ジュラシック・パーク(以下・JP)」とスティーブン・スピルバーグ(Steven Allan Spielberg)監督による第1作目から、「現代によみがえった(人間によって引きずり出された?)恐竜」というテーマで描かれた「JP」3部作の後日談となる「JW」ですが、一連のシリーズが単なる「恐竜の復活」を描くだけでなく、その周辺をよくいえば「現実味のある」、下司っぽく記すれば「人間のエゴに向き合った」ディティールで固めてあるのも、魅力のひとつだと考えています。

「JP」では、カネに目のくらんだ人間の暴走から大事故が引き起こされますし、その続編では恐竜を完全に“獲物(トロフィー)”と見ているハンターが登場します。

こうした部分は本作にも踏襲されており、前述のように恐竜を「商品」としてのみ、認識しているイーライや、恐竜の歯をコレクションしている雇われ兵といった、自身の欲望に忠実な人物がいる一方で、前作では「自分の出世を最優先」していたクレアが、そのキャリアを悔いるかのようにボランティアで恐竜の保護活動をおこなっていたり、自身の育てた恐竜たちを失ってしまった(ペット・ロスならぬダイナソー・ロス?)ことで、世捨て人のようになっていたオーウェンのような人物まで、多彩に表現されています。

個人的に憧憬をいだいたのは、ロックウッド財団の私設博物館でしょうか。恐竜時代を再現したジオラマや化石の標本が、所有者のためだけに鎮座している光景は、好事家にとっては、まさに理想の空間でしょう。

人間には事物を見せつけたいという気持ち(承認欲求)と、秘匿しておきたいという正反対の意識が同居しています。たしかに必要以上に金銭に執着したり、自身の行動や決断がどのような結果をもたらすかについての浅慮は問題です。本作でも生物兵器ともいえる“インドラプトル”の創造メンバーの行動原理は、金銭や自身の研究で新種を生み出すという欲求が動機なのです。

前作の「JW」を本項(2015年8月13日付第167回)で紹介したとき、太古の存在でありながら、現在でも人々を魅了する恐竜の魅力を「大きくて、強くて、いまは存在しない」と記しました。

ですが、本作の監督であるJ・A・バヨナ(J.A.Bayona)は、違ったアプローチで恐竜を捉えていました。
「映画の中の恐竜は単なるメタファー(隠喩)です。気候変動、核、グローバリゼーション・・・。私たちが一線を超えてしまった問題について、行動すべきだというメッセージを込めたかったのです」(読売新聞2018年7月6日付夕刊)

本作は確かに“一線を超えた”という表現がピッタリのストーリーとなっています。さらには、邦題の「炎の王国」よりも原題の「Fallen Kingdom=墜ちた帝国」がよりよく内容を示唆しているように感じます。

2021年に公開が予定されている続編で、3部作の最終作では、本作をバヨナ監督にゆずり、共同脚本となっていたコリン・トレヴォロウ(Colin Trevorrow) が監督に復帰するそうです。バヨナ監督からもどされたバトンをトレヴォロウがどう表現するか?壮大な最終作に対する期待をせずにはいられません。

次回は「ミッション:インポッシブル フリーフォール」の予定です(敬称略。【ケイシーの映画冗報】は映画通のケイシーさんが映画をテーマにして自由に書きます。時には最新作の紹介になることや、過去の作品に言及することもあります。当分の間、隔週木曜日に掲載します。また、画像の説明、編集注は著者と関係ありません)。

丸の内ハウスで宮崎産食材の36種メニュー

【銀座新聞ニュース=2018年7月25日】不動産業界国内2位の三菱地所(千代田区大手町1-1-1、大手町パークビル、03-3287-5100)は7月25日から8月26日まで新丸ビル7階の飲食店ゾーン「丸の内ハウス」(千代田区丸の内1-5-1)で「HOUSE JOURNEY JAPAN vol.02日本の美味しいものに出会う旅-宮崎県」を開いている。

8月26日まで開催中の丸の内ハウスでの「第2回ハウス・ジャーニー・ジャパン(HOUSE JOURNEY JAPAN vol.02)日本の美味しいものに出会う旅-宮崎県」で提供されているヘンリー・グッド・セブンの「宮崎牛のタリアータステーキ」。

「ハウス・ジャーニー・ジャパン(HOUSE JOURNEY JAPAN)」は複数年を通じて、新丸ビルの丸の内ハウスより、国内外へと日本の食や文化を「おいしく・趣き深く」を発信する2020年に向けた取り組みで、毎回、丸の内ハウスの9店のシェフが日本各地を訪れて出会った食材や料理と、各店の個性が融合したメニューを展開する。

今回は宮崎県とのコラボで、宮崎牛、みやざき地頭鶏、都万牛(とまんぎゅう、宮崎県産の赤身主体の黒毛和牛)、マンゴー、しまうらマダイ、ヘベス(日向市産香酸柑橘)などを使用した約36種類の限定メニューを各店舗より提供する。また、シェフが宮崎県に訪れて、触れた「みやざきの神話」を実感できるイベントになっている。また、週末には宮崎県の特産品を販売するマーケットも開く。

同じくソー・タイアードで提供されている「宮崎県産マンゴーとパッションフルーツを使った太陽の恵み酢豚」。

丸の内ハウスは「街のゲストハウス」をテーマにイタリアン、和食、和洋食、中華など9つのレストランやバーを構えている。店舗はダイニングの「ソー・タイアード(SO TIRED)」、欧風小皿料理の「沢村」、喫茶、バーの「来夢来人」、そばなどの「ソバキチ」、ラウンジダイニングの「ヘンリー・グッド・セブン(HENRY GOOD SEVEN)」。

和食酒場の「文史郎」、バーの「現バー」、無国籍料理の「ムスムス(MUS MUS)」、スパニッシュイタリアンの「リゴレット・ワイン・アンド・バー(RIGOLETTO WINE AND BAR)」。

今回、提供される主なメニューとしてはヘンリー・グッド・セブンがチョウザメをカルパッチョにし、地野菜のサラダ風に晩柑ドレッシング、少々の塩味を加え、国産キャビアを添えた「チョウザメとキャビアのカルパッチョ」。

ムスムスが黒岩さんの肉と野菜を合わせて、宮崎の郷土料理の旨煮「黒岩さんの『黒岩土鶏』と根菜の旨煮小鍋仕立て」。リゴレット・ワイン・アンド・バーが低温調理し、塩こしょうのみで味付けした「都万牛のカルパッチョ」。沢村が都万牛のさまざまな部位を楽しめ、マルドンの塩、トスカーナ産のオリーブオイルを使用し、宮崎の青ゆずこしょうを添えた「都万牛のミックスグリル」。

ソバキチがみやざき地頭鶏をチキン南蛮に仕上げ、自家製タルタルと甘辛ソースで食べる「ソバキチ特製チキン南蛮」。文史郎がみやざき地頭鶏を使った冷や汁で、大和イモを入れ、ご飯や野菜との絡みもいい「みやざき地頭鶏の冷や汁」。

ソー・タイアードが酢豚をマンゴーとパッションフルーツで仕上げた「宮崎県産マンゴーとパッションフルーツを使った太陽の恵み酢豚」。来夢来人が宮崎ブランドの観音池ポークを使ったリエット「観音池ポークのリエット」。現バーが一度直火で焼いたみやざき地頭鶏を特製カレーにあわせた「みやざき地頭鶏カレー」などがある。

営業時間は11時から4時(日曜日、祝日、連休最終日は23時)。テラス席は11時から23時。

リコー画廊で石塚公昭が泉鏡花ら自作人形の写真展

【銀座新聞ニュース=2018年7月25日】国内最大のOA機器メーカーのリコー(中央区銀座8-13-1、03-6278-2111)グループのリコーイメージング(大田区中馬込1-3-6)が運営するギャラリー「リコーイメージングスクエア銀座」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター、03-3289-1521)は7月25日から9月2日まで8階ギャラリーゾーン「A.W.P」で石塚公昭さんによる「幻想写真展-生き続ける作家たち」を開いている。

リコーイメージングスクエア銀座で7月25日から9月2日まで開かれる石塚公昭さんによる「幻想写真展-生き続ける作家たち」に展示される作品((C)Kimiaki Ishizuka)。

人形作家で写真家の石塚公昭(いしづか・きみあき)さんは文学者たちを自らが制作した人形として登場させてイメージを作り上げている。1980年に最初のシリーズである黒人ジャズ・ブルースの音楽家の人形制作に取り組み、1996年より第2シリーズとして日本人作家の人形制作をはじめ、最初に渋沢龍彦(しぶさわ・たつひこ、1928-1987)を制作した。

今回はモノクロームを中心に約30点、江戸川乱歩(えどがわ・らんぽ、1894-1965)シリーズをカラーで約10点、合わせて約40点を展示する。また、作品に登場する文学者の人形も数点を展示する。

今回、展示するのは江戸川乱歩、柳田国男(やなぎだ・くにお、1875-1962)、谷崎潤一郎(たにざき・じゅんいちろう、1886-1965)、泉鏡花(いずみ・きょうか、1873-1939)、永井荷風(ながい・かふう、1879-1959)。

稲垣足穂(いながき・たるほ、1900-1977)、渋沢龍彦(しぶさわ・たつひこ、1928-1987)、村山槐多(むらやま・かいた、1896-1919)、中井英夫(なかい・ひでお、1922-1993)、夏目漱石(なつめ・そうせき、1867-1916)。

樋口一葉(ひぐち・いちよう、1872-1896)、森鴎外(もり・おうがい、1862-1922)、太宰治(だざい・おさむ、1909-1948)、宮沢賢治(みやざわ・けんじ、1896-1933)、三島由紀夫(みしま・ゆきお、1925-1970)、寺山修司(てらやま・しゅうじ、1935-1983)、松本清張(まつもと・せいちょう、1909-1992)。

石塚公昭さんは1957年東京都葛飾区生まれ、1977年に東京クラフトデザイン研究所陶磁器科を卒業、1977年から1979年に岐阜県瑞浪市、茨城県高萩市で製陶業に従事し、1980年から人形の制作をはじめ、1982年に初めて個展を開き、ジャズ・ブルースをテーマの人形を制作し、1991年に廃れた写真の古典技法、オイルプリントの制作をはじめ、1996年に人形の写真撮影をはじめた。

1996年に作家・文士シリーズの制作をはじめ、2005年に初めての作品集、2007年に2作目の作品集を出版した。現在、都営地下鉄のフリーペーパー「中央公論アダージオ(Adagio)」(東京都交通局)の表紙を担当している。

開場時間は11時から19時(最終日は16時)。毎週火曜日が定休。入場料は510円(税込)。

箔座日本橋で箔押で丸盆作りや小学生講座

【銀座新聞ニュース=2018年7月24日】金箔、銀箔などの箔を利用した商品の開発、製造販売を手がける箔座株式会社(石川県金沢市森山1-30-4、076-253-0893)は8月に「箔座日本橋」(中央区日本橋室町2-2-1、COREDO室町1、03-3273-8941)で「箔を知る、夏」を開く。

箔座が「箔座日本橋」で8月に開く「箔を知る、夏」のフライヤー。

8月9日が「箔の日」なので、毎年8月に国産金箔の99%を占める金沢市で大きなイベントが開かれているが、箔座でも日本橋店で1万分の1ミリの薄さの金箔に実際にふれて楽しむイベントを開いており、今年も8月3日から5日の3日間、箔押体験ワークショップ箔のお稽古「丸盆」を作る。トレイ、飾り盆として使える丸盆を2色の箔で仕上げる。

18日は箔座代表取締役社長の高岡美奈(たかおか・みな)さんと、職人の柳清健司さんによる、小学生を対象とした体験型のこども金箔講座「金箔ってどんなもの?」と「金箔でボックスをつくってみよう」を開く。

ウイキペディアによると、金箔は金を微量の銀や銅とともに金槌で叩いて薄く伸ばし、箔状態にしたもので、紀元前1200年頃にエジプトで製造が始まったと考えられている。現在は真鍮(しんちゅう)からなる「洋金箔」も普及しており、本来の金箔は「純金箔」として区別されていたが、表示が純金のみで製造されていると誤解されるため、金のみで作られたものを「純金箔」、銀および銅を合金しているものを「(本)金箔」とあらわしている。

箔座の社長の高岡美奈さん。

金箔のうち、もっとも利用される「四号色」という規格では、金94.43%、銀4.9%、銅0.66%を、厚さ約0.0001ミリメートルに伸ばしたものをいう。1立方センチメートルの金から、約10平方メートルの金箔をつくることができる。わずかの純金を用いて広い面積にわたって上質な輝きと光沢が得られることから、表面装飾に用いられることが多く、たんす・屏風(びょうぶ)などの家具類、ふすまなどの建具類、漆器などの工芸品、仏像、仏壇などの美術品、金閣寺に代表される建築物の外装・内装など多くのものに利用されている。

また工芸技術として、金箔を漆器などに用いるための沈金(ちんきん)・蒔絵(まきえ)、仏像を荘厳するための截金(たいきん)などが発達した。金箔製造の副産物としては、あぶらとり紙があり、金地金を叩き広げる際、地金を挟むために用いられる箔打ち紙が、皮脂もよく吸収することから転用されるようになった。金箔製造に10年以上用いられた箔打紙は「ふるや紙」とも呼ばれ、高級品として扱われる 。

日本の金箔生産では、石川県金沢市が総生産量のうち99%を占めている。江戸時代初頭には箔打ちは幕府に独占されていたが、当時の加賀藩が密造を続けた末にその免許の獲得に成功したことと、高湿な気候が箔打ち作業に適していること、金沢市、輪島市、七尾市といった金箔を大量に消費する漆器や仏壇の産地が近くにあったことなどが主な理由とされている。

金は(王水の例外を除いては)強酸などとも反応しないため、食用された金は、胃酸などの消化液とはまったく反応せず、体内を素通りしてそのまま排泄される。これが(イオン化されていない)純金の食用が、人体に何の効用も毒性ももたらさないとの根拠となっている。また、金箔に微量に含まれる銀も、胃酸では溶解しない。

このため、金・銀ともに食品添加物として認可されており、製造用剤・着色料の目的で使われている。また、金・銀ともに、歯科用材料(いわゆる金歯・銀歯)として長らく使用されており、その安全性は実証されている。

箔座は高岡源治(たかおか・げんじ)が金箔の製造販売会社「高岡金箔店」として創業したのがはじまりで、1953年に「高岡製箔株式会社」に改組、1965年に中尊寺金色堂修復における金箔を手掛け、金箔の古代箔を再現する。

1971年に高岡昇(たかおか・のぼる)さんが代表取締役社長に就任(現会長)、1975年に日本迎賓館の金箔を手掛け、1976年8月に「高岡商事株式会社」を設立し、1993年に金沢の本願寺派金沢別院(金沢西別院)修復の金箔を手掛け、2002年に世界初の「純金プラチナ箔」を開発し、「ぱっきん箸」を販売した。

2006年に西本願寺修復における金箔を手掛け、9月に「高岡商事株式会社」を現社名に改名し、清水寺修復における金箔を手掛け、2007年にプラチナ金箔入り基礎化粧品シリーズを販売、2010年に「箔座日本橋」を開業、2014年に「平成25年度石川デザイン賞」を受賞、2017年に高岡昇さんが代表取締役会長、高岡美奈(たかおか・みな)さんが代表取締役社長に就任している。

箔押体験ワークショップは10時、13時30分、16時30分の3回で、各回とも定員6人、参加費は税込3240円。こども金箔講座は10時30分、13時30分、15時30分の3回で、各回とも定員6人、参加費は税込2160円。保護者の同席が必要(保護者は参加費不要)。予約、問い合わせは日本橋店まで電話で。