リコー画廊で藤井秀樹「マックスファクター」展

【銀座新聞ニュース=2017年10月6日】大手情報機器メーカーのリコー(中央区銀座8-13-1、03-6278-2111)グループのリコーイメージング(大田区中馬込1-3-6)が運営するギャラリー「リコーイメージングスクエア銀座」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター、03-3289-1521)は10月4日から11月12日まで8階ギャラリーゾーン「A.W.P」で藤井秀樹による写真展「甦る華麗なる刻」を開いている。

リコーイメージングスクエア銀座で11月12日まで開かれている藤井秀樹写真展「甦る華麗なる刻」に出品されている「パースト(PAST、過去)風声」((C)Hideki Fujii)。

広告写真、ファッション写真に大きな足跡を残した写真家、藤井秀樹(ふじい・ひでき、1934-2010)の作品展を開く。藤井秀樹の多くの作品の中から、写真家としての活動を決定的にした丘(おか)ひろみをモデルに起用して1965年から始まり、8年手掛けたマックスファクター時代の代表作を展示している。

この作品はスペイン新聞広告金賞などの大賞を受賞し、1972年に自らの作品づくりのためにスペインロケを敢行した作品「パースト(PAST)」も展示している。初期のモノクローム作品約30点で構成しており、展示作品も購入できる。

藤井秀樹は1934年東京都生まれ、1952年に高校時代にサン写真新聞最優秀報道写真賞を受賞したことをきっかけに写真の道を歩み始め、1952年に日本大学芸術部写真学科に入学、1957年に卒業、婦人生活社に入社、1960年に日本デザインセンター設立と同時に入社、トヨタ、旭化成などの広告写真を担当し、1963年にフリーの写真家として独立し、1965年にスタジオ・エフを設立した。

1965年にマックスファクター国内キャンペーンを担当し、ADC銀賞、スペイン新聞広告金賞、朝日新聞広告賞を受賞し、1973年にカンヌ国際フィルムフェスティバルで「ライオン・ダージェント(LION DARGENT)」賞、1976年にドイツの写真家、ヘルムート・ニュートン(Helmut Newton、1920-2004)とロンドンで2人展を開き、1978年にAPAニューヨーク展でアメリカ雑誌協会賞、1981年に「からだ化粧」写真集を出版し、各地で巡回展を開いた。

独自の写真技法である「フジイグラフィー」を開発し、1985年に日本写真協会年度賞、第64回ニューヨーク・アートディレクターズクラブ写真部門銀賞、1986年に第21回日本広告写真協会賞金賞、2001年に講談社雑誌広告賞などを受賞した。

1999年カンボジア・アンコール小児科病院の取材を開始し、カンボジアへの写真によるボランティ活動に取り組む。社団法人「日本広告写真協会」会長、学校法人「呉学園日本写真芸術専門学校」校長、社団法人「日本華道連盟」顧問、NPO法人「全日本福祉写真協会」顧問などを歴任し、2010年に逝去した。享年75歳。

開場時間は11時から19時(最終日は16時)。毎週火曜日が定休。入場料は510円(税込)。

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