広島TAUでカープ優勝パレード観覧会、TVで生中継

【銀座新聞ニュース=2017年11月23日】広島県(広島県広島市中区基町10-52、082-228-2111)が運営するアンテナショップ「TAU」(中央区銀座1-6-10、銀座上一ビルディング、03-5579-9952)は11月25日に3階イベントスペースで「2017広島東洋カープ優勝パレード」テレビ観覧会を開く。

「2017広島東洋カープ優勝パレード」は25日10時30分から11時15分まで平和大通りの西観音町電停東交差点付近から鶴見橋西詰付近まで約3キロを、オープンカー4台とオープンデッキバス5台に分乗してファンに手を振る。

参加する予定者は監督の緒方孝市(おがた・こういち)さん、ヘッドコーチの高信二(こう・しんじ)さんら8人のコーチ陣、野村祐輔(のむら・ゆうすけ)さんや大瀬良大地(おおせら・だいち)さんをはじめとする投手陣(34人)、石原慶幸(いしはら・よしゆき)さんをはじめとする捕手陣(8人)、新井貴浩(あらい・たかひろ)さん、ブラッド・エルドレッド(Brad Eldred)さんをはじめとする内野陣(16人)、鈴木誠也(すずき・せいや)さんをはじめとする外野陣(10人)。

このほか、スタッフ、球団関係者、地元関係者がオープンカーとオープンデッキバスに分乗する。また、今回はとくに女子大生のカープ女子も一緒に分乗する。国立広島大学をはじめ、県立広島大学、広島市立大学、尾道市立大学、福山市立大学、エリザベト音楽大学、近畿大学(工学部)、日本赤十字広島看護大学、比治山大学、広島経済大学。

広島工業大学、広島国際大学、広島国際学院大学、広島修道大学、広島女学院大学、広島都市学園大学、広島文教女子大学、福山大学、安田女子大学、山陽女子短期大学、広島文化学園短期大の21校。

2016年には優勝パレード後、マツダ スタジアムで優勝報告会を開いたが、2017年は優勝報告会は予定されていない。

広島東洋カープは1949年創設された球団で、自動車メーカーのマツダ(旧東洋工業)が30%以上の株式を保有し、創業家の松田家も30%以上を保有している。同年12月にセ・リーグに加盟し、1950年から公式戦に参加、1952年まで3年連続で最下位(8位、7位、6位)となり、その後もBクラスに低迷し、1968年に初めて3位になった。

1975年に初優勝し、山本浩二(やまもと・こうじ)さんや衣笠祥雄(きぬがさ・さちお)さんらの活躍で1979年に2度目の優勝を記録し、日本シリーズも初めて制し、1980年に2連覇し、2年続けて日本シリーズも勝利した。1984年にリーグ優勝と日本シリーズに勝利し、1986年、1991年とリーグ優勝したが、その後は低迷し、とくに2000年以降は万年Bクラスが続いていた。

このため、2007年から導入されたプレーオフの「クライマックスシリーズ」に出場した経験がなかったが、2016年レギュラーシーズンで25年ぶり7回目のリーグ制覇となり、初のクライマックスシリーズで勝利し、日本シリーズに進出したものの、日本シリーズはパ・リーグの覇者、北海道日本ハムファイターズに2勝4敗で敗れた。

2017年シーズンは143試合88勝51敗4分の6割3分3厘で、2位の阪神に10ゲーム差をつけて、1980年以来、37年ぶりの2連覇を達成したが、クライマックスシリーズでDeNAに2勝4敗(アドバンテージ含む)で敗退し、日本シリーズへの進出を逃した。

たう(TAU)での観覧会はNHK広島放送局の協力を得て実施するもので、10時5分から11時25分まで首都圏では放送されない広島カープ優勝パレードを生中継で見られる。定員は先着70人。ただし、行列になった際は、整理券を配布することもある。また、優勝報告会は生中継しない。

2016年の広島カープ優勝パレードには約31万3000人が見物した。