東宝5月映画、2%増と4カ月連続、新作3本

【銀座新聞ニュース=2018年6月13日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)はこのほど、5月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比1.7%増の67億584万円で、4カ月続けて前年同月を上回った。

7週連続して1位を占めた「名探偵コナン ゼロの執行人」((C)2018 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会)。

5月は例年、70億円前後と年間で5月、8月、12月に次いで売り上げが多い月のひとつで、2013年5月が43億円、2014年5月が77億円、2015年5月が81億円、2016年5月が82億円、2017年5月が66億円で推移しており、2017年が20%近くも減少したことから、4カ月連続でプラスになった。

5月の新作は4日に公開された「ラプラスの魔女」、18日に公開された「のみとり侍」、25日に公開された「恋は雨上がりのように」の3本だった。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(687スクリーン)の5月の入場料収入(売店収入は除く)は同17.9%減の53億5276万円だった。2013年6月発表からトーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員を公表するのを止めている。

5月の上映作品数は4月よりも1点多い9作品だった。興行通信社の映画興行ランキングによると、5月5日、6日の週は「名探偵コナン ゼロの執行人」が4週目も1位、「ラプラスの魔女」が初週3位、「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱」が4週目4位、「となりの怪物くん」が2週目7位、「いぬやしき」が3週目10位と前の週よりも1点増えて5作品だった。

12日、13日の週は「名探偵コナン ゼロの執行人」が5週目も1位、「ラプラスの魔女」が2週目4位、「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱」が5週目7位、「となりの怪物くん」が3週目9位と前の週よりも1点減って4作品だった。

19日、20日の週は「名探偵コナン ゼロの執行人」が6週目も1位、「のみとり侍」が初週3位、「ラプラスの魔女」が3週目7位、「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱」が6週目10位と前の週と同じく4作品だった。

26日、27日の週は「名探偵コナン ゼロの執行人」が7週目も1位、「恋は雨上がりのように」が初週4位、「のみとり侍」が2週目7位、「ラプラスの魔女」が4週目10位と前の週と同じく4作品だった。

配給作品は「いぬやしき」、「となりの怪物くん」、「映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱」、「名探偵コナン ゼロの執行人」、「ちはやふるー結び」、「ラプラスの魔女」、「のみとり侍」、「恋は雨上がりのように」。