丸善日本橋で注器展、蟻川誠、江口智己、渡辺信史ら7人

【銀座新聞ニュース=2018年2月13日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は2月14日から20日まで3階ギャラリー特設会場で蟻川誠さんら陶芸家による「注器展‐卓上を廻り 机上を彩る」を開く。

丸善・日本橋店で2月14日から20日まで開かれる陶芸家による「注器展‐卓上を廻り 机上を彩る」のフライヤー。

人と人との間を行きかう器は時には卓上を廻り、時には机上を彩る。蟻川誠(ありかわ・まこと)さんら7人の陶芸家による「注器(つぎ)」を展示販売する。

今回、出品しているのは蟻川誠さんのほか、江口智己 (えぐち・ともみ)さん、竹下努(たけした・つとむ)さん、田中大喜(たなか・だいき)さん、中西申幸(なかにし・しんこう)さん、貫井美保子(ぬくい・みほこ)さん、「陶工房 扇屋」を主宰する渡辺信史(わたなべ・しんじ)さん。

蟻川誠さんは1972年群馬県生まれ、1996年に武蔵野美術大学大学院陶磁専攻を修了、2001年に千葉県千葉市にて築窯、2008年に群馬県渋川市へ工房を移転した。朝日現代クラフト、朝日陶芸展などで入選している。

江口智己さんは1971年東京都生まれ、武蔵野美術大学空間演出デザイン学科中退、千葉県富津市で制作している。

竹下努さんは1986年長野県生まれ、2007年岐阜県立多治見工業高校専攻科卒業、「(有)玉山窯」に入社、岐阜県重要無形文化財保持者の玉置保夫(たまおき・やすお)さんに師事、2011年に土岐市織部の日記念事業第4回現代茶陶展で入選、2013年に「玉山窯」を退社、独立し、第20回美濃陶芸庄六賞茶碗展で銀賞を受賞し、岐阜県土岐市で制作している。

田中大喜さんは1976年京都府京都市生まれ、2004年に愛知県立窯業高等技術専門校を卒業、岐阜県瑞浪市の窯元に入社し、2006年に退社して同県土岐市で独立し、2010年に滋賀県大津市に工房を移した。

中西申幸さんは1968年大阪府大阪市生まれ、2000年に京都伝統工芸専門校を卒業、2001年に第56回姫路市美術展で入選、2003年に徳島県上坂町に「光萌窯」を築窯し、制作している。

貫井美保子さんは東京都文京区生まれ、2001年に愛知県立窯業高等技術専門校を卒業、瀬戸市に「工房聖窯」を構えて制作している。

渡辺信史さんは1997年に武蔵野美術大学短期大学部工芸デザイン専攻科を卒業、在学中に陶器コースを専攻、1997年に「九つ井 陶郷(ここのついど すえのさと)」(神奈川県)の陶器の制作スタッフとして入社、2005年に独立、「陶工房 扇屋」(神奈川県鎌倉市)を主宰している。現在、駒沢女子大学非常勤講師。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。