M84でB・ランス「日仏ヌード」展

【銀座新聞ニュース=2018年6月8日】Art Gallery M84(中央区銀座4-11-3、ウインド銀座ビル、03-3248-8454)は6月11日から7月14日までベッティナ・ランスさんによる「密室」を開く。

アートギャラリーエムハッシー(Art Gallery M84)で6月11日から7月14日まで開かれるベッティナ・ランスさんの「密室」に出品される「日本女性マリの密室(Chambre Close by Japanese Women Mari)8」作品((C)Bettina Rheims/Sansiao Gallery/M84、税別40万円)。

フランスを代表する女性写真家のベッティナ・ランス(Bettina Rheims)さんは、セルジュ・ブラムリー(Serge Bramly)さんの小説とのコラボにより、1990年から1992年に制作された、架空の男の視線を意識したフィクションの「秘密の部屋」にて、パリの女性たちを撮影したヌード写真集「シャンブル・クローズ(Chambre Close、密室)」で、女性たちのあられもないポーズが話題となり、ヨーロッパだけでなく、アメリカ、日本、韓国、オーストラリア、ロシアでもベストセラーとなり、世界中にその名が広がったといわれている。

今回は、ベッティナ・ランスさんが1995年に来日して日本人モデルをあられもないポーズで撮影した作品、今まで門外不出とされていた幻のプリント6点を含む、約22点を展示する。パリの女性と日本人女性を撮影した作品を一緒に展示するのは日本初となる。

ベッティナ・ランスさんは1952年フランス・パリ生まれ、1972年からアメリカ・ニューヨークで過ごし、その後、パリに戻り、1976年にモデル、写真家のアシスタントなどを経て、モデル、ストリッパー、アクロバット芸人や周りの友人を被写体として写真を撮りはじめ、1978年に雑誌「エゴイスト」に大道芸人やストリッパーのヌード写真を発表し、1982年にパリ・ポンピドーセンターで初個展、1983年に生と死を表現した動物のはく製シリーズを制作した。

1986年に雑誌「ヴォーグ」や「フィガロ」や広告用のポートレートを撮影、1990年に二重の性、転換する性、男性の妄想など混迷する現代の性をモチーフに作品を発表し、1990年に初めてカラー写真「シャンブル・クローズ」でヌード写真を披露し、1994年にパリ市写真大賞、1995年にフランス大統領公式カメラマンに抜擢され、1997年にレジヨン・ドヌール勲章を受賞した。

1998年に2年がかりでイエスの生涯を現代の設定で撮影した「I.N.R.I」を出版し、フランスのキリスト教サークルとのスキャンダルに発展し、2000年に小田急美術館で写真展「イエスの生涯」を開催し、2002年に中国でアバンギャルドな上海女性を捉えた上海シリーズを制作、2004年にフィンランド・ヘルシンキ市立美術館で初の回顧展を開いた。

2005年に「写真と彫刻の融合」をテーマにリメイクされたオートクチュールのビンテージドレスをまとった女性たちを、石の台座を小道具に撮影されたシリーズを発表し、2010年にセルジュ・ブラムリーさんと一緒に自叙伝的な物語を発表し、2012年にインタビューをして撮影した若い男女27人のポートレートを発表し、2013年に最新のパリのオートクチュールをまとった有名人のポートレートを発表、現在は雑誌、広告、ファッションの仕事を手掛けるとともに、個人プロジェクトに取り組んでいる。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は17時)まで。入場料は800円。展示している作品はすべて販売する。

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