丸善丸の内で青山友美「和菓子屋」原画展

【銀座新聞ニュース=2018年6月21日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)がが運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は6月19日から7月19日まで3階児童書売り場壁面ギャラリーで青山友美さんによる「よるのわがしやさん」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で7月19日まで開かれている青山友美さんの「よるのわがしやさん」原画展に展示されている絵本の表紙。

絵本作家の青山友美(あおやま・ともみ)さんが2018年5月18日に絵を手がけた「よるのわがしやさん」(文は穂高順也=ほたか・じゅんや=さん、文溪堂、税別1500円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「よるのわがしやさん」はストーリーを作った穂高順也さんが手がけた「よるのさかなやさん」(2016年3月)、「よるのようふくやさん」(2017年3月)に続くシリーズの第3弾で、今回、初めて絵を青山友美さんが担当した。

昔から日本人に愛されてきたおいしい和菓子の店にならぶ和菓子、大福もち、ぼたもち、かしわもち、さくらもち、くさもちの5人は、近くにできた洋菓子屋を偵察に行くことにし、とくいの忍法を使いながら、夜の闇にまぎれて、そっとでかけるという話だ。

青山友美さんは1974年兵庫県生まれ、夫の山本孝(やまもと・たかし)さんも絵本作家。大阪デザイナー専門学校編集デザイン科絵本コースを卒業、三重県四日市「メリーゴーランド絵本塾」で絵本を学び、主な作品に「狂言えほん しどうほうがく」や「うみのいえのなつやすみ」などがある。

8日15時から3階児童書売場特設会場で、青山友美さんによるワークショップと穂高順也さんによる読み聞かせ会を開く。また、「よるのわがしやさん」を購入すると、2人がサインする。

穂高順也さんは1969年愛知県生まれ、保育専門学校を卒業、幼稚園、保育園の勤務を経て、絵本作家・童話作家になり、主な作品は「さるのせんせいとへびのかんごふさん」や「ぼくのえんそく」などがある。現在、日本児童文芸家協会理事。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。