丸善日本橋でカリグラフィー展、相田英子、渋谷登志子ら実演も

【銀座新聞ニュース=2018年3月6日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は3月7日から13日まで3階特設会場で「The Art of Lettering カリグラフィー作品展」を開く。

丸善・日本橋店で3月7日から13日まで開かれる「アート・オブ・レタリング(The Art of Lettering)カリグラフィー作品展」のフライヤー。

毎年、「世界の万年筆展」と同時期に開かれるカリグラフィー作品展で、「株式会社カリグラフィー・ライフ・アソシエーション(CLA)」(中央区銀座1-9-6、銀緑館、03-6228-6272)が運営する日本カリグラフィースクール(中央区銀座1-9-6、銀緑館、03-6228-6272)で講師を務めている「カリグラフィー」作家の渋谷登志子(しぶや・としこ)さんらが「アルファベット」を手書きしながら、言葉をビジュアルに表現するカリグラフィー作品を展示する。

今回、出品しているのは、阿部久代(あべ・ひさよ)さん、新井典子(あらい・のりこ)さん、加藤絵美(かとう・えみ)さん、河南美和子(かわなみ・みわこ)さん、渋谷登志子さん。

高木直美(たかぎ・なおみ)さん、中川久美子(なかがわ・くみこ)さん、西浦朋子(にしうら・ともこ)さん、西出百合子(にしで・ゆりこ)さん、野上千津子(のがみ・ちづこ)さん。

林順子(はやし・じゅんこ)さん、ふくだいくこさん、松井康子(まつい・やすこ)さん、松沢恵未(まつざわ・えみ)さん、諸正美由紀(もろまさ・みゆき)さん、吉川裕子(よしかわ・ゆうこ)さん、渡部朋子(わたなべ・ともこ)さんの17人だ。

「カリグラフィー」とはギリシャ語の「calli(カリー、美しい)」と「graphein(グラフィン、書くこと)」に由来する言葉で、16世紀から17世紀に生まれた手書きの文字のことだ。日本では「西洋書道」と訳され、日本の書道と同じく文字を美しく見せるための手法だが、筆記にペンまたはそれに類する道具を用いているため、毛筆の書道とは表現されたものが大きく異なる。1文字ずつ手書きで書かれているため、書体の種類は数百の単位もあるが、その区分は明確でなく、代表的なものにはゴシック体、アンシャル体、イタリック体などがある。

ウイキペディアによると、カリグラフィーの起源は、1世紀後半から2世紀にかけての古代ローマにおける碑文、特にトラヤヌス帝(Marcus Ulpius Nerva Trajanus、53-117)が建立した石碑の文字とされ、当時のアルファベットには小文字はなく、文章はすべて大文字でつづられていた。「キャピタル・モニュメンタリス」と呼ばれるこの文字は、現代に至る活字書体の原型であり、また手書き書体の規範とされた。

一方で、2世紀から3世紀ころに、ギリシャ語の書体をもとにローマ字体にした「アンシャル体」が、主にキリスト教の文書に使われるようになり、これが現在の小文字の起源とされている。「アンシャル体」をもとにして、「ハーフアンシャル体」が生まれ、その後、6世紀後半にはフランク王国で「カロリング小文字体」が生まれ、現在、使われている小文字の形は、ほとんどこの書体が基本となっている。

日本カリグラフィースクールは1986年に「有限会社一寸社」(渋谷区代々木1-31-15、03-5350-1771)が1985年に開講した通信講座の受講生をフォローするのを目的に開設したカリグラフィー教室が前身で、1987年にカリグラフィーを普及させるため、カリグラフィー・ライフ・アソシエーションを東京・神保町に設立、1988年にカリグラフィー教室を「日本カリグラフィースクール」と改称して誕生した。

1998年に大阪・心斎橋に大阪校を開校(関西教室、2010年に閉鎖)、2005年に株式会社ユーキャンの運営に移行し、2006年に東京校を代々木に移転し、2010年にカリグラフィー・ライフ・アソシエーションの運営に戻した。現在、受講者数500人を超えており、カリグラフィーの専門講師も養成し、卒業生は全国のカルチャーセンターで活躍している。

7日、9日、10日11時から14時までカリグラフィーのミニレッスンとデモンストレーションを行う。渋谷登志子さん、阿部久代(あべ・ひさよ)さん、西浦朋子(にしうら・ともこ)さんが講師を務める。

11日11時から14時まで相田英子(あいだ・えいこ)さんと渋谷登志子さんが「万年筆で描くオリジナルシグネチャー」を開く。参加費は無料。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。ミニレッスンなども無料。

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