大丸松坂屋画廊で内林武史、祝迫芳郎、松枝悠希ら立体作品展

【銀座新聞ニュース=2018年1月20日】大手流通グループのJ.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は1月18日から31日までグループ展「3-dimensional arts」を開いている。

大丸松坂屋百貨店の「アールグロリューギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で1月31日まで開かれている「3-ディメンションタル・アーツ(dimensional arts)」に出品されている内林武史さんの「D.L.C.モデル( Model)1817」(スイッチを入れると鉱石が光る)。

「アールグロリューギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」は「銀座シックス(GINZA SIX)」の中核企業の大丸松坂屋百貨店が直営する画廊で、今回は中堅、若手立体作家によるグループ展で、2週に分けて展示する。18日から24日は木材、金属、鉱石、電気部品などの素材を使て、機械、都市、宇宙、時間、幾何学などをテーマに制作している内林武史(うちばやし・たけし)さん、木彫、乾湿、ブロンズといったさまざまな技法を自由に用いて、彫刻作品を制作する大森暁生(おおもり・あきお)さんが出品している。

25日から31日まで動物をモチーフに、金属や樹脂、箔などの素材の特徴をいかして立体作品を制作する祝迫芳郎(いわいさこ・よしろう)さん、「解放」をコンセプトにしてモチーフが飛び出る作品を制作している松枝悠希(まつえだ・ゆうき)さん、スイーツデコの技術を独自に昇華させて「フェイク・クリーム・アート」で表現する渡辺(わたなべ)おさむさんが展示する。

同じく祝迫芳郎さんの「キョウ・ケン(KYO-KEN)-チワワ・スカジャン」(銅、真鍮、ステンレス、金属箔、樹脂、金メッキ、ニッケルメッキ)。

内林武史さんは1967年東京都武蔵野市生まれ、1985年に渋谷のデザイン学校桑沢デザイン研究所夜間平面デザイン科に入学、1986年にデザイン事務所でアルバイト、1987年に桑沢デザイン研究所を卒業、美術制作会社にてTBSテレビ大道具・舞台美術を制作、1989年に店舗内装、アートワークに参加し、3店の制作に携わり、1990年に博物館、イベントの恐竜・化石復元モデルを制作、1996年に自身のアトリエ「アトリエ・ガレージ(Atelier GARAG)」を設立し、美術作家としてフリーランスで活動している。

大森暁生さんは1971年東京都生まれ、1992年に愛知県立美術大学美術学部彫刻専攻を卒業、1993年に第46回日本アンデパンダン展に出品、1994年に第6回現代日本具象彫刻展で入選、1995年から2002年まで「籔内佐斗司工房」にて彫刻家の籔内佐斗司(やぶうち・さとし)さんのアシスタントを務め、1996年に第27回愛知県立美術大学卒業修了制作展に出品、1998年に個展を開き、その後、グループ展などに出品している。

祝迫芳郎さんは1975年鹿児島県生まれ、2003年に東京芸術大学大学院彫金専攻を修了、2005年に個展を開き、2008年に「新生展」でうわむき賞、前橋アートコンペライブ2008で銅賞、2015年に「高輪会」で淡水翁賞、現在、山脇美術専門学院非常勤講師。

松枝悠希さんは1980年茨城県生まれ、2005年に東京芸術大学美術学部デザイン科を卒業、2010年に同大学大学院後期博士課程を修了、2002年に群馬オープンスペースアートコンペディション2002で入賞、2003年に第19回ハンズ大賞で「プランニング賞」、「アミューズアーティストオーディション」で入選した。

2005年に「東京芸術大学卒業制作展」で買い上げ賞、2006年にみずほストリートギャラリーで入賞、2009年に「タグボート・オータム・アワード(TAGBOAT AUTUMN AWARD)2009」で審査員特別賞、2010年に東京芸術大学修了展で日本ペイント賞などを受賞している。

渡辺おさむさんは1980年山口県周南市生まれ、2003年に東京造形大学デザイン学科を卒業、2001年に京都アートコンペ2001で審査員特別賞、第19回ひとつぼ展で入選、ターナーアクリルアワードで審査員特別賞、2007年にアミューズアートジャム2007で倉本美津留(くらもと・みつる)賞などを受賞している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。入場は無料。