日印映画交流でZ・アクタルと「スーパースター」のA・カーン挨拶

【銀座新聞ニュース=2019年8月29日】映画配給会社のフィルムランド(渋谷区恵比寿南2-2-2、03-5722-6767)とカラーバード(目黒区上目黒3-10-3、メイツ扶翼中目黒、03-6451-2885)は9月11日に丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3201-2881)で「シークレット・スーパースター」のプロデューサーで出演者のアーミル・カーンさんらによるトークショーを開く。

現在、公開中の「シークレット・スーパースター」((C)AAMIR KHAN PRODUCTIONS PRIVATE LIMITED 2017)。

9月11日18時30分の回上映終了後に、インド映画界のスターで、今回の映画のプロデューサーで、映画の中で音楽プロデューサー「シャクティ・クマール」役で出演しているアーミル・カーン(Aamir Khan、1965年生まれ)さんと、2011年に「人生は一度だけ」を監督し、フィルムフェア賞最優秀監督賞を受賞した映画監督のゾーヤー・アクタル(Zoya Akhtar、1972年生まれ)さんが舞台に登場してあいさつする。

今回のイベントは、国際交流基金アジアセンター(新宿区四谷4-16-3、03-5369-6025)が日本とインドの映画交流を活発化するために開くもので、「シークレット・スーパースター」のプロデューサーで映画に出演しているアーミル・カーンさんと、10月に日本で公開予定の「ガリーボーイ」を監督したゾーヤー・アクタルさんを招いて、日本の映画関係者との交流事業の一環として実施する。

「シークレット・スーパースター」は正体を隠してユーチューブ(YouTube)で歌手活動を行う歌手志望の少女を主人公に両親と恩師の関係を描き、フェミニズムや男女同権、ドメスティックバイオレンスなどの社会問題を取り上げている。2017年にインドで公開され、インド映画史上もっとも高い収益を上げた映画のひとつになっている。

ウイキペディアによると、興行収入は98億ルピー(約150億円)以上で、6000%以上の投資利益率を記録している。女性を主人公にしたインド映画としても、もっとも高い興行成績を記録し、2017年公開のボリウッド映画(インド映画)興行成績で第1位、インド映画歴代世界興行成績で第3位、インド映画海外興行成績第2位を記録している。

物語はインド最大の音楽賞のステージで歌うことを夢見る14歳の少女インシア(ザイラー・ワシーム=Zaira Wasim、2000年生まれ=さん)だが、厳格な父親から現実味のない夢だと大反対され、歌うことを禁じられてしまう。それでも歌をあきらめられないインシアは、顔を隠して歌った動画をこっそりと動画サイトにアップする。ネットを通じて彼女の歌声は大人気を博す。やがてインシアは、落ち目の音楽プロデューサー、シャクティ・クマールと出会うことになるが。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を受付中で、30日11時締め切り。31日10時から一般発売する。

丸善丸の内で近藤未奈「まよなかのせおよぎ」原画展

【銀座新聞ニュース=2019年8月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は9月26日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで近藤未奈さんによる「まよなかのせおよぎ」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で9月26日まで開かれている近藤未奈さんの「まよなかのせおよぎ」原画展に展示されている絵本の表紙。

2018年に第40回講談社絵本新人賞を受賞した近藤未奈(こんどう・みな)さんが6月に受賞作「まよなかのせおよぎ」(講談社、税別1300円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「まよなかのせおよぎ」は夜、なかなか眠りにつけない女の子が窓の外を見ていると、空をゆうゆうと背泳ぎしている人がいた。女の子は夢中で追いかける。すると女の子の体もふわふわと浮かび上がり・・・。寝静まった街で、ひっそりと繰り広げられる、ここちよい浮遊感と静けさが漂う物語で、色鉛筆で描かれた柔らかな絵は心地よく、読み終わると深い眠りにつけそう、としている。

近藤未奈さんは東京都生まれ、多摩美術大学美術学部絵画学科版画専攻を卒業、個展で作品を発表し、2016年に「さむっこ」で第38回講談社絵本新人賞佳作、2018年に「まよなかのせおよぎ」で第40回講談社絵本新人賞を受賞している。

開場時間は9時から21時まで。

丸善日本橋で大阪、京都の古茶道具、天目も

【銀座新聞ニュース=2019年8月28日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は8月28日から9月3日まで3階ギャラリーで「京都・大阪発 はんなり骨董楽市」を開く。

丸善・日本橋店で8月28日から9月3日まで開かれる「京都・大阪発 はんなり骨董楽市」に出品される「蒔絵印籠(まきえいんろう)」。

茶道具を中心を扱う古美術店「藤井香雲堂(ふじい・こううんどう)」(大阪府岸和田市南上町1-6-12、072-422-1917)が茶道具、諸道具、美術品など珍品逸品の数々を展示即売する。

藤井香雲堂によると「現体制での最後のはんなり、になります。名古屋時代から長年一緒にがんばってまいりました担当者さんのラストイヤーであり、そして現行メンバーでのラスト」としている。

また、今回は「近代天目展」を併催する。伝世の品やそれまで再現不可能と言われていた曜(耀)変天目の再現に迫るもの、また本歌には無い独自の作風を確立したものなど、国内外の近現代作家15人余のさまざまな天目を紹介する。

同じく、今回、併催される「近代天目展」に出品される「曜(耀)変天目」。

「はんなり」は京都の方言で「華なり」が転じて「はんなり」と発音されるようになり、「華やかでありながら、気取りがなく、上品で、明るくはなやかなさまをあらわす」言葉とされている。

ウイキペディアによると、「天目茶碗(てんもくぢゃわん)」とは、元は茶葉の産地だった天目山(てんもくざん、山梨県甲州市大和町木賊及び同大和町田野にある峠で、標高1380メートルの山)一帯の寺院において用いられた天目山産の茶道具で、天目釉(てんもくゆう)と呼ばれる鉄釉(てつゆう)をかけて焼かれた陶器製の茶碗をいう。

天目を焼くために用いられる釉薬(鉄質黒釉)は、釉薬の中に含まれている鉄分によって黒く発色する。鉄分の含有率が1%から2%なら青磁となり、15%以上なら黒磁となる。このため、鉄分の含有量によって、その色合いが異なり、鉄分が少ない天目は飴釉(あめゆう)、多い天目は柿釉(かきゆう)とも称される。

天目茶碗のうち、最上級とされるものを「曜変天目(ようへんてんもく)」と呼ばれる。曜変天目茶碗は、現在の中国福建省南平市建陽区にあった建窯で作られたもので、現存するものは世界でわずか3点(または4点)しかなく、そのすべてが日本にあり、3点が国宝、1点が重要文化財に指定されている。いずれも南宋時代の作とされるが、作者は不詳。日本では室町時代から唐物の天目茶碗の最高峰と位置付けられている。

また、この茶碗の内側に光を当てるとその角度によって変化自在、七色の虹の輝きとなって跳ね返ってくる。これが曜変天目茶碗にそなわっていなければならない不可欠の条件でとされている。

藤井香雲堂は1942年に創業、現在、藤井正治(ふじい・まさはる)さんが運営している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。

立川銀座で京都造形大染織08年度卒「うりのたね」展、荒井恵子ら

【銀座新聞ニュース=2019年8月27日】ブラインド業界の最大手メーカー、立川ブラインド工業(港区三田3-1-12、03-5484-6100)の銀座ショールーム(中央区銀座8-8-15、03-3571-1373)地下1階「タチカワ銀座スペース Atte」は8月28日から9月8日まで「うりのたねーUrinotane first exhibition」を開く。

立川ブラインドの銀座ショールーム「タチカワ銀座スペース オッテ(Atte)」で8月28日から9月8日まで開かれる「うりのたね」展に出品される丸山玲子さんのインスタレーション「陰陽五行『火』」。

京都造形芸術大学(京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116、075-791-9122)通信教育部芸術学部美術科染織コースに、2016年度(2017年4月)に編入学し、2019年3月に卒業した荒井恵子(あらい・けいこ)さんら有志13人のメンバーによって結成されたのが「うりのたね」という。

大学が「瓜生山(うりゅうやま)」にあり、世界中に多種多様の瓜(うり)があり、瓜が古(いにしえ)から人々の生活を潤す植物であり、それぞれがどんな花を咲かせ、どんな実を結ぶのか、これからの楽しみを込めて「うりのたね」と命名したという。

最初の展示会では絣(かすり)や綴(つづ)れ、絞りや友禅など伝統技法による着物、衣服、タペストリーや、独自の技法を用いたパネル、オブジェ、インスタレーションなどの作品20点、20センチ四方の中に感性を凝縮したミニアチュール(小作品)13点を展示する。また、在学当時の指導教師による6作品も披露する。

今回、出品するのは荒井恵子さんのほか、岩田智代(いわた・ともよ)さん、太田理加子(おおた・りかこ)さん、小田原加容子(おだはら・かよこ)さん、小林(こばやし)あゆみさん、近藤恵美(こんどう・えみ)さん、佐藤利一(さとう・としかず)さん、佐藤真子(さとう・まさこ)さん、志賀文子(しが・ふみこ)さん、竹田尚子(たけだ・なおこ)さん、北条柊江(ほうじょう・しゅうこ)さん、丸山玲子(まるやま・れいこ)さん、渡辺達郎(わたなべ・たつろう)さん。

同じく岩田智代さんの作品「根拠のない安心感」(綴れ織り)。

大学染織コースの指導教師で、特別展示するのは、石塚広(いしづか・ひろし)さん、木内小織(きうち・さおり)さん、舘正明(たて・まさあき)さん、久田多恵(ひさだ・たえ)さん、村山順子(むらやま・じゅんこ)さん、ヤマコシカズヨ(やまこし・かずよ)さん。

京都造形芸術大学は1934年に創立された洋裁学校の「藤川洋裁研究所」が前身で、1991年に現在の大学として設置された私立大学。2000年に京都芸術短期大学を統合し、2008年に大学院長に、浅田彰(あさだ・あきら)さんが就いている。

芸術学部通信教育部は1998年に開設され、2007年に通信制大学院を設置、2009年に通信教育部を芸術学科、美術科、デザイン科の3学科13コースに改組している。通信教育部は入試がなく、18歳以上で、高校卒業などの大学入学資格があれば、1年次、2年次、3年次に編入できる。

大学のHPによると、18歳から93歳まで生徒がいる。1年から入学すると、4年間の必要な単位は124単位以上、2年次編入学は84単位以上、3年次編入学は62単位以上取得すると卒業できる。ただし、過去の大学の卒業コース(学士取得コース)により、キャンパスで授業をうけるスクーリング科目の単位数が変わってくる。

開場時間は10時から18時(最終日は14時)。入場は無料。9月2日は休み。

日比谷でビアガーデン、14カ国120種超、ガールコンテストも

【銀座新聞ニュース=2019年8月27日】ヒビヤガーデン実行委員会(事務局は株式会社スタジオマジック・イノベーションズ内=目黒区青葉台3-12-16、03-6455-3960)は8月30日から9月8日までの10日間、日比谷公園(千代田区日比谷公園1-1、03-3501-6428)噴水広場でなどで「ヒビヤガーデン2019」を開く。

8月30日から9月8日までの10日間、日比谷公園噴水広場で開かれる「ヒビヤガーデン2019」の出店するビールと、過去の会場風景。

今回は東京ミッドタウン日比谷(千代田区有楽町1-1-2)でも「ヒビヤガーデン2019イン(in)東京ミットタウン日比谷」を開く。会場ではドイツ、ベルギー、英国、アメリカ、タイ、日本などの14カ国120種類以上のクラフトビール(地ビール)を味わえるイベントで、フードも100種類以上のつまみなどを提供する。期間中、ステージではジャズ、ラウンジミュージック、ベリーダンス、ポールダンスなどを楽しめる。また、「ヒビヤガールコンテスト2019」も開く。

出店するビールはビアスタンド(BEER STAND)、「TAP×TAP」、ヴェルテンブルガー、パウラーナー、リーゲレ、ハッカー・プショール、アーバン・BBQ・フロム・アメリカ(URBAN BBQ FROM AMERICA)、プランク(PLANK)、カールスブロイ、サンクトガーレン、ヴァイエンシュテファン、シュマッツ、リトルクリーチャーズ、ブリティッシュハウスの14店舗とヨーロッパのワインを無料で試飲できるワインハウスゲアハルトがある。これらの店舗で、各国のビールのほかに、フードも販売する。

過去の会場風景。

また、芝生内には完全予約制の「マルティーニ ガーデンラウンジ(MARTINI Garden Lounge)」を開設する。1万2000円(税込で4人まで利用可)で「マルティーニ・ブリュット」ボトル1本と4人分のフードバスケットがセットになっており、「オズモール(OZmall)」で販売している。また、予約していなくても、現地でグラス(700円から)やボトルを買うこともできるし、フード(800円から)も注文できる。

会場内のビールのうち、4種類を飲み比べできるセットもある。1セット1500円(120ミリリットル×4杯)で、14店舗の中から1店舗につき1種類ずつ14種類から選べる。

「ヒビヤガールコンテスト2019」は1次審査を通過した20歳から29歳までの女性を対象にネット投票し、「ヒビヤガール」メンバーの9人を発表し、期間中の30日から7日夜まで、会場でビールと酒類を購入すると投票券をもらえ、8日にグランプリを発表する。

選ばれた9人は人気投票順に月島(つきしま)ほたるさん、中台美由紀(なかだい・みゆき)さん、前原ひろ奈(まえはら・ひろな)さん、みぱこさん、関谷沙緒里(せきや・さおり)さん、桜(さくら)かなさん、三上玲奈(みかみ・れな)さん、門野(かどの)まゆさん、歌原麻友(うたはら・まゆ)さん。

開場時間は16時(土・日曜日11時)から22時30分(最終日は21時30分)。入場は無料。開催期間中使用できるチケット(金券)はネット(https://ticket.hibeer.garden/)で販売している。