TOHO日比谷「娼年」女性限定で松坂桃李挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年4月12日】中堅映画配給会社のファントム・フィルム(渋谷区代々木1-11-2、代々木コミュニティビル、03-6276-4035)は4月15日にTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「娼年」の女性限定上映会を開く。

現在、一般公開されている「娼年」((C)石田衣良/集英社2017映画「娼年」製作委員会)。

15日14時20分から上映し、終了後に主人公の大学生「森中領(リョウ)」役の松坂桃李(まつざか・とおり)さんが舞台に登場してあいさつする。

「娼年(しょうねん)」は直木賞作家の石田衣良(いしだ・いら)さんの同じ題名の小説で単行本が2001年に刊行され、直木賞候補作となった。2007年に幸田育子(こうだ・いくこ)さんの作画で女性向け月刊マンガ誌「オフィスユー」(集英社)にマンガが連載され、2007年に全3巻で単行本化されている。2016年8月26日から9月4日まで東京芸術劇場プレイハウスなどで舞台化されている。

物語は大学での生活も退屈し、バイトに明け暮れ無気力な毎日を送っているリョウがホストクラブで働く中学の同級生シンヤがリョウのバイト先のバーに連れてきたホストクラブの客、御堂静香と知り合うところからはじまる。

静香は秘密の会員制ボーイズクラブ「パッション」のオーナーで、恋愛や女性に興味がないというリョウに「情熱の試験」を受けさせ、リョウは静香の店で働くこととなる。「娼夫」という仕事に最初は戸惑うリョウだったが、女性たちひとりひとりが秘めている欲望の奥深さに気づき、そこにやりがいを見つけていく。

ウイキペディアなどによると、松坂桃李さんは1988年神奈川県茅ヶ崎市生まれ、2008年に大学在学中に「チャレンジFBモデル2008オーディション」でグランプリ、雑誌「ファインボーイズ(FINEBOYS)」の専属モデルとして芸能活動をはじめ、同時に芸能事務所「トップコート」の養成所に第8期生として入校、2009年にテレビドラマ「スーパー戦隊」シリーズの第33作「侍戦隊シンケンジャー」で初主演、同作の劇場版で映画に初出演した。

2010年4月にバラエティ番組にレギュラー出演し、2011年に映画「アントキノイノチ」などで第85回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞、第33回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞し、2010年に産業能率大学経営学部を中退した。

2012年に映画「グッドカミング-トオルとネコ、たまに猫」で主演、映画「ツナグ」で主演、2013年に「ガッチャマン」に主演、2015年に「マエストロ!」で主演、2017年に「キセキ-あの日のソビト」で主演、2018年に「不能犯」で主演している。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選を販売中で、13日11時締め切り。料金は全席指定で2000円均一。映画は「R18+」(18歳以上観覧可)に指定されている。