サニーヘルス、「朝食抜き」等7つの習慣を変え、体脂肪の削減を

【銀座新聞ニュース=2018年2月10日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「体脂肪が増えてしまう7つの習慣」を発表した。

食事を残せない、残したくないのであれば、作る量や取り分ける量、店なら注文する際に量を調整する、ご飯の量も減らしてもらうなど、あらかじめできる対策を取りたい。

ダイエットで重要なのは、体重を減らすことよりも体脂肪を減らすことで、いくら体重が落ちても体脂肪率が変化しなければ、ぽちゃっとした印象は変わらず、やせにくく太りやすい体質になってしまったり、リバウンド率が高くなってしまったりするという。

ダイエットに取り組んでいるにもかかわらず、体脂肪が減らない人は、生活習慣に問題があるかもしれず、サニーヘルスでは以下の項目をチェックし、思い当たる節のある人は、その確率が高い可能性があるとしている。

1)「朝食抜き」で、ギリギリまで寝ていたい、食べる暇がない、夜型の生活で朝はお腹が空かないなど、朝食を抜く人が増えているが、朝食を取ることは、体を温め代謝を上げる作用があるほか、体内時計をリセットしリズムを整え、体を目覚めさせ臓器の働きやホルモン分泌などが適切に行われるようにする作用がある。

朝食を食べないと、前日の夕食から当日の昼食までエネルギーが入ってこない時間がかなり空くことになり、食事と食事との時間が長く空いてしまうと人間の体は危機を感じ、次の食事の際に摂取したエネルギーを体に蓄積しようとする性質があるため、体脂肪になりやすいという。

睡眠から目覚めてすぐの朝は、胃腸の働きがまだ鈍い状態で、本調子になるのは、吸収の時間帯である日中になる。このため、朝食はなるべく胃腸に負担のかからない消化によいもの、かつエネルギーを補給できるものが適している。

朝食の習慣がない人、時間がなくて食べない人こそ、調理不要で食べる時間のかからないフルーツだけでも食べるのがお勧めで、ヨーグルトとフルーツというのもよいとしている。

2)「なるべく動かなくて済むようにしている」で、車が足替わりになっていたり、家ではすぐにゴロゴロしたりなど、楽なほうへ流れてしまうのは誰しもがあることだが、それでは当然運動不足になり、体脂肪は増える一方になる。

しかし、ジムやスポーツなどで特別な運動をする必要はなく、日常生活の中で体を動かすことを心掛けるだけでもよく、エスカレーターやエレベーターではなく、階段を使う、大股でなるべく早歩きをする、テキパキ動く、姿勢をよくする、テレビを見る時はストレッチや筋トレをしながらなど、毎日の積み重ねが体型を変える。

3)「早食い、ながら食べ」で、「満腹になった」という信号が脳に届くのは、食べ始めて15分から20分後といわれ、早食いすると量を食べ過ぎて太ってしまうというのが定説だが、それだけが原因ではない。早食いで一気に食べてしまうと、その分、血糖値が急激に上昇し、血糖値の上昇を抑えるためにすい臓からインスリンが分泌されてしまう。インスリンには脂肪を作り、脂肪細胞の分解を抑制する働きがあるので、過剰に分泌されすぎると体脂肪蓄積の原因ともなってしまう。

早食いは食べ過ぎてしまうというだけではなく、その行為そのものが肥満の要因になるとしている。早食いを防ぐには、とにかく「よく噛むこと」という。

また、「ながらスマホ」が社会問題化しているが、「ながら食べ」も太る元という。集中がテレビやパソコン、スマホなど食べ物以外に向いていると、「食べている」という実感が沸きにくく、しかも意識が他に向いているため、食欲を抑えようとする抑制が利きにくく、食べ過ぎになりやすい。食べるときは食べ物に意識を向けるようにしたい。

4)「空腹ではないのに食べてしまう」で、おやつを食べることが習慣化している人もいると思われるが、3食をきちんと食べていれば、おやつは不要という。「なんとなく口寂しい」というだけの理由でおやつに手を出してしまう人は要注意で、食べる前に、なぜ食べたいのか、本当に必要なのかどうかを自問自答するように心掛ける。

どうしてもお腹が空いて次の食事までがまんできないのであれば、ナッツ(ノンオイルローストタイプ)、ドライフルーツ、チーズ、ゆで卵などビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質などが含まれ、栄養価が高く、ダイエットに役立つものを取り入れるようにする。

5)「食べ物を残せない」で、出されたものは残さずきれいに食べるという文化のある日本では、残す=悪のような風潮すらあるが、「腹八分目」を心掛けるほうが健康的なのは明らかとしている。

特別な事情がない限りは、腹八分目の時点で思い切って残すようにする。腹十分目まで食べないと気が済まないというのは、健康面における悪しき生活習慣という。残せない、残したくないのであれば、作る量や取り分ける量、お店ならオーダーする量を調整し、ご飯の量を先に減らしてもらうなど、あらかじめできる対策を取りたい。

6)「遅い時間に食べる」で、同じものを食べても朝より夜の方が太りやすく、その状態を作っているのが、体内の「BMAL1(ビーマルワン)」と呼ばれるタンパク質という。夜22時頃を過ぎると体内はエネルギーを脂肪分として蓄えるため、「BMAL1」が急増して「太りやすい状態」になることが分かっている。

また、食べてすぐに寝ると睡眠中に血糖値が高い状態になり、エネルギーが大きく消費されることなく、体に脂肪として蓄積される。夕食は就寝2、3時間前までには済ませるようにする。

7)「寝る直前までテレビやスマホ」で、人の体内時計を司るホルモンの1つに「メラトニン」があり、夜になると分泌され眠気を引き起こす働きがある。しかし、夜遅くまでテレビやパソコン、スマホなどの画面を眺めていると、画面から発せられるブルーライトが目を刺激し、脳は昼間だと誤認し、メラトニンの分泌が抑制されてしまう。

その結果、入眠を妨げ、寝つきが悪くなったり、深い眠りを得られにくくなったりなど、睡眠の質を落とす原因になってしまう。睡眠の質は食欲を司るホルモンの分泌に影響を及ぼすことが分かっている。食欲ホルモンを適切にコントロールするには、質のよい睡眠が必要としている。就寝の1時間ほど前からは部屋の照明を落とし、電子機器類の画面を見るのはやめ、睡眠準備に入るようにする。

自分の体型に納得がいっていない人は、食べる内容や量だけでなく生活習慣そのものを見直してなおしてみると、新たな気付きがあるかもしれないし、毎日の生活習慣こそ、体型に影響を及ぼすとしている。