銀座ロフトで大正「リポアルコベール」試飲販売会

【銀座新聞ニュース=2018年11月30日】大手流通グループ、セブン&アイ・ホールディングス傘下の株式会社そごう・西武(千代田区二番町5-25、二番町センタービル)グループの生活雑貨店「ロフト」をチェーン展開する株式会社ロフト(千代田区二番町5-25、二番町センタービル、03-5210-6210)は12月1日から14日まで銀座ロフト(中央区銀座2-4-6、銀座ベルビア館、03-3562-6210)4階のホームソリューション売場で「リポビタンアルコベール試飲販売会」を開く。

12月1日から14日まで銀座ロフトで試飲販売会が開かれる「リポビタンアルコベール」。

市販薬の最大手メーカーの大正製薬ホールディングス(豊島区高田3-24-1、03-3985-2020)傘下の大正製薬(豊島区高田3-24-1、03-3985-1111)が11月から東海地区と九州地区で販売している「リポビタンアルコベール」(希望小売価格税別200円)を関東地区で初めて販売するもので、期間中、1万本を用意し、各日700人が試飲できる。

「リポビタンアルコベール」は1本中(50ミリリットル)に果糖ぶどう糖液糖(国内製)、乳等を主要原料とする食品、肝臓エキス(豚)、デキストリン、植物性乳酸菌(殺菌)、ウコンエキスに加え、香料、安定剤(ペクチン)、ウコン色素、保存料(安息香酸)、クエン酸を添加した清涼飲料水で、飲みやすいようにパイナップル風味にしている。

ウイキペディアによると、「リポビタンD」は大正製薬が1962年3月から「医薬品」として販売している栄養ドリンク剤で、1999年3月31日より「医薬部外品」へ移行し、2009年6月からは改正薬事法により「指定医薬部外品」となり、コンビニなどの一般小売店でも販売可能となった。

2003年度末までに累計出荷本数が200億本を突破している。2004年には年間約8億本が生産され、日本の栄養ドリンク市場において約50%のシェアを確保している。2018年現在、リポビタンシリーズは全20種類(うち指定医薬部外品16種類)が販売されている。

時間は16時から21時。試飲するだけでなく、希望者には販売する。

ホットペッパー調べ10月外食4%増、2カ月ぶり、実施率過去最高

【銀座新聞ニュース=2018年11月30日】大手情報会社のリクルートグループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は11月29日に10月の「外食市場調査」を発表した。

「エッグスン・シングズ(Eggs’n Things)銀座店」(中央区銀座1-8-19、キラリトギンザ、03-6264-4949)などで12月7日から25日まで「モチコチキンプレート」(税別1280円)が販売される。ソイソースに漬け込んだ鶏もも肉に、オリジナルのパンケーキミックスで香りを付けて、油で揚げたひと皿だ。

それによると、10月の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)の3圏域の外食市場規模は前年同月比4.2%増の3330億円と2カ月ぶりに前年実績を上回った。首都圏が97億円のプラス(5.0%増、2カ月ぶり増)で、関西圏が58億円のプラス(4.0%増、2カ月続けて増)、東海圏が19億円のマイナス(4.9%減、2カ月続けて減)と関東圏と関西圏が前年を上回った。

10月の3圏域の外食単価は前年比21円マイナスの2497円と2カ月続けて減少し、外食頻度(外食回数)は4.17回で同0.08回増え、外食実施率は同2.2ポイントアップの77.2%と3カ月続けて前年を上回った。とくに外食実施率は2013年の調査開始以来、10月としては過去最高値を記録した。

ホットペッパーグルメ外食総研では、「カレンダー上は前年に比べて日曜日が1日少なかったが、全国的に好天に恵まれたことと、2017年10月は台風など悪天候が多かったことから、前年比では有利に働いたと思われる」としている。

主要16業種(調査は25分類)を対象とした外食市場規模は「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が24億円増の328億円、「居酒屋(焼鳥、串焼き、串揚げなどを含む)」が59億円増の749億円など9業種がプラスだった。これに対して、「和食料理店(すし、割烹、料亭、郷土料理専門店等)」が12億円減の480億円など5業種がマイナス、「フレンチ、イタリアン料理店」が前年並みの235円など2業種が横ばいだった。

外食単価はもっとも高い「スナック、ナイトクラブ、キャバレー」576円増の8650円、「バー、バル、ワインバー、ビアホール、パブ」が112円増の3803円など6業種が前年を上回った。これに対して、「中華料理店(ラーメン専業店は除く)」が115円減の2124円、「アジアン料理店」が124円減の2581円、「カラオケボックス」が584円減の2714円など10業種が前年を下回った。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女9500人を対象にインターネットによって実施した。

実施時期は事前調査が9月20日から10月1日まで36万8713人を対象に実施し、回収数が3万5114人、本調査は11月1日から7日まで1万3347人を対象に実施し、有効回答数が9847人、回収率は74.3%だった。本調査での「外食」とは、夕方以降の時間帯で店で食事した場合を対象とし、1日2回までの外食を含んでいる。

資生堂がXマスLED4万点灯、8.5mの木、和書体アート展示も

【銀座新聞ニュース=2018年11月29日】国内最大手の化粧品メーカー、資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)は12月29日まで「資生堂銀座ビル」(中央区銀座7-5-5)で「資生堂冬のイルミネーション」を開いている。

資生堂銀座ビルに飾られる8.5メートルの2本の樹木は電球により資生堂の「S」の字が浮かび上がっている。

2013年11月に、ビルの建て替えにより休止していたクリスマスツリーを3年ぶりに復活し、2014年から「冬のイルミネーション」として、ツリーを含めて展示し、今回が5回目になる。通算では1999年から18回目。

2018年のテーマは2013年から6年の間、同じ「煌(きらめ)きのルージュ(ROUGE)2018」で、フランスレストラン「ロオジエ」の入口に約8.5メートルの2本の樹木(樹種はレイランディー)を置き、45メートルに及ぶイルミネーションを飾り、植栽、玄関前などに赤色に光るLED電球合計約3万7000球が点灯している。宝石のルビーに見立て、資生堂のコーポレートカラーである「赤」を表現している。

使用電源も通常の10分の1の1500ワットに抑えており、LED光源は熱が発生しないことから、植物や樹木への影響も少ないとしている。

また、2019年1月11日まで、資生堂銀座ビルのウインドウでは、資生堂の歴史と伝統など「資生堂和書体」で表現した「シセイドウ・ウインドウ・アート(SHISEIDO WINDOW ART)」を展示している。

点灯時間は17時から24時。

きれいごとではすまない現実を描いた「新ボーダーライン」(251)

【ケイシーの映画冗報=2018年11月29日】海外で生活している知人が幾人かおりますが、みなさんが口をそろえるのは「(世界レベルだと)日本は異様なほど安全」だということです。子どもが子どもだけで小学校に通うのは、日本では日常ですが、他国からも見ると「子どもだけで大丈夫か!?」と危険視されるそうです。

現在、一般公開中の「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」((C)2018 SOLDADO MOVIE,LLC.ALL RIGHTS RESERVED.)。

本作「ボーダーライン ソルジャーズ・デイ」(Sicario: Day of the Soldado、2018年)は、メキシコの麻薬組織(カルテル)と司法機関によって繰り広げられる、戦争のような情勢をリアルに描いた「ボーダーライン」(Sicario、2015年)の続編となっています。

メキシコからの密入国者に手を焼くアメリカ政府は、CIAのマット(演じるのはジョシュ・ブローリン=Josh Brolin)に、極秘任務を命じます。

メキシコ国内の麻薬カルテルに“仲たがい”を起こさせ、「アメリカどころではない内乱状態」を生み出そうというのです。マットは凄腕の戦闘員アレハンドロ(演じるのはベニチオ・デル・トロ=Benicio del Toro)に声をかけ、作戦の実行をゆだねます。

麻薬カルテルに強い憎しみを持つアレハンドロはまず、ある麻薬カルテルの弁護士を射殺、ついで対立するカルテルのリーダーの娘であるイザベル(演じるのはイザベラ・モナー=Isabela Moner)を誘拐し、カルテル間の抗争を激化させます。

ところが、思わぬアクシデントやアメリカ政府の方針転換(という萎縮)によって、アレハンドロとイザベルは、メキシコ国内の砂漠に孤立してしまいます。

救助と支援をもとめるアレハンドロにマットは非情な提案をします。「(謀略の証拠となる)イザベルを殺せば、お前は助ける」ところがアレハンドロは「2人で一緒にアメリカにもどる」とゆずりません。

ついにマットは決断し、宣言します。「両人とも殺す」。孤立無援となったアレハンドロとイザベルは生き残ることができるのでしょうか・・・。

アレハンドロを演じるベニチオ・デル・トロは、実在の革命家から冷酷な殺し屋まで、さまざまな役を演じる幅広さを持った俳優です。2000年の「トラフィック」(Traffic)ではアカデミー助演男優賞も受けています。

前作では犯罪組織の家族までを冷酷に葬ったアレハンドロ。本作でも憎しみをいだいた相手に十数発の銃弾を一気に撃ちこむといった“激情”の部分がかいま見えたり、最初は「仕事上の関係」でしかなかったイザベルを守り抜くため、まさに命がけの行動に出るといった人間性も発揮しています。

さらに、よどみなく手話を披露できるといった一面があったりと、前作を見ていた観客には、“都合のいい変節”と見えるかもしれませんが、私としてはキャラクターの“掘り下げ”だと解釈しました。

前作ではFBIの女性捜査官ケイト(演じるのはエミリー・ブラント=Emily Blunt。本作では未登場)が、呵責ない“麻薬戦争”の実情に直面し、わが身の無力さを実感させるための“戦闘マシーン”として描かれたアレハンドロが、今回は“国家・政府”の勝手な思惑に翻弄されてしまうという、ある種の逆転現象が起きているのも興味を惹かれました。

その一方、マットも命令とはいえ、友人であるアレハンドロに“死刑宣告”をするという葛藤に苦しみます。マット役のジョシュ・ブローリンも、実在のアメリカ大統領から宇宙一の悪役まで、たしかな表現力で演じている実力者です。ノミネートのみではありましたが、アカデミー助演男優賞候補(2008年の「ミルク(Milk)」)であったことからもうかがえます。

絶対堅持の命令と自身の感情とで揺れ動き、アレハンドロと電話回線で対峙するところなど、芸達者な俳優ふたりの演技をしっかりと楽しむことができます。

偶然なのでしょうが、本作の大きなモチーフとなっている、アメリカへの密入国問題が、現在クローズアップされています。もちろん、アメリカにも問題があるわけですが、それでも本作のようにかなりの危険を冒してでも“新天地”をめざず人々は続いています。「故国の最低より、アメリカの最低の方がよい」という悲しい現実が彼らを突き動かしているのだそうです。

それにしても、本作(前作含む)のような、マシンガンが登場する犯罪者による銃撃戦は、実際に起こるのでしょうか?ブラジルに住む友人によると、かの地では麻薬組織のほうが、武器や資金が警察よりも潤沢なので、普通に戦ったら犯罪者が勝ってしまうのだそうです。

「誰かが手を汚さなければならない」劇中、マットがこうした趣旨の発言をします。「きれいごとだけではない」現実に触れることのできる佳作だと感じました。次回は「来る」の予定です(敬称略。【ケイシーの映画冗報】は映画通のケイシーさんが映画をテーマにして自由に書きます。時には最新作の紹介になることや、過去の作品に言及することもあります。当分の間、隔週木曜日に掲載します。また、画像の説明、編集注は著者と関係ありません)。

ミシュラン東京19、3つ星13店に、ビブグルにおにぎり店

【銀座新聞ニュース=2018年11月28日】フランスの大手タイヤメーカー、日本ミシュランタイヤ(新宿区西新宿3-7-1、新宿パークタワー)は11月27日に「ミシュランガイド東京2019」を発表した。

日本ミシュランタイヤが11月30日から発売する「ミシュランガイド東京2019」。

飲食店で3つ星に選ばれたのは2018年版より1店舗増えて13店(2017年12店、2016年12店、2015年13店、2014年12店、2013年が「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2014年版」で14店、うち東京地区が13店)だった。

これに対して、2つ星が52店(2017年56店、2016年54店、2015年51店、2014年53店、2013年59店)と前年より4店減り、1つ星が165店(2017年166店、2106年161店、2015年153店、2014年161店、2013年208店)と1店減っている。

2018年(2019年版)の3つ星店はふぐ料理の「臼杵ふぐ山田屋」(2008年版から2つ星、2011年版から3つ星、9年連続、港区西麻布4-11-14、03-3499-5501)、日本料理の「まき村」(2008年版から1つ星、2011年版から2つ星、2015年版から5年連続、品川区南大井3-11-5、 03-3768-6388)、現代風フランス料理の「カンテサンス」(2008年版から12年連続、品川区北品川6−7−29、ガーデンシティ品川御殿山、03-6277-0485)、現代風フランス料理の「ジョエル・ロブション」(2008年版から12年連続、目黒区三田1-13-1、恵比寿ガーデンプレイス、03-5424-1347)。

寿司の「すきやばし次郎本店」(2008年版から12年連続、中央区銀座4-2-15、 03-3535-3600)、寿司の「鮨 よしたけ」(2012年版から8年連続、中央区銀座8-7-19、すずりゅうビル、03-6253-7331)、フランス料理店「ロオジエ」(2010年版に3つ星、以来9年ぶりに3つ星、中央区銀座7-5-5、03-3571-6050)、新日本料理の「龍吟」(2018年版から2つ星、2012年版から8年連続、港区六本木7-17−24、 03-3423-8006)、日本料理の「虎白(こはく)」(2012年版から2つ星、2016年版から4年連続、新宿区神楽坂3-4、03-5225-0807)。

寿司の「鮨 さいとう」(2008年版で1つ星、2009年版で2つ星、2010年版から10年連続、港区六本木1-4-5、アークヒルズサウスタワー、03-3589-4412)、日本料理の「石かわ」(2008年版で2つ星、2009年版から11年連続、新宿区神楽坂5−37、高村ビル、03-5225-0173)、日本料理の「麻布 幸村」(2008年版で1つ星、2009年版で2つ星、2010年版から10年連続、港区麻布十番1-5-5、03-5772-1610)、日本料理の「かんだ」(2008年版から12年連続、港区元麻布3-6-34、カーム元麻布、03-5786-0150)。

このうち、かんだ、カンテサンス、ジョエル=ロブション、すきやばし次郎本店の4店が12年連続で3つ星を獲得している。

1つ星のラーメン店は「創作麺工房 鳴龍」(豊島区南大塚2-34-4、03-6304-1811)と「ジャパニーズ・ソバ・ヌードル(Japanese Soba Noodles)蔦(つた)」(豊島区巣鴨1-14-1、03-3943-1007)の2店に加え、新たに「ソバ・ハウス(SOBA HOUSE)金色不如帰 新宿御苑本店」(新宿区新宿2-4-1、03-5315-4733)が選ばれた。

東京地区のレストラン、料理店を格付けする「ミシュランガイド東京」は2014年(2015年版)から東京地区に限定し、掲載されている星付き店舗数が2018年230店(2017年234店、2016年227店、2015年217店、2014年226店、2013年281店)と2014年の東京地区限定版になって2年ぶりに減少した。

他方で「星は付かないけれどもコストパフォーマンスの高い食事を提供する調査員おすすめのレストラン」で5000円以下で提供する店という2013年 (2014年版)から導入したジャンル「ビブグルマン」は、254店(2017年278店、2016年315店、2015年343店、2014年325店、2013年が157店)と24店も減少した。しかし、おにぎり店として「おにぎり浅草宿六」(台東区浅草3-9-10、03-3874-1615)が初めて掲載された。

「ミシュランガイド東京」は2007年に「2008年版」を刊行し、2010年から「ミシュラン ガイド東京・横浜・鎌倉2011」になり、2011年から「ミシュランガイド東京・横浜・湘南2012」と対象地区を広げてきたが、2014年(2015年版)から2010年版以来5年ぶりに元に戻し、対象地域は2015年の「2016年版」から東京23区まで広げ、今回も23区を対象にしている。

ミシュランでは世界で同一基準を採用しており、1)素材の質、2)調理技術の高さと味付けの完成度、3)料理の独創性、4)コストパフォーマンス、5)常に安定した料理全体の一貫性の5つをいう。

また、実際に匿名で行く料理店では「皿の上のもの」を評価の対象とし、「3つ星」は「そのために旅行する価値がある卓越した料理」、「2つ星」が「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」、「1つ星」が「そのカテゴリーでとくにおいしい料理」と定義している。また、支払いは一般客と同じように、調査員が自分自身で勘定する。

「ミシュランガイド東京2019」は11月30日に発売する予定で、価格は3000円(税別)。