加島美術で若冲ら江戸から近代「動物画」展、杏子と野地耕一郎対談も

【銀座新聞ニュース=2018年2月2日】加島美術(中央区京橋3-3-2、03-3276-0700)は2月3日から25日まで「アニマルワールド‐日本画の動物ってこんなにかわいい!」を開く。

加島美術で2月3日から25日まで開かれる「アニマルワールド‐日本画の動物ってこんなにかわいい!」のフライヤー。

江戸時代の大家から近代絵画の画家の作品まで、ガラスケースなしに間近に見られる展示会で、加島美術のコレクションの中から円山応挙(まるやま・おうきょ、1733-1795)、伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう、1716-1800)、長沢芦雪(ながさわ・ろせつ、1754-1799)、曽我蕭白(そが・はくしゅう、1730-1781)、森狙仙(もり・そせん、1747-1821)。

葛飾北斎(かつしか・ほくさい、1760-1849)、河鍋暁斎(かわなべ・きょうさい、1831-1889)、菱田春草(ひしだ・しゅんそう、1874-1911)、竹内栖鳳(たけうち・せいほう、1864-1942)、上村松園(うえむら・しょうえん、1875-1949)。

橋本関雪(はしもと かんせつ、1883-1945)、前田青邨(まえだ・せいそん、1885-1977)、小林古径(こばやし・こけい、1883-1957)、高山辰雄(たかやま・たつお、1912-2007)、猪熊弦一郎(いのくま・げんいちろう、1902-1993)、熊谷守一(くまがい・もりかず、1880-1977)らの作品を紹介する。

2月10日に野地耕一郎さんと対談する杏子さん。

10日15時から住友家が収集した中国古代青銅器の保存と、考古学研究者への研究協力を主な目的とした泉屋博古館分館(港区六本木1-5-1)の分館長、野地耕一郎(のじ・こういちろう)さんと歌手の杏子(きょうこ)さんが対談する。参加料は無料。

11日、12日の13時と15時から日本画の画材を使って、簡単に描ける動物画に挑戦するワークショップを開く。参加費は500円。

野地耕一郎さんは1958年神奈川県生まれ、成城学園を卒業、1983年から1997年まで山種美術館学芸員、練馬区立美術館学芸員、主任学芸員を経て2013年に泉屋博古館学芸課長、現在、分館長。

杏子さんは1960年長野県松本市生まれ、大妻女子大学を卒業、大手商社に勤務しながら終業後や休日にバンド活動は続け、1983年に男性4人組ロックバンド「バービーボーイズ(BARBEE BOYS)」に加入し(1992年に解散)、商社を退職して1984年にメジャーデビュー、男女混声ツインボーカルとして人気になり、1992年にソロ活動をはじめ、1998年に山崎(やまざき)まさよしさん、スガシカオさんらとユニット「福耳」を結成し、2003年に「バービーボーイズ」の25周年記念イベントを行い、2008年にも再活動し、2010年には全国ツアーも行った。

開場時間は10時から18時。入場は無料。トークイベントは事前にHPなどで申し込む。定員が40人で、多数の場合は抽選。