丸善日本橋で上山弘子が「美ら藍」の作品展、永遠の喜びと誇り

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【銀座新聞ニュース=2014年5月6日】丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は5月7日から13日まで3階ギャラリーで上山弘子さんによる「琉球藍染展-ナチュラル・ビューティー・イズ・ア・ジョイ・アンド・プライド・フォーエバー(Natural Beauty is a joy and pride,forever)!!」を開催する。

沖縄県名護市在住で伝統的な技法により作った琉球藍「美ら藍(ちゅらえー)」を使って染める染色家で、「やまあい工房」(沖縄県名護市源河243、0980-55-8728)を主宰する上山弘子(うえやま・ひろこ)さんが制作したフォーマルな着物やスーツ、カジュアルな衣料品、小物など新作を「琉球藍染展-ナチュラル・ビューティー・イズ・ア・ジョイ・アンド・プライド・フォーエバー(自然な美がもたらす永遠の喜びと誇り、Natural Beauty is a joy and pride,forever)!!」展示販売する。

上山弘子さんは夫の上山和男(うえやま・かずお)さんと夫婦で工房を主宰しており、化学薬品を使わずに琉球藍を栽培し、染料を作っている。沖縄には「蓼科(たてしな)の藍」、「豆科の木藍(きあい)」、「きつねのまご科の琉球藍」の3種類の藍草があり、上山弘子さんは「きつねのまご科」を使って、水、ハチミツ、泡盛(あわもり)、木灰(きばい)を加え、天然の琉球藍をつくり、手染めした衣料品を「美ら藍」と名づけて、作品を作っている。

上山弘子さんは1945年大阪府生まれ、1980年に大阪から当時1人の住民しかいない沖縄県名護市の「オーシッタイ(大湿帯)」に夫婦で移り住み、自給生活を行い、1993年に「やまあい工房」を設立、1997年から「地域資源活用型起業家事業」を展開している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。