丸善丸の内で米倉斉加年追悼展

【銀座新聞ニュース=2015年2月10日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月11日から18日まで4階ギャラリーで「ー追悼ー米倉斉加年憂世絵展」を開催する。

2014年7月に80歳を迎え、俳優として、絵師として、活躍が期待されていた矢先、病に倒れ、急逝した俳優で演出家、絵本作家の米倉斉加年(よねくら・まさかね、1934-2014)を偲(しの)び、肉筆画や版画など約30点を展示販売する。

米倉斉加年は1976年と1977年にボローニャ国際児童図書展でグラフィック大賞を受賞している。

米倉斉加年は1934年7月10日福岡県福岡市生まれ、西南学院大学文学部英文科を中退、在学中に演劇に目覚め、1957年に劇団民芸に入団、俳優、演出家として活躍し、2000年に退団した。第1回、第23回紀伊国屋演劇賞、第11回「新劇」演技賞を受賞している。

映画「男はつらいよ」シリーズなどに出演し、NHKの大河ドラマなどに出演した。また、ボローニャ国際児童図書展で1976年に「魔法おしえます」、1977年に「多毛留」で、2年連続グラフィック大賞を受賞している。2014年8月26日に知り合いの結婚式に出席するため、出身地である福岡市に滞在中に宿泊先のホテルで腹痛を訴えた後に倒れて救急車で搬送され、同日21時33分、腹部大動脈瘤破裂のため、搬送先の同市内の病院で死亡した。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。15日は休み。