丸善丸の内で英国展、女王在位65年コイン、デイルグッズ等

【銀座新聞ニュース=2018年5月14日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は5月16日から22日まで4階ギャラリーで「英国展」を開く。

英国とヨーロッパの雑貨を輸入販売する「有限会社トゥーシェ」(中野区野方1-30-1、大和ビル)が出展し、在日英国大使館の国際通商部が後援するイベントだ。

丸善・丸の内本店で5月16日から22日まで開かれる「英国展」のフライヤー。

英国ビンテージのティーポットやマグカップ、200種類以上ある銀のチャームを使ったシルバーラッキーチャーム、スツールなどのアンティーク小家具、エリザベス女王(Elizabeth2、1926年生まれ)在位65周年記念コイン、学術的価値も併せ持つボタニカルアート、動物のデザイナー、ハンナ・デイル(Hannah Dale)さんのグッズなどを販売する。

エリザベス女王在位65周年記念コインは2017年に英国公式記念貨幣として、2つのデザインが王室承認のもとに制作された。ひとつは1キロ金貨、銀貨と5オンス金貨、銀貨に採用された、17世紀後半の王室の紋章をモチーフとするデザインという。1952年に即位し、2017年で65周年を迎える「サファイア・ジュビリー(Sapphire Jubilee)」と呼ばれる記念硬貨で、「華やかな盾が誠実と調和のシンボルであるオリーブの枝と安定と職務における忠誠を象徴するオークの枝によって囲まれている」(泰星コイン)。

もうひとつは、5ポンド貨4種に採用されており、王室のアニバーサリーに関連した王冠と、その横に女王が21歳の誕生日に行ったスピーチの言葉が刻まれている。「My Whole Life,Whether It Be Long or Short,Devoted to Your Service」(長くても短くても、私の生涯のすべてを、あなたがた(英国連邦の全国民)の奉仕に捧げます)というものだ。

1947年4月21日に、エリザベス王女(当時)は父ジョージ6世(George6、1895-1952)、母エリザベス王妃(Elizabeth Angela Marguerite Bowes-Lyon、1900-2002)、妹のマーガレット王女(Margaret Rose Armstrong-Jones、1930-2002)とともに南アフリカを訪れ、ケープタウンからのラジオでのスピーチ放送で、自らの人生をコモンウェルスのサービスに捧げると語った、その一部が刻まれている。

「有限会社トゥーシェ」は1989年に代表取締役の森居恵子(もりい・けいこ)さんが自宅の1室を使ってはじめた事業で、英国の「シルバー・ラッキー・チャーム」や「A.E.ウイリアムズ社」をはじめ、アンティーク雑貨などを輸入している。

営業時間は9時から21時(最終日は16時)まで。