中央の百貨店17年度、銀三、大丸が最高、松屋、高島屋2年ぶり増

【銀座新聞ニュース=2018年6月1日】中央区とその周辺の主要百貨店、銀座三越、松屋銀座店、日本橋三越、日本橋高島屋、大丸東京店の5店の2017年度の売上高がまとまった。

2017年度(2016年3月から2017年2月)の売上高で6年連続増、過去最高を記録した大丸東京店。

銀座地区では、三越伊勢丹ホールディングス(3月決算)の銀座三越(中央区銀座4-6-16、03-3562-1111)は前年度比8.4%増の878億6200万円と2年ぶりのプラスで、過去最高を記録した。松屋(2月決算)の松屋銀座店(中央区銀座3-6-1、03-3567-1211)は同5.8%増の746億0300万円と2年ぶりのプラスだった。銀座地区百貨店の全体売上高は同1.5%増の1825億8600万円と2年ぶりのプラスだった。

日本橋、八重洲地区では三越伊勢丹ホールディングスの日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は同5.9%減の1553億5700万円と2年連続減、高島屋(2月決算)の日本橋高島屋(中央区日本橋2-4-1、03-3211-4111)は同1.0%増の1342億4100万円と2年ぶりのプラス、J.フロントリテーリング(2月決算)の大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)は同6.1%増の790億5600万円と6年連続増で過去最高記録した。

2017年度の訪日外国人観光客(免税、インバウンド)売上高は日本橋三越が同15.4%増の27億8500万円で、同店の売上高に占めるシェアは1.8%だった。銀座三越が同24.2%増の238億8000万円で、同店に占める売上高シェアは27.2%だった。伊勢丹三越国内百貨店全体の訪日外国人観光客売上高は同29.2%増の675億1100万円で、売上高に占めるシェアは6.4%だった。

大丸東京店の訪日外国人観光客売上高は同50.8%増の33億9000万円で、同店の売上高に占めるシェアは4.3%だった。大丸松坂屋百貨店全体の訪日外国人観光客売上高は同62.8%増の479億円で、全体の売上高に占めるシェアは7.3%だった。高島屋と松屋は未公表。

2018年度予想は銀座三越が前年度比0.1%減の878億円と横ばい、松屋銀座店が同2.3%増の763億円。日本橋三越が同6.7%減の1448億8400万円、日本橋高島屋が同1.9%減の1316億7500万円、大丸東京店が同3.9%増の837億8000万円。