丸善丸の内で小野月世「水彩画」展、80号の大作も

【銀座新聞ニュース=2017年10月11日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月11日から17日まで4階ギャラリーで小野月世さんによる水彩画展を開いている。

丸善・丸の内本店で10月17日まで開かれている小野月世さんの水彩画展に出品されている「小野月世の水彩画 人物レッスン」の表紙に使われている作品。

水彩画家で、日本水彩画展で内閣総理大臣賞を受賞している小野月世(おの・つきよ)さんが10月7日に「小野月世の水彩画 人物レッスン」(日貿出版社、税別2200円)を刊行したのを記念して、人物画を中心に約25点を展示している。80号の大作を含め、水彩クロッキーも披露している。

「小野月世の水彩画 人物レッスン」は、人物を描くのは難しい、といわれる中で、「美しい色彩で描かれた光溢れる人物画」で知られる小野月世さんが難しいと思われがちな人物画の描き方をやさしく解き明かす。シルエットに着目した目からウロコの形の取り方や、美しい肌色の作り方、パーツごとの描法ポイントなど、水彩による人物技法をわかりやすく説明する。

小野月世さんは1969年兵庫県生まれ、1994年に女子美術大学絵画科日本画専攻を卒業、在学中の1991年に日本水彩展で奨励賞、1993年にアートマインドフェスタ’93で青年大賞、卒業時に卒業制作展で優秀賞、1996年に同大学大学院美術研究科日本画専攻を修了した。

1996年に日本水彩画会会友推挙、2000年に第35回昭和会展に招待出品(2001年に昭和会賞、2002年に賛助出品)、グループ展「水彩人」に出品(以後、毎年出品)、2005年に日本水彩画展で内閣総理大臣賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日は17時)。入場は無料。