「リンキング・ラブ」初日、田野優花、石橋杏奈、白洲迅ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年10月13日】大手テレビ会社の東京放送ホールディングス(TBSHD)傘下の衛星基幹放送事業者、株式会社BS-TBS(港区赤坂5-3-6、TBS放送センター)は10月28日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で一般公開する「リンキング・ラブ」の初日に田野優花さん、石橋杏奈さんらによる舞台あいさつを開く。

10月28日から一般公開される「リンキング・ラブ」((C)2017 AiiA Corporation)。

28日9時30分の回上映終了後に、監督の金子修介(かねこ・しゅうすけ)さんをはじめ、主人公で女子大生「真塩美唯」役の田野優花(たの・ゆうか)さん、美唯の母「由美子」役の石橋杏奈(いしばし・あんな)さん、美唯の父親で若き「茂手木健一郎」役の白洲迅(しらす・じん)さん。

真塩美唯の友人の女子大生「北川梨奈」役の樋井明日香(ひのい・あすか)さん、真塩美唯の友人の女子大生「西野マリ」役の長谷川真優(はせがわ・まゆ)さん、真塩美唯の友人の女子大生「林田サチ江」役の真嶋優(ましま・ゆう)さん、アイドル研究会をつくり、ASG16を指導する「加賀修造」役の中尾明慶(なかお・あきよし)さんが舞台に登場してあいさつする。

「リンキング・ラブ」は東京育英日本語学院を運営するアイア(AiiA)の代表取締役、萩島宏(はぎしま・ひろし)さんが発表した同じ題名のネット小説を実写映画化した作品で、金子修介さんが監督と脚本を手掛け、1990年代初頭のバブル末期にタイムスリップした女子大生が両親の離婚危機を阻止するため奔走する姿を描いたSFコメディだ。

物語は2017年、アイドルになる夢に破れた女子大生の美唯が、母親が父親に愛想を尽かして家を出ようとしている場面に遭遇するところからはじまり、途方に暮れる美唯の前に、部屋にあった魔法のランプから怪しげな守護神(西村まさ彦=にしむら・まさひこ=さん)が出現する。

守護神は3つの願いごとをかなえてくれるというが、早とちりで美唯をバブル末期の日本に送り込んでしまう。そこで大学時代の両親に出会った美唯は、心がすれ違い気味の2人を結びつけるべく、母とアイドルグループ「ASG16」を結成してアイドル好きの父を振り向かせようとする。

金子修介さんは1955年東京都渋谷区生まれ、東京学芸大学教育学部を卒業、1978年に日活に入社し、日活ロマンポルノの助監督を経て、1984年に「宇能鴻一郎の濡れて打つ」で監督デビューし、同年に横浜映画祭新人監督賞を受賞し、1984年ににっかつ撮影所の契約社員となり、1985年に「ニュー・センチュリー・プロデューサーズ」へ移籍し、その後、フリーとなり、1988年に「1999年の夏休み」で横浜映画祭監督賞、1995年に「ガメラ・大怪獣空中決戦」でブルーリボン監督賞を受賞した。

「1999年の夏休み」でニューヨーク美術館ニューディレクターニューフィルムに選出され、2006年に「デスノート前後編」が香港、韓国でヒットし、アメリカでも公開され、ブリュッセル映画祭で観客賞を受賞した。2000年に「クロスファイア」、2001年に「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」、2006年に「デスノート」、2012年に「百年の時計」、2013年に「生贄のジレンマ (上・中・下)」などを手掛けている。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を販売中で20日11時締め切り。一般発売は21日10時にはじめる。料金は全席指定2000円均一。

注:「長谷川真優」の「真」と「真嶋優」の「真」はいずれも正しくは旧漢字です。名称などは原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。