丸善日本橋で小林俊和、南佳織ガラス工芸展

【銀座新聞ニュース=2018年5月16日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は5月16日から22日まで3階ギャラリーで小林俊和さんと南佳織さんによるガラス作品展「四季の彩り」を開いている。

丸善・日本橋店で5月22日まで開かれている小林俊和さんと南佳織さんによるガラス作品展「四季の彩り」に出品されている小林俊和さんの「おいしい果実」(鳥はメジロ)。

富山県でガラス工房「グラス・スタジオ・ティロ(Glass Studio TIRO)」(富山県高岡市長慶寺35-3、0766-28-2640)を主宰するガラス工芸作家の小林俊和(こばやし・としかず)さんと南佳織(みなみ・かおり)さんが吹きガラス、サンドブラストなどさまざまな技法を用いて、細部まで技巧を凝らした四季の花、鳥などのガラス作品や花器以外に日常使いできる器類も展示している。

小林俊和さんは1971年愛知県刈谷市生まれ、1994年に愛知教育大学総合造形コースガラス専攻を卒業、1995年に富山ガラス造形研究所研究科を卒業、1995年から1998年まで富山市ガラス工芸センターの制作スタッフを務め、1998年から富山ガラス造形研究所のワークショップ講師を務め、1999年から2002年に豊田町新造形創造館のガラススタッフを勤めた。

2001年に東京国際ガラス学院のワークショップ講師、2002年から富山県高岡市にて「グラス・スタジオ・ティロ」を開設、2004年に富山ガラス造形研究所のワークショップ講師、多摩美術大学ガラス科のワークショップ講師、2008年から大阪芸術大学工芸学科ガラス科の非常勤講師、2009年から大阪芸術短期大学デザイン美術学科工芸コースの非常勤講師、2011年にアメリカの「カレッジ・フォー・クリエイティブ・スタディ(College for Creative Studies)」のワークショップ講師を務めている。

1994年にサントリー美術館大賞1994で入選、1997年に第1回現代ガラスの美展イン(IN)薩摩で入選(2001年、2003年も入選)、2001年に国際ガラス展・金沢2001で入選、2003年に第2回コガネザキ(KOGANEZAKI)現代ガラス展で入選している。

南佳織さんは1975年富山県氷見市生まれ、1996年に富山ガラス造形研究所造形科を卒業、1997年に富山ガラス造形研究所研究科を卒業、同年から1999年まで富山市ガラス工芸センターの制作スタッフ、1999年から2002年まで豊田町新造形創造館のガラススタッフ、2004年に富山ガラス造形研究所のレクチャー講師を務めている。

1996年に96日本現代ガラス展能登島で奨励賞、高岡クラフトコンペで入選(2002年に入選)、1997年に現代ガラスの美展イン(IN)薩摩で入選(1999年、2001年、2003年も入選)、2001年に世界工芸コンペティション・金沢で奨励賞、2003年に第2回コガネザキ(KOGANEZAKI)現代ガラス展で入選している。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)で、入場は無料。