TOHO日比谷「羊と鋼」山崎賢人、上白石姉妹ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年5月29日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は6月8日からTOHOシネマズ日比谷スクリーン12(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル地下)で一般公開する「羊と鋼の森」の初日に、山崎賢人さん、三浦友和さんらによる舞台あいさつを開く。

6月8日から一般公開される「羊と鋼の森」((C)2018「羊と鋼の森」製作委員会)。

8日16時の回上映終了後と19時50分の回上映前に、監督の橋本光二郎(はしもと・こうじろう)さんをはじめ、調律師「外村直樹」役の山崎賢人(やまざき・けんと)さん、調律師「板鳥宗一郎」役の三浦友和(みうら・ともかず)さん、調律師「柳伸二」役の鈴木亮平(すずき・りょうへい)さん。

佐倉家のふたごの姉「佐倉和音」役の上白石萌音(かみしらいし・もね)さん、佐倉家のふたごの妹「佐倉由仁」役の上白石萌歌(かみしらいし・もか)さん、調律師「秋野匡史」役の光石研(みついし・けん)さんが舞台に登場してあいさつする。

「羊と鋼の森」は作家の宮下奈都(みやした・なつ)さんが「別册文芸春秋」に2013年11月号から2015年3月号まで連載され、2015年9月15日に単行本化された同じ題名の作品が原作だ。2015年に直木賞候補になり、2016年に第13回本屋大賞の大賞に選ばれた。

物語は将来の夢もなく生きていた外村が、高校でピアノ調律師の板鳥と出会い、板鳥の調律したピアノの音色に魅せられ、その日から自身も調律の世界を目指すことを決意するところからはじまる。

専門学校を出て新米調律師として働くようになった外村は、調律師の先輩・柳やピアニストの高校生姉妹・和音と由仁ら、調律を通して知り合う人々とのかかわりによって、調律師として、ひとりの人間として成長していく。

橋本光二郎さんは1973年東京都生まれ、日本映画学校(現日本映画大学)を卒業、相米慎二(そうまい・しんじ、1948-2001)や滝田洋二郎(たきた・ようじろう)さんらの監督に師事し、2005年に「ニライカナイからの手紙」、2007年に「サイドカーに犬」、2008年に「ブタがいた教室」、2010年に「君に届け」などで助監督を務めた。

2010年にドラマ「ブンゴウ(BUNGO)日本文学シネマ」の1作「富美子の足」で監督を手がけ、2011年に演出チームの1人として参加した学園ドラマ「鈴木先生」が日本民間放送連盟ドラマ部門最優秀賞やギャラクシー賞を受賞し、2012年に連続ドラマ「スプラウト」や「ピース(Piece)」、2013年に「ハードナッツ 数学ガール(girl)の恋する事件簿」などの演出を経て、2015年に「orange オレンジ」で長編監督としてデビューした。

チケットは応募フォーム(16時の回、50人)からの応募、抽選とチケットぴあによる抽選販売があり、応募フォームからの申し込みは30日12時締め切り。料金は全席指定で一般1800円、大学生・専門学校生1500円、高校生・ジュニア(3歳から中学生まで)1000円、障がい者1000円、シニア1100円。

チケットぴあによる抽選販売は6月4日11時締め切り。料金は全席指定で一般2000円、大学生・専門学校生1700円、高校生・ジュニア(3歳から中学生まで)1200円、障がい者1200円、シニア1300円。

注:「山崎賢人」の「崎」は正しくは「大」が「立」です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。