丸善丸の内でたんじあきこ「ちびっこモンスター」原画展

【銀座新聞ニュース=2017年10月7日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月9日から31日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーでたんじあきこさんによる「ゆかいなちびっこモンスター はがいたい!のまき」原画展を開く。

丸善・丸の内本店で10月9日から31日まで開かれるたんじあきこさんによる「ゆかいなちびっこモンスター はがいたい!のまき」の原画展に出品される作品の表紙。

イラストレーター、絵本作家のたんじあきこさんが「らいおんブックス(books)」の第4弾として9月9日に絵本「ゆかいなちびっこモンスター はがいたい!のまき」(風涛社、税別1200円)を刊行したのを記念して原画展を開く。

「らいおんブックス(books)」は2005年に児童書編集者、書店員、出版社営業の4人のメンバーで、児童書フリーペーパー「らいおん」を発行したのがはじまりで、それぞれの立場から児童書(絵本)のあり方について意見をかわし、「私たちの思う、面白くて楽しい絵本を、自分たちの手で作ってみたい」と思うようになったという。

その結果、風涛社の支援を受けて2016年に立ち上げたのが「らいおんブkックス」という絵本レーベルで、風涛社編集部内に編集部を設置し、2016年11月に刊行した松田奈那子(まつだ・ななこ)さんの「こびん」が第1作目だ。

第2弾が2017年1月23日に刊行した加藤休ミ(かとう・やすみ)さんの「ぼーると ぼくと くも」、第3弾が5月に刊行したかとうまふみさんの「かたつむりくん-ゆっくりだって、いいのよーん」で、今回の「ゆかいなちびっこモンスター はがいたい!のまき」が第4弾になる。

「ゆかいなちびっこモンスター はがいたい!のまき」はメデューサ、ドラキュラ、ミイラ、おおかみおとこなど、ちびっこのモンスターが巻き起こす虫歯騒動を描いた絵本で、南のあかいやねのおうちがあり、そのおうちには9人の子どもと2匹の犬が住んでおり、夜になると、おきだしてくる、という内容だ。

たんじあきこさんは1972年広島県生まれ、絵本ワークショップ「あとさき塾」4期生、短大保育科を卒業、NHK教育テレビ「英語であそぼ」内のショートアニメ「ユム、ユム、ユミー(Yum.Yum.Yummy)」のキャラクターデザインを手がけ、2004年に月刊絵本「ゆきのひのチムニーちゃん」で絵本作家としてデビューした。絵本として「おはなばたけのチムニーちゃん」や「ありさんぽつぽつ」、「チコちゃんこまったこまったね」などを手掛けている。

開場時間は9時から21時(最終日は20時)。入場は無料。

注:「風涛社」の「涛」は正しくは旧漢字です。氏名などは原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。