有楽町マルイで「ねこ市」、「ニャンとかなる」写真やダヤングッズ等

【銀座新聞ニュース=2017年11月10日】大手百貨店の丸井(中野区中野4-3-2、03-3384-0101)グループの有楽町マルイ(千代田区有楽町2-7-1、03-3212-0101)は11月10日から12月17日まで8階で「ねこ街マーケット」を開く。

有楽町マルイで12月17日まで開かれている「ねこ街マーケット」のフライヤー。

作家の水野敬也(みずの・けいや)さんと長沼直樹 (ながぬま・なおき)さんの共著「人生はニャンとかなる」(2013年、文響社、税別1400円)と「人生はもっとニャンとかなる!」(2015年、文響社、税別1400円)に掲載されている猫の写真34点、猫写真家の五十嵐健太(いがらし・けんた)さんの作品49点、猫写真家の飯法師昭誠(いいほし・しょうせい)さんの作品41点、もふもふ猫「うなちゃん」の作品12点を展示する。

また、マーケットでは、写真展の関連グッズをはじめ、11月末までは池田(いけだ)あきこさんの「猫のダヤン」関連グッズや、「世にも不思議な猫世界」を中心とした猫雑貨、12月からは旧プランタン銀座の「銀座ねこ展」に参加していた創作猫作家の作品や生活雑貨、アクセサリー、アパレルなどを販売する。

さらに、もふもふ猫写真展示コーナーを設置し、「わが家の自慢の猫ちゃん」写真を会場内に展示する。

ウイキペディアによると、猫は狭義にはネコ目(食肉目)、ネコ亜目、ネコ科、ネコ亜科、ネコ属、ヤマネコ種、イエネコ亜種に分類される小型哺乳類であるイエネコ(家猫)の通称で、より広義には、ヤマネコやネコ科動物全般を指す。イエネコの起源は、ネズミを捕獲させる目的で飼われ始めたヤマネコの家畜化であり、分類学上はヤマネコの1亜種とされる。

イエネコは、形態学的分析を主とする伝統的な生物学的知見によって、以前からリビアヤマネコが原種とされてきた。実際、米英独などの国際チームが2007年6月29日の「サイエンス」誌(電子版)に載せた論文では、世界のイエネコ計979匹をサンプルとしたミトコンドリアDNAの解析結果により、イエネコの祖先は約13万1000年前(更新世末期〈アレレード期〉)に中東の砂漠などに生息していたリビアヤマネコであることが判明した。

イヌは狩猟採集民に猟犬や番犬として必要とされ、早くから人の社会に組み込まれたが、ネコは農耕の開始に伴いネズミ害が深刻にならない限り有用性がなく、むしろ狩猟者としては競合相手でもあった。その競合的捕食動物が人のパートナーとなるのは、穀物という「一定期間の保管を要する食害を受けやすい財産」を人類が保有するようになり、財産の番人としてのネコの役割が登場したのが理由とされている。

また、伝染病を媒介するネズミを駆除することは、結果的に疫病の予防にもなった。さらに、記録媒体として紙など食害されやすい材料が現れると、これを守ることも期待された。日本へは、穀物倉庫の番人として渡来したと考えられている。農耕が開始され集落が出現した時期の中東周辺で、山野でネズミやノウサギを追っていたネコがネズミが数多く集まる穀物の貯蔵場所に現れ、棲みついたのが始まりと考えられている(リビアヤマネコの生息地と農耕文化圏が重なった地域で、複数回起こっていたと考えられる)。

穀物には手を出さず、それを食害する害獣、害虫のみを捕食することから、双方の利益が一致し、穀物を守るネコは益獣として大切にされるようになり、やがて家畜化に繋がったとみられている。最古の飼育例は、キプロス島の約9500年前の遺跡から見出される。また、紀元前3000年ごろの古代エジプトでイエネコとして固定化されたといわれている。さらに遡ると、ネコの祖先は「ミアキス」という約6000万年前の中型肉食獣とみられている。ミアキスの特性に近いまま進化した種がネコであり、平原に出て集団狩猟を行うプロアイルルスを経て現在の姿に進化した種がイヌである。

ネコは1歳くらいになると生殖可能になり、5歳くらいで落ち着き、7歳あたりから高齢期に入り、20歳超えはかなりの長寿とされる。屋外で暮らさなければならない野良ネコと人間に室内で飼われているイエネコの寿命には大きな差がある。室内飼育のイエネコでは14歳から18歳程度が寿命とされ、野良ネコでは4歳から6歳程度とみられている。ネコの年齢をヒトに換算すると、室内ネコの場合は例として1歳で人間でいう17歳から20歳、2歳で23歳から25歳、以降は1年ごとに4、5歳ずつ加齢していく計算になる。

時間は11時から21時まで。入場料は500円(高校生以下無料)。