ヴァニラでたま新画集記念展、中野クニヒコも、東学と対談

【銀座新聞ニュース=2017年11月19日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は11月21日から12月3日までたまさんによる個展「Rosette-」を開く。

ヴァニラ画廊で11月21日から12月3日まで開かれるたまさんの個展「ロゼット(Rosette、バラ飾り)」のフライヤー。

少女主義的水彩画家で、透明水彩絵具のみを使い、ダーク&キュートな乙女世界を描き続けるたまさんが11月21日に最新画集「ロゼット(Rosette、バラ飾り)」(ヴァニラ画廊、税別6000円)を刊行するのを記念して、2016年から2017年に描いた作品と過去作品をあわせた水彩原画約30点を展示販売する。また、造形作家の中野クニヒコ(なかの・くにひこ)さんの立体再現作品も公開する。

たまさんは1977年福井県鯖江市生まれ、2000年に大阪芸術大学芸術学部美術学科を卒業、2001年に福井市のグループ展に参加、2003年に「ゲイサイ(GEISAI)-3」のイラスト部門に参加、2004年に大阪で個展、2007年に第4回ものづくりビッグギャラリーイン(in)東京ビッグサイト「第3回ポストカードコンテスト(POSTCARD CONTEST)」で優秀賞、2008年にヴァニラ画廊で個展を開き、2009年、2011年、2012年、2014年、2016年などにヴァニラ画廊で個展を開いている。現在、京都嵯峨芸術大学客員教授。

21日17時からオープニングパーティを開く。一般も入場できる。

26日17時から19時までたまさんと墨絵師の東学(あずま・がく)さんによる展覧会記念特別トークイベントを開く。定員は40人で、ヴァニラ画廊のHPから申し込み、入場料は2000円(ワンドリンク付)。予約後のキャンセルは不可。

東学さんは京都府生まれ、14歳から3年間、アメリカに留学、当時描いた「フランス人形」はニューヨークのメトロポリタン美術館に保存されている。その後、ポスターデザインを手がけるアートディレクターとして活動し、「平成の浮世絵師」と呼ばれ、テーマは一貫して「女」で、自ら編み出した「墨画(bokuga)」は、伝統的な水墨画などに見られる「ぼかし」などの墨の濃淡がないのが特徴となっている。2007年に初の墨画集「天妖」を刊行し、現在、大阪を拠点に活動し、展覧会を開いている。

21日、25日、26日、12月1日、2日、3日はたまさんが来場する。

開場時間は12時から19時(土曜日、祝日17時)で、入場料は500円。休みなし。