ピカデリー「曇天に笑う」、福士蒼汰、中山優馬ら舞台挨拶

 

【銀座新聞ニュース=2018年3月13日】国内映画業界第3位の松竹(中央区築地4-1-1、東劇ビル、03-5550-1533)は3月21日から丸の内ピカデリー(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3201-2881)で一般公開する「曇天に笑う」の初日に福士蒼汰さん、中山優馬さんらによる舞台あいさつを開く。

3月21日から一般公開される「曇天に笑う」」((C)映画「曇天に笑う」製作委員会 (C)唐々煙/マッグガーデン)。

21日9時の回上映終了後と12時15分の回上映前に、監督の本広克行(もとひろ・かつゆき)さんをはじめ、曇家第14代当主で長男「曇天火」役の福士蒼汰(ふくし・そうた)さん、曇家(曇神社)三兄弟の次男「曇空丸」役の中山優馬(なかやま・ゆうま)さん、右大臣直属部隊の隊長「安倍蒼世」役の古川雄輝(ふるかわ・ゆうき)さん、曇神社の居候「金城白子」役の桐山漣(きりやま・れん)さん、右大臣直属部隊の副隊長「鷹峰誠一郎」役の大東駿介(だいとう・しゅんすけ)さん。

曇天火の幼馴染「永山蓮」役の小関裕太(こせき・ゆうた)さん、右大臣直属部隊の隊員「武田楽鳥」役の市川知宏(いちかわ・ともひろ)さん、右大臣直属部隊の最年長隊員「犬飼善蔵」役の加治将樹(かじ・まさき)さん、曇家三兄弟の三男「曇宙太郎」役の若山耀人(わかやま・きらと)さんが舞台に登場してあいさつする。

「曇天に笑う」は「月刊コミックアヴァルス」(マッグガーデン)の2011年3月号から2013年6月号まで連載されたマンガ家の唐々煙(からからけむり)さんの同じ題名のマンガ作品が原作で、「家族愛」がテーマになっている。

2014年10月より12月まで日本テレビ系でアニメが放送され、2015年2月21日から3月1日まで、天王洲銀河劇場で舞台化され、2017年8月24日から9月3日までサンシャイン劇場で舞台化されている。

物語は明治維新後の滋賀県・大津が舞台で、300年に一度よみがえり、人間に災いをもたらすという大蛇(オロチ)が復活する年、曇神社を継ぐ曇家(くもうけ)の長男・曇天火、次男・空丸、三男・宙太郎の曇天三兄弟は、大蛇を封じるため立ち上がる。

一方、明治政府右大臣・岩倉具視(東山紀之=ひがしやま・のりゆき=さん)の直属部隊「犲(ヤマイヌ)」も、違った方法で大蛇の力を封印しようと動き出し、最強の忍者集団・風魔一族も大蛇の力による政府転覆を企んで暗躍し、曇天三兄弟と犲、風魔一族が三つ巴の戦いを繰り広げるという話だ。

ウイキペディアなどによると、本広克行さんは1965年香川県丸亀市生まれ、横浜放送映画専門学院(現日本映画学校)を卒業、電通テック、共同テレビを経て、「ベイシス」に入社、 1998年に「ロボット(ROBOT)」に移り、2013年から「株式会社プロダクション(Production)I.G」の企画部に所属している。

1992年にフジテレビ・共同テレビ制作のドラマ「悪いこと」で監督デビューし、その後、オムニバスドラマ「世にも奇妙な物語」の中の「見たら最期」を監督し、1996年に「7月7日、晴れ」で映画監督デビューした。「お金がない!」の演出陣の1人として織田裕二(おだ・ゆうじ)さんと知り合い、織田裕二さんの推薦により、1997年にフジテレビのプロデューサー、亀山千広(かめやま・ちひろ)さんが始めた「踊る大捜査線」のチーフ演出に抜擢された。

1998年から開始した映画「踊る大捜査線」シリーズで監督を務め、第22回と第27回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞し、シリーズ映画2作目では実写邦画興行成績の歴代1位を保持している。2005年に劇団ヨーロッパ企画の舞台を映画化した「サマータイムマシン・ブルース」、2006年にコメディ「ウドン(UDON)」などを監督している。2011年4月に四国学院大学客員教授、2012年10月にアニメ作品「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の総監督を担当し、2006年から香川県の映画祭「さぬき映画祭」のディレクターを務めている。

チケットは先行抽選をチケットぴあを通じて発売中で14日11時締め切り。17日10時から一般発売する。料金は全席指定で2000円均一。