大震災支援「一陽来復」で連日挨拶、尹美亜、藤原紀香、竜田一人ら

【銀座新聞ニュース=2018年3月2日】劇場映画やドキュメンタリー映画の企画から配給までを業務とする「株式会社平成プロジェクト」(千代田区隼町3-19、清水ビル、03-3261-3970)は3月3日からヒューマントラストシネマ有楽町(千代田区有楽町2-7-1、有楽町イトシア・イトシアプラザ、03-6259-8608)で一般公開される「一陽来復 Life Goes On」の舞台あいさつを開く。

3月3日から一般公開される「一陽来復 ライフ・ゴーズ・オン(Life Goes On)」((C)2017 Kokoro Film Partners)。

3日9時50分の回上映終了後と11時45分の回上映前に、監督の尹美亜(ゆん・みあ)さん、映画に出演している宮城県石巻市の木工職人の遠藤伸一(えんどう・しんいち)さん、東日本大震災の最中に宮城県石巻市で英語を教えていた息子を津波で失ったアンディ・アンダーソン(Andy Anderson)さんが舞台に登場してあいさつする。

4日11時50分の回上映終了後と13時45分の回上映前に、尹美亜さんとナレーションを手がけている女優の藤原紀香(ふじわら・のりか)さん、スーパーバイザーの鈴木静雄(すずき・しずお)さん(11時50分の回のみ)が舞台に登場する。

5日9時50分の回上映終了後に、日本野菜ソムリエ協会講師で「有限会社コスモファーム」(香川県高松市川部町290-1、087-886-7719)代表の中村敏樹(なかむら・としき)さん、アソシエイトプロデューサーの岡本英之(おかもと・ひでゆき)さん、プロデューサーで配給元の「株式会社平成プロジェクト」代表の益田祐美子(ますだ・ゆみこ)さんが舞台に登場する。

5日11時45分の回上映前に、健康食品の「イオスコーポレーション」(港区南青山5-12-4、03-5468-3903)代表取締役の石川雄志(いしかわ・ゆうじ)さんと益田祐美子さんが舞台に登場する。

6日9時50分の回上映終了後と11時45分の回上映前に、尹美亜さんとルポマンガ「いちえふ福島第一原子力発電所労働記」(講談社)の作者で、現在も福島第一原発で作業しているため、仮名で覆面姿により講演活動をしている竜田一人(たつた・かずと)さんが舞台に登場する。

7日9時50分の回上映終了後と11時45分の回上映前に、尹美亜さんと書画家で、今回の「題字」を手がけた小林芙蓉(こばやし・ふよう)さんが舞台に登場する。

8日9時50分の回上映終了後と11時45分の回上映前に、尹美亜さんとクロスステッチアーティストの星野真弓(ほしの・まゆみ)さんが舞台に登場する。

作品は東日本大震災から6年目の宮城県石巻市・南三陸町、岩手県釜石市、福島県川内村・浪江町の各地で、前を向いて生きる人々の姿を追ったドキュメンタリーで、女川町の復興を記録した「サンマとカタール 女川つながる人々」で制作プロデューサーを担当した尹美亜(ゆん・みあ)さんが初監督を務め、2016年夏から2017年春にかけて撮影した。

また、東北と縁が深く、2009年から赤十字広報特使を務め、東日本大震災ではその直後から被災地への訪問を重ねている藤原紀香さんと宮城県出身で震災後に「びっきこども基金」を設立して長期的な支援を続けている山寺宏一(やまでら・こういち)さんがナレーションを務めている。

映画は3人の子どもを失った場所に、仲間のための集会スペースを作った「夫婦」、写真の中で生き続ける父親と、そろばんが大好きな5歳の「少女」、震災を風化させないために語り部となった「ホテルマン」、原発30キロ圏内の全員が避難した村で田んぼを耕し続け、伝統を守り続ける「農家」、被爆した牛の世話を続ける「牛飼い」、津波の後にもたらされた海の恵みに気づき、以前とは異なる養殖を始めた「カキ漁師」、電力会社との対話をあきらめない「商工会会長」など困難の中で一歩ずつ前に進もうとする人々の姿をとらえている。

尹美亜さんは1975年長野県生まれ、津田塾大学国際関係学科を卒業、在学中にカナダに留学し、卒業後はインドのタゴール国際大学に留学し、デザインを学び、帰国後に広報代理店やIT企業の広報担当後、映画の世界へ入り、日米合作映画で日本とアメリカを往復して企画開発を担い、NHKのドキュメンタリー番組の制作に参加後、2010年から「平成プロジェクト」に参加した。

主な作品は2013年に映画「李芸-最初の朝鮮通信使」、2016年に映画「サンマとカタール 女川つながる人々」の制作プロデューサー、2015年に「シネマの天使」、2017年に「こいのわ 婚活クルージング」のプロデューサーを務めている。

チケットはすでに発売しており、料金は一般1800円、大学生1500円、高校生以下3歳以上、障がい者1000円、シニア1100円。

注:「鈴木静雄」の「静」、「李芸」の「芸」は正しくは旧漢字です。名前などの名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。

東日本大震災については「餃子の王将が東日本震災津波遺児支援で野菜ラーメン(https://ginzanews.net/?p=42432)」を参照。