丸善丸の内でシャガール生誕130年展、ユトリロ、ローランサンらも

【銀座新聞ニュース=2018年2月11日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は2月14日から21日まで4階ギャラリーで「シャガールとパリを愛した画家たち展」を開く。

丸善・丸の内本店で2月14日から21日まで開かれる「シャガールとパリを愛した画家たち展」に出品されるシャガールの「ダフニスとクロエ-ディオニソファーネスの到来」。

生誕130年目を迎えるベラルーシー(旧ロシア)出身のフランスの画家、マルク・シャガール(Marc Chagall、1887-1985)が「その色彩と夢のある画風で人々を魅了し続けて」いる作品を展示販売する。また、シャガールと同時期に活躍した、フランスの画家、モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo、1883-1955)、フランスの画家、ベルナール・ビュッフェ(Bernard Buffet、1928-1999)、フランスの女流画家、マリー・ローランサン(Marie Laurencin、1883-1956)、フランスの野獣派の画家、ラウル・デュフィ(Raoul Dufy、1877-1953)らパリを愛した画家の作品も展示する。

ウイキペディアなどによると、マルク・シャガールは1887年帝政ロシア・ヴィテブスク(現ベラルーシ・ヴィテブスク)生まれのユダヤ人で、1907年にペテルブルグの美術学校を中退し、レオン・バクストの美術学校で絵を学んだ。1910年にパリに赴き5年後、故郷へ戻り、1917年の10月革命の起こったロシアでしばらく生活するが、1923年にパリへ戻った。1941年に第2次世界大戦の勃発を受け、ナチスの迫害を避けてアメリカに亡命した。

1947年にパリへ戻り、1950年から南フランスに移り、フランス国籍を取得、1960年にエラスムス賞を受賞、オペラ座の天井画を依頼され、1964年に完成させた。1973年にはニース市にシャガール美術館が開館、1985年に97歳で亡くなるまで、絵画だけでなく、版画、陶芸など多くの創作活動を続けた。

開場時間は9時から21時(最終日は17時)まで。入場は無料。18日は休み。