資生堂のウィンドウに伊藤隆道がアート

【銀座新聞ニュース=2017年12月22日】国内最大の化粧品メーカー、資生堂(中央区銀座7-5-5、03-3572-5111)は12月18日から2018年3月31日まで「資生堂銀座ビル」(中央区銀座7-5-5)と「東京銀座資生堂ビル」(中央区銀座8-8-3)で伊藤隆道さんによるウィンドウアート「銀座彩光(Lumiere vivante)」を展示している。

2018年3月16日まで資生堂銀座ビルで、12月26日から3月31日まで東京銀座資生堂ビル(資生堂パーラービル)で、見ることのできる伊藤隆道さんのウィンドウアート「銀座彩光(ルミエール・ビビアンテ(Lumiere vivante)」の作品「光と動き・宇宙(Light and It’s Movement/the Universe)」。

資生堂は2018年に「シセイドウ・ウィンドウ・アート(SHISEIDO WINDOW ART)」というテーマで、銀座を舞台に「美のインスピレーションを与える新しい表現」を発表していく計画で、その第1弾として、動く造形表現により資生堂のショーウィンドウ文化を築き上げた造形家で、東京芸術大学名誉教授の伊藤隆道(いとう・たかみち)さんによるウィンドウアートを資生堂銀座ビルと東京銀座資生堂ビル(資生堂パーラービル)で展開している。

また、3月16日まで展開している資生堂銀座ビルでは1階エントランスに伊藤隆道さんの歴代のウィンドウアートの写真も展示している。12月26日から3月31日まで展開する資生堂パーラービルでは1階店内スペースで関連展示も行っている。

伊藤隆道さんは彫刻、照明など幅広く立体造形の作品をてがけ、鏡面のステンレスパイプを曲げ、モーター駆動により造形を動かす作品などを制作し、「動く彫刻」の第1人者といわれている。

伊藤隆道さん。

資生堂、ウイキペディアによると、伊藤隆道さんは1939年北海道札幌市生まれ、東京芸術大学美術学部工芸科金工を卒業し、1963年に資生堂会館のショーウィンドウディスプレイのデザインを担当し、1970年に日本万国博覧会テーマ館、日本館、リコー館、迎賓館、クポタ館、水中レストランなどの企画とモニユメントを設置、1975年に第2回彫刻の森美術大賞展で大賞を受賞した。

1980年から現在まで札幌市大通公園のホワイトイルミネーション・サッポロの企画とデザインを手がけ、1988年にオーストラリア・プリスベン国際博1988彫刻展に出品、1993年に東京芸術大学美術学部教授に就任、2004年に中国・上海で個展、2006年に東京芸術大学教授を退任し、名誉教授に就任している。

展示時間は資生堂銀座ビルが8時から19時。土・日曜日、祝日は休み。資生堂パーラービルが11時から21時(1月3日と4日は20時)、12月30日から1月2日までと2月19日は休み。