ヴァニラで桃桃子とC・ドレーク「女性」展

【銀座新聞ニュース=2018年7月2日】ヴァニラ画廊(中央区銀座8-10-7、東成ビル、03-5568-1233)は7月3日から15日までクレッグ・ドレークさんと桃桃子さんによる展覧会「She is…」を開く。

ヴァニラ画廊で7月3日から15日まで開かれるクレッグ・ドレークさんと桃桃子さんによる展覧会「シー・イズ(She is…)」のフライヤー。

2015年4月、2016年2月にヴァニラ画廊で個展を開き、ドイツ、アメリカ・ロサンゼルスなどのアートショーにも出展した、ペンと水彩で描く画家の桃桃子(ぴーち・ももこ)さんが、ロサンゼルスのギャラリーで出会ったイラストレーターのクレッグ・ドレーク(Craig Drake)さんと2人展を開く。

2人はそれぞれの作品の根幹にあるものの同一性である「真に強い女性像」に魅かれ、互いに共鳴しあうような作品を制作し続けている。今回は、桃桃子さんは日本の民話を、クレッグ・ドレークさんはギリシア神話をモチーフに、「普遍的な物語の中の女性像を作品内で解体、再構築し、強さを秘めた新たな女性像をテーマに」描いた新作を展示する。

桃桃子さんは2010年夏にアメリカにわたり、2014年にヨーロッパ、ドイツにも活動範囲を拡げ、2015年に5年ぶりに日本に帰国し、個展を開いた。2011年ころから「死」と「女性」をモチーフに制作している。

クレッグ・ドレークさんはデトロイト生まれ、1998年にフリーのデザイナーとしてサンフランシスコで、エレクトロニック・アーツやルーカス・フィルムで仕事をする傍ら、画家のパトリック・ナゲル(Patrick Nagel、1945-1984)の限定版プリンセス・レイアのプリントを制作し、ヒーローコンプレックスギャラリーを始め、ロサンゼルスやモンド、東京を拠点に活動し、1980年代の美的感覚を前面に押し出し、ポップカルチャーを作品内に昇華している。

開場時間は12時から19時(土・日曜日・祝日17時)。入場料は500円。休みはなし。