「木村屋本店」が紅ズワイガニ食べ放題、飲み放題も

【銀座新聞ニュース=2017年11月29日】九州居酒屋の「木村屋本店」、宮崎地鶏専門の「地鶏黒木屋」などを運営する株式会社KIDS HOLDINGS(新宿区西新宿2-4-1、新宿NSビル、0120-75-1109)は11月29日から12月7日まで「木村屋本店銀座1丁目店」(中央区銀座1-8-2、銀座プルミエビル、050-3542-6712)など「木村屋本店」全28店舗で「紅ズワイガニ食べ放題」を実施している。

12月7日まで「木村屋本店銀座1丁目店」など「木村屋本店」全28店舗で開かれている「紅ズワイガニ食べ放題」。

紅ズワイガニの水揚げ量日本一となっている鳥取県(蟹取県)の境港から直送された「紅ズワイガニ」を蒸しあげて提供する企画で、期間中は「紅ズワイガニ食べ放題」のみは90分1480円(通常2500円、別途ワンドリンク注文する)、「紅ズワイガニ食べ放題と飲み放題」は120分2980円(通常4000円)。

ウイキペディアによると、紅ズワイガニは日本海、北朝鮮、ロシアなどで水揚げされ、主にズワイガニ(松葉ガニ)よりも水深の深い場所に生息するといわれ、足、胴の腹面含め全体に暗褐色で、加熱すると全体が鮮やかな紅色になる。

ズワイガニ、オオズワイガニに比して殻がやや柔らかく薄い。身が少なめで、比較的安く、缶詰の材料にも使われている。加熱すると身が縮みやすいが、生の身は甘みが強く、しっかり身の入った紅ズワイの刺身はズワイガニ以上に美味といわれている。
紅ズワイガニは、1906年にアメリカの海洋調査船「アルバトロス号」が日本海佐渡沖水深960メートルで採集した1匹の個体によりアメリカの海洋生物学者メアリー・ラスバン(Mary Jane Rathbun、1860-1943)が1932年に記載した。当時は、日本では紅ズワイガニの存在すら知られてなく、1950年になって但馬沖で採集された11個体に対して元水産省水産試験場香住分場の山本孝治(やまもと・こうじ)によって「ベニズワイガニ」という和名が与えられた。

富山湾では1941年から「赤ガニ」の名称で刺し網で大量に漁獲されている。現在は山陰沖が主要な漁場で、資源保護の目的で当初から雌ガニは捕獲禁止となっている。

鳥取県境港市水産課によると、紅ズワイガニとズワイガニ(松葉ガニ)の違いは、紅ズワイガニの身は甘みがあり、水分が多く、保存中に水分が抜けて身が少なくなることを避けるため、甲羅を下にして保存するという。

ズワイガニは身がぎっしり詰まっており、メスで卵を抱えたものを親がに、脱皮直後のものを若松葉などと呼んでいる。紅ズワイガニは日本海の深海の水深約500メートルから2500メートル、ズワイガニが日本海の大陸棚の水深約200メートルから400メートルで、産卵も紅ズワイガニが 産卵数3.7万粒から4.3万粒で、産卵周期が2年に1回、ズワイガニが産卵数7万粒から10万粒、産卵周期が1年に1回、漁期が9月から翌年6月、ズワイガニの雄が11月から翌年3月、雌が11月から12月末となっている。

漁法も紅ズワイガニがカニかご漁で、ロープに50メートル間隔で、150個のカニかごがついた漁具を使い、これを海底に約2昼夜沈めてカニが入るのを待つ。漁具の長さは約1万メートルになり、これを9セット使用する。ズワイガニは底引き網で、日本海では小型機船の底引き網で漁獲する。

今回の対象となる中央区周辺の店は「東京駅八重洲北口店」(中央区日本橋3-3-3、八重洲山川ビル、050-3542-6709)、「新橋レンガ通り店」(港区新橋2-13-8、東和ビル、050-3542-6710)など。

キッズ・ホールディングス(KIDS HOLDINGS)は俳優で、1970年愛知県生まれ、名城大学卒業、パリコレクションのモデルも務めた木村契月(きむら・けいつき)さんが2005年に設立した飲食業で、2017年10月末現在186店(ライセンス、業務委託を含む)を運営し、従業員が1789人(正社員361人)、2017年3月期の連結売上高が前期比2.9%増の141億9986万円となっている。

営業時間は銀座1丁目店が16時(土・日曜日、祝日15時)から24時(金曜日、祝前日3時)、八重洲北口店が16時(日曜日、祝日15時)から4時(金曜日、祝前日5時、日曜日、祝日23時)、新橋レンガ通り店が16時から23時30分(金曜日3時)。