餃子の王将が東日本震災津波遺児支援で野菜ラーメン

【銀座新聞ニュース=2018年3月2日】全国で「餃子の王将」チェーンを展開する「王将フードサービス」(東京事務所・千代田区神田須田町2-11、協友ビル、03-5298-7511)は3月1日から31日まで「餃子の王将新橋駅前店」(港区新橋3-25-18、03-3432-8518)などで「春の野菜煮込みラーメン」を発売している。

「餃子の王将」チェーンで3月31日まで販売されている「春の野菜煮込みラーメン」のフライヤー。

2011年3月に発生した東日本大震災・津波遺児を支援するのが目的で、2011年に東日本大震災の被災地で炊き出しした「野菜煮込みラーメン」をベースに、キャベツや白菜など国産野菜350グラムを乗せたラーメンだ。価格は584円(税別)で、このうち30円が「あしなが育英会」を通じて東日本大震災・津波遺児に寄付される。

また、「野菜煮込みラーメン」に餃子3個、杏仁豆腐がついた「フェアセットA」(797円)、「野菜煮込みラーメン」に餃子1人前、小ライスがついた「フェアセットB」(899円)も用意している。

2016年3月に行った震災地支援のための「野菜煮込みラーメン」は、21日間で15万1140食を販売し、また、「ぎょうざ倶楽部プレミアム会員カード」利用による義援金(利用代金の1%)は1月末日までに累計総額2323万8701円に上っている。2017年3月に販売した「春の野菜煮込みラーメン」は「2016年熊本地震」と東日本大震災の被災地支援が目的で、計28万食を販売した。「ぎょうざ倶楽部プレミアム会員カード」利用による義援金(利用代金の1%)も2017年12月末日までに累額9853万8969円に上っている。

ウイキペディアによると、東日本大震災は2011年3月11日14時46分18秒に岩手県沖から茨城県沖までの南北約500キロ、東西約200キロのおよそ10万平方キロという広範囲域が震源として発生した、マグニチュード9.0を記録した大地震だ。この地震により、場所によっては波高10メートル以上、最大遡上高40メートルにも上る大津波が発生し、東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に壊滅的な被害をもたらした。巨大津波以外にも、地震の揺れや液状化現象、地盤沈下、ダムの決壊などによって、北海道南岸から東北を経て東京湾を含む関東南部に至る広大な範囲で被害が発生し、各種ライフラインが寸断された。

2017年3月10日時点で、死者1万5893人、行方不明者が2553人、建築物の全壊、半壊などは合わせて114万戸以上(全壊12万1764戸、半壊28万121戸、全半焼297戸、床上浸水3352戸、床下浸水1万231戸、一部破損72万6443戸)、ピーク時の避難者は40万人以上、停電世帯が800万戸以上、断水世帯が180万戸以上で、政府は震災による被害額を16兆円から25兆円と試算している。

また、東京電力福島第一原子力発電所では、地震から約1時間後に遡上高14、15メートルの津波に襲われ、1号機から5号機まで全交流電源を喪失し、原子炉を冷却できなくなり、1号炉、2号炉、3号炉で炉心溶融(メルトダウン)が発生し、大量の放射性物質の漏洩を伴う重大な原子力事故に発展した。この事故は国際原子力事象評価尺度で最悪のレベル7、チェルノブイリ原子力発電所事故と同等に位置付けられている。

王将フードサービスは創業者の加藤朝雄(かとう・あさお、1924-1993)が1967年12月に京都市中京区四条大宮に王将1号店を出店し、その後、京都市内を中心に店舗展開し、1974年7月に資本金500万円で「株式会社王将チェーン」を設立し、当時、直営店15店、フランチャイズ(FC)店3店を運営していた。1978年5月に直営店35店、FC店15店の計50店となり、12月に直営第1号店を新宿区に出店し、東京都へ進出、1980年7月に商号を「株式会社餃子の王将チェーン」に変更、1985年12月に王将食品、王将商事、BPAシステム餃子館の3社を吸収合併した。

1990年12月に「王将フードサービス」に商号変更、1993年3月に店頭登録市場(現ジャスダック)に公開し、加藤朝雄の子息、加藤潔(かとう・きよし)さんが社長に就任し、1995年1月に大阪証券取引所市場と京都証券取引所に上場し、2000年に加藤潔さんが退任し、加藤朝雄の妻の弟、大東隆行(おおひがし・たかゆき、1941-2013)が社長に昇格、2005年1月に全額出資の子会社「キングランド」(1995年8月設立、2005年12月に解散)の100%出資の子会社として中国遼寧省に「大連餃子的王将餐飲有限公司(王将餃子(大連)餐飲有限公司)」を設立、7月に中国大連市に海外1号店を出店した。

2007年7月に500店舗を達成、2008年9月にアサヒビールが筆頭株主となった。2011年7月に600店舗を達成、2013年7月に東証と大証の統合により東京証券取引所市場第1部へ移行、12月に本社前で、社長の大東隆行が銃撃されて死亡するという事件が発生し(現在も未解決)、常務の渡辺直人(わたなべ・なおと)さんが社長に昇格し、2015年2月に国内700店(直営店469店)を達成した。

2016年3月に「大連餃子的王将餐飲有限公司(王将餃子(大連)餐飲有限公司)」の解散(2014年)に伴う清算を終了した。2017年2月に720店(直営487店)に達し、従業員は約2000人。業績(単体)は2017年3月期の売上高が前期比0.3%減の751億円、営業利益が同12.3%減の55億円、経常利益が同11.4%減の58億円、純利益が同5.6%減の38億円だった。日本格付研究所の格付はBBB+(トリプルBプラス)となっている。

新橋店の営業時間は平日が10時30分(土・日曜日、祝日10時)から2時(最終注文時間、月曜日24時、土・日曜日、祝日23時)。

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