大丸でワインフェア、1000種超、黒チーズ、セミナーも

【銀座新聞ニュース=2018年4月9日】国内百貨店業界第2位の流通グループ、J.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営する大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は4月11日から17日まで11階催事場で「第93回世界の酒とチーズフェスティバル」を開く。

大丸東京店で4月11日から17日まで開かれる「第93回世界の酒とチーズフェスティバル」に出品される数々のワイン。

1975年からはじまった「世界の酒とチーズフェスティバル」(当時は「洋酒展」で、ウイスキーを中心にオーストラリアの輸入肉とともに販売)は、日本の百貨店でもっとも歴史のあるワインフェアで、当時は高価であったワインを試飲してから購入できるというスタイルが画期的だったという。

93回目の今回も世界の1000種類以上のワインを並べ、ワインの他に、100種類のチーズやフォアグラなども提供する。試飲も毎日、300種以上が可能としている。とくに、今回は「チーズ工房千(せん)」の竹炭で濃厚熟成した黒チーズ(100グラム、1655円)、「那須高原今牧場チーズ工房」の炭を混ぜた黒チーズ「茶臼岳(ちゃうすだけ)」(180グラム、3298円)、「共働学舎新得農場」が20カ月熟成させたチーズ「シントコ・グランデ」(100グラム、1350円)なども出品される。

「第93回世界の酒とチーズフェスティバル」に出品される那須高原今牧場チーズ工房の黒チーズ「茶臼岳」。

主な初登場ワイン(いずれも750ミリリットル)は、ジョージアのカへチの「キンズマラウリ サぺラヴィ・陶器ボトル 2015」(赤、税込2138円)、ハンガリーのデール・バラトンの「バラトンボグラー チャペルヒル・スパークリング・シャルドネ・ブリュット NV」(シャンパン、1749円)、モルドバのステファンヴォーダの「シャトー・プルカリ フリーダムブレンド 2014」(赤、3790円)。

イタリアのピエモンテの「カステッラーリ・ベルガーリオ サッルヴィ・ガヴィ 2016」(白、2430円)、イタリアのサルディーニャ セルディアーナの「アルジオラス セレガス 2016」(白、2332円)、フランスのブルゴーニュ「フレデリック・マニャン ブルゴーニュ・ピノ・ノワール 2015」(赤、3283円)。

11日15時10分からワイン&フードジャーナリストのウィラハン麻未(Whelehan Mami、まみ)さんによる「名脇役はコレ!銀幕・舞台を彩ったワイン‐カンヌ映画祭の公式シャンパーニュ」と題した講演会を開く。定員は10人で参加費は無料。

講演会ではカンヌ映画祭の公式シャンパーニュメゾン、パイパー・エドシックの「エッセンシエル エクストラ ブリュットNV」(シャンパン)と「レア2002」(シャンパン)を試飲できる。

13日15時10分からワイン専門誌「ヴィノテーク」編集人の吉田節子(よしだ・せつこ)さんが「トレンドは固有品種と伝統産地の新潮流」と題してカベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネ、リースリング、ピノ・ノワールなどの固有品種のワインを紹介するワンコインセミナー(500円)を開く。定員は10人。

このセミナーでは、ポルトガル・ドウロの「カルム ティント・レセルヴァ2012」(赤)、イタリア・シチリアの「アリアンナ・オッキピンティ イル・フラッパート 2015」(赤)、ギリシアの「ドメーヌ・シガラス・アシルティコ 2017」(白)、ジョージアの「シャトー・ムクラニ ルカツィテリ・スペリュール2015」(白)を試飲できる。

14日11時からワイン総合誌「ワイン王国」の社長兼編集長の村田恵子(むらた・けいこ)さんによる「世界のアイコンワイン Icon Wine」と題したワンコインセミナー(500円)を開く。定員は10人。

このセミナーでは、日本の岩の原ワイン「マスカット・ベーリーA 2015」(赤)、イタリアの「バンフィ ロッソ・ディ・モンタルチーノ 2015」(赤)、フランスの「シャトー・ラグランジュ レ・フィエフ・ド・ラグランジュ 2015」(赤)を試飲できる。

15日11時からワイン&スピリッツ誌「ウォンズ」代表の名越康子(なごし・やすこ)さんによる「進化するイタリアワイン」と題したワンコインセミナー(500円)を開く。定員は10人。

このセミナーでは、イタリアの「マァジ マジアンコ 2016」(白)、「マァジ カンポフィオリン 2014」(赤)、「フォンタナフレッダ バローロ・プロプリエタ・イン・フォンタナフレッダ 2013」(赤)を試飲できる。

営業時間は10時(初日は15時)から20時(木・金曜日は21時)まで。