ギャルリー志門で塩飽和子展

【銀座新聞ニュース=2017年10月16日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル3階、03-3541-2511)は10月16日から21日まで塩飽和子さんによる個展「生きる狭間」を開いている。

ギャルリー志門で10月21日まで開かれている塩飽和子さんの個展「生きる狭間」に出品されている作品。

北九州美術家連盟に所属する画家の塩飽和子(しわく・やすこ)さんが新作を中心に展示している。

塩飽和子さんは「カルチャーで油絵を学んでから30年近くが過ぎます。勤めていた時は、週1度の教室での2時間はストレス解消になりました。油絵は私の『精神科医』の役目をしてくれ、今も同じです」と振り返っている。

また、「5、6年前から自分流の描き方をみつけました。ナイフでキャンパスに絵の具を載せ、削り取ると、表面に絵の具の濃淡ができます。薄い場所に模様を入れていき、黒と白を使って模様に動きを持たせました。(中略)キャンパスに流れができると、色で形を描きます。透明感を出すために、ティッシュで塗ったところを抑えては、油のてかりを抑えています。時間がかかることは覚悟の上ですが、まだしばらくはこの方法で続けて行きたい」としている。

塩飽和子さんは1964年に国立福岡学芸大学(現福岡教育大学)を卒業、1995年に北九州美術家連盟会員、2002と2004年に「大野城(おおのじょう)まどかぴあ版画ビエンナーレ」で入選、2003年に東京・銀座で個展、2011年と2013年にギャルリー志門で個展を開き、2017年に日本版画協会の第85回版画展で入選している。

開場時間は11時から19時(最終日17時)、入場は無料。