京樽が寿司調査、人気ネタ「まぐろ・中とろ」が「サーモン」を抜く

【銀座新聞ニュース=2017年10月28日】持ち帰り鮨店「京樽」をはじめ、江戸前鮨専門店「すし三崎丸」や回転寿司店「海鮮三崎港」などを展開する京樽(中央区日本橋箱崎町36-2、リバーゲート、03-3527-2860)はこのほど、「すしに関する調査2017」を発表した。

京樽がこのほど発表した「すしに関する調査2017」で、回転寿司店でデートしたい有名人は男性が新垣結衣(あらがき・ゆい)さん、女性が竹内涼真(たけうち・りょうま)さんがそれぞれ1位、個人経営店では男性が新垣結衣さん、女性が福山雅治(ふくやま・まさはる)さんが1位だった。画像は京樽の寿司。

調査は京樽がネットエイジア(中央区新川1-27-8、新川大原ビル、03-3552-8041)の協力によって、9月12日と13日の2日間に、20歳から59歳の男女1000人を対象にネットで実施した。11月1日「すしの日」を控えて、寿司に関して調査したもので、2015年から3回目となる。

それによると、すしを食べる頻度は月に1回以上利用する人が「回転寿司店」が27.2%(2016年28.7%)、「持ち帰り寿司店」が10.1%(同11.3%)、「個人経営の寿司店」が6.9%(同4.3%)と回転寿司と持ち帰り寿司が減少したのに対して、個人経営店が増えた。また、「宅配寿司店」は3.0%(同2.2%)、「コンビニ・スーパー」は38.7%(同38.1%)と微増にとどまった。ただ、全体としては、コンビニやスーパー、回転寿司店がよく利用される流れが続いている。

回転寿司店、持ち帰り寿司店、個人経営の寿司店のいずれかで、すしを月に1回以上食べる割合を男女別にみると、男性が34.0%(2016年35.4%、2015年33.8%)、女性が31.2%(2016年34.4%、2015年34.2%)で、ほぼ横ばいだった。

普段のデートですしを食べに行く場合に、想定する1人あたりの料金を聞いたところ、「5000円から1万円未満」が30.5%(同23.8%)でもっとも多かった。次いで「3000円から4000円未満(2016年は3000円から5000円未満)」が20.9%、「2000円未満(2016年は1000円から3000円未満)」が17.5%、「2000円から3000円未満(2016年はなし)」が16.8%で、平均は男性が4323円、女性が3993円だった。

すし店で店側の職人にオススメでネタを出してもらう「おまかせで」といった注文について、「そう言いたい」男性が17.2%、「おまかせで、と男性に言ってほしい」女性が11.4%だった。

江戸前寿司で好きなすしネタを聞いたところ、1位は「まぐろ・中とろ」が51.7%(2016年43.7%で3位)と初めて1位にランクされ、2位が「まぐろ・赤身」の46.9%(同43.8%で2位)、3位が「サーモン」の46.8%(同46.6%で1位)と初めて3位に下がった。4位が「いくら」の40.7%(同34.4%で5位)でランクをひとつ上げ、5位が「ねぎとろ」の38.7%(同38.6%で4位)でランクを下げた。

一方、上方鮨で好きなすしネタを聞いたところ、1位が「いなりずし」の33.6%(同42.1%、2015年43.9%)で3年連続で1位、2位が「ちらしずし」の23.1%(同31.7%で2位)、3位が「さばの押しずし」の22.4%(同22.9%の3位)、4位が「バッテラ」の19.1%(同18.1%の5位)、5位が「あなごの押しずし」の17.1%(2016年は6位以下)だった。

「すし好き」について「あてはまる」と回答した人が85.8%(2016年88.4%、2015年86.9%)で、ほぼ横ばいで推移、また「すし通」について「そう思う」と答えた人が6.5%(2016年5.1%)だった。

11月1日は「すしの日」を知っている人の割合をみると、「あてはまる」が6.1%(同6.7%)にとどまっている。