丸ビルで富山イベント、檀ふみ、高木正勝ら、知事も

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【銀座新聞ニュース=2014年3月14日】富山県(富山県富山市新総曲輪1-7、076-431-4111)は3月17日から23日まで丸の内ビル(千代田区丸の内2-4-1、03-5218-5100)1階マルキューブで「とやま ウィーク・イン(Week in)東京」を開催する。

北陸新幹線が2015年春に長野駅と金沢駅間を開業することから、富山県をPRするイベントを1週間にわたってビジネス街の中心地、丸ビルで開く。

期間中、毎日、「とやま まるまるマルシェ」を設け、29のブースに21の事業者が出店して、ます寿し、かまぼこ、地酒、菓子、工芸品など富山県産品約400品目を展示販売する。

また、期間中、毎日、カフェイーズでは「とやま まるまるキッチン」を開き、地元料理人が監修し、地元の食材を使った数量限定の「とやま まるまるランチ」をはじめ、カフェイーズの一部のメニューに富山県産の食材を使った「とやまの幸ウィーク(Week)」、日替わり3種類のます寿司の食べ比べセット、3種の地酒を味わえる飲み比べセットなどを提供する。

20日から23日は「体験!とやまのいいもの」を開く。能作のすず製品や、桂樹舎(けいじゅしゃ)の和紙製品など富山県の工芸品を展示する。21日から23日まで実演や体験会を開く。

21日はは「らでんネイルアート体験」と「らでんアイフォン(iPhone)カバーつくり体験」を開く。22日は井波彫刻実演、23日は富山県の工芸品の展示(能作の錫製品、桂樹舎の和紙製品等)、製作実演(井波彫刻)、五箇山和紙塑人形絵付け体験、白川焼物木地、木皿絵付け体験を開く。

県産食材を使ったスペシャルランチを提供。また、同店の既存メニューに県産食材を使ったアレンジメニューを提供する。日替わりで3種のます寿しや、3種の地酒を用意する。

北陸新幹線は上信越、北陸地方を経由して東京都と大阪市を結ぶ整備新幹線で、1997年に上野駅から長野駅(名目上は高崎駅と長野駅間の117.4キロ)まで部分開業しており(現在「長野新幹線」)、2015年春に長野駅と金沢駅間を開業する。

長野駅、上越妙高駅、富山駅、金沢駅、白山総合車両基地間をフル規格(軌間が1435ミリ)で走行し、これにより、東京駅と金沢駅間が現在の3時間47分から約2時間30分に短縮される。東京駅から上越妙高駅間までがJR東日本、上越妙高駅から新大阪駅間までがJR西日本の営業区間となる

21日から23日まで丸ビルの壁面を使って富山県の自然景観などをプロジェクションマッピングで投影する「とやま スペクタクル・マッピング」を上映する。18時30分、19時30分、20時(23日はなし)から5分程度上映する。

20日18時から「とやま スペクタクル・マッピング」のプレスペレビューを開く。「おわら風の盆」の踊りからはじめ、富山県富山市生まれの女優の柴田理恵(しばた・りえ)さんと2012年7月に富山市に「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」を開店したシェフの落合務(おちあい・つとむ)さんのトークショー、「とやま スペクタクル・マッピング」上映、地酒の試飲や蔵元のトークなどを行う。

21日から23日まで「とやま まるまるステージ」として、トークショーやライブなどを開く。

21日13時からオープニングステージとして、富山県知事の石井隆一(いしい・たかかず)さんと女優の檀(だん)ふみさんが対談する。15時30分から映像作家で音楽家の高木正勝(たかぎ・まさかつ)さんによるピアノコンサートを開く。

22日15時から映画「春を背負って」で監督、キャメラマンを務めた木村大作さんによるトークショーを開く。

23日15時30分からスティールドラム(スティールパン、ドラム缶でつくったメロディー楽器)を演奏する「スキヤキ・スティール・オーケストラ(SSO)」によるコンサートを開く。

石井隆一さんは1945年富山県富山市生まれ、東京大学法学部を卒業、1969年に自治省(現総務省)に入省、静岡県総務部長や財政局財政課長、税務局長、自治税務局長などを経て、2002年に消防庁長官、2003年から3年間、早稲田大学大学院公共経営研究科客員教授、2004年1月に退官し、市町村職員中央研究所学長、11月に富山県知事選挙に無所属で出馬し、初当選、2008年、2012年の富山県知事選挙で再選した。

檀ふみさんは1954年東京都練馬区生まれ、父親が作家の檀一雄(だん・かずお、1912-1976)、兄がエッセイストの檀太郎(だん・たろう)さん、慶応義塾大学経済学部を卒業、高校時代にカナダへ1カ月間の高校生レポーターを務め、1994年に「わが愛の譜・滝廉太郎物語」で第17回日本アカデミー賞助演女優賞を受賞、1999年に阿川佐和子(あがわ・さわこ)さんとの共著「ああ言えばこう食う」で第15回講談社エッセイ賞などを受賞している。

高木正勝さんは1979年京都府亀岡市生まれ、京都外国語大学を卒業、自ら撮影した映像の加工やアニメによる映像制作と、ピアノやコンピュータを使った音楽制作の両方を手掛け、国内外のレーベルからCDやDVDを発売し、美術館などで展覧会を開いている。2009年のニューズウィーク日本版で「世界が尊敬する日本人100人」の1人に選ばれている。2012年の映画「おおかみこどもの雨と雪」の音楽などを手がけた。

木村大作さんは1939年東京都生まれ、1958年に東京都立蔵前工業高校を卒業、東宝撮影部にカメラ助手として入社、黒沢明(くろさわ・あきら、1910-1998)監督の組に配属され、1973年に「野獣狩り」でカメラマンとして1本立ちし、その後、東宝の専属を離れて、深作欣二(ふかさく・きんじ、1930-2003)ら他社出身の監督の仕事などを手がけた。

2009年に「剣岳 点の記」で監督デビュー、2014年の「春を背負って」が監督2作目となる。1987年、1998年、2000年、2013年に日本アカデミー賞最優秀撮影賞、2010年に「剣岳 点の記」で日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀撮影賞、優秀作品賞、優秀脚本賞を受賞した。

時間は11時から18時。カフェイーズの食事は23時まで。入場は無料。