サニーヘルス、酢を摂取し、疲れにくく太りにくい体質に

【銀座新聞ニュース=2018年7月14日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「夏バテ予防・ダイエットにも有効!お酢を積極的に取り入れよう」を発表した。

お酢は煮込み料理や炒め物の味付け時に加えたり、和え物やオイルと合わせてドレッシングにしたりなど、何にでも使える。

早々に梅雨が明けて真夏の暑さになり、「食欲がない」とか「なんだか体がだるい」という状態になって人はいないだろうか。暑いときに食べるからこそおいしいものといえば、冷やし中華、そうめん、アイスクリームなど冷たいものだが、実はこれらの冷たく糖質(炭水化物)の多い食べ物は夏バテを助長してしまうだけでなく、内臓機能の低下や太る原因にもなってしまう。

そこで積極的に取り入れたいのがお酢だ。お酢は暑い時期でもさっぱり食べられるだけでなく、やせやすい体作りに活躍してくれる。お酢は米や麦など穀物や果実でアルコールを作り、それをさらに発酵させて作られる調味料だ。成分は、酢酸、リンゴ酸、コハク酸など、60種類以上の有機酸が含まれている。

主成分は「酢酸」で、摂取して体内に入るとクエン酸へと変化するが、このクエン酸は体内のエネルギー産出において重要な役割を担っている。また、鉄やカルシウムなど女性が慢性的に不足しがちな栄養素は、クエン酸と一緒に摂取することで体に吸収されやすくなるという特徴も持っている。

食事から摂った糖質、タンパク質、脂質のエネルギーや、疲労の原因物質である乳酸などを分解しエネルギーに変換するサイクルのことを「クエン酸サイクル」という。このクエン酸サイクルを回すためには、その名の通りクエン酸が必須アイテムで、クエン酸サイクルが潤滑に回っていないと、糖質や脂質の代謝がスムーズに行われず、また疲労物質の乳酸が溜まり、疲れが取れない、疲れやすい、やせにくくなるといった症状が現れる。

逆にクエン酸サイクルが潤滑になると、エネルギーが効率よく消費されるようになり、疲れにくく、太りにくい体質になる。クエン酸サイクルを回すためには、クエン酸だけでなく各種の酵素やビタミンC、B1なども必要なので、お酢だけを飲んでクエン酸のみを摂るのではなく、必要な栄養素を食事からまんべんなく摂るように心がけるようにしたい。ビタミンCはブロッコリーやピーマン、キャベツ、キウイ、イチゴなど、ビタミンB1は豚肉、レバー、小麦胚芽、大豆製品などに多く含まれている。

お酢の活用方法としては、リンゴ酢などフルーティーな果実酢を薄めて飲用するのもいいが、毎日積極的に摂取するためには、調味料として料理に取り入れるのがお勧めとしている。

和食や中華には米酢や黒酢、洋風の料理にはワインビネガーやバルサミコ酢が合う。多くのお酢の中でも黒酢は他のお酢と比べアミノ酸がかなり多く含まれていて、人の体に必要な必須アミノ酸、非必須アミノ酸の両方の計20種類がバランス良く含まれているという特性もある。

お酢の活用方法は定番の酢の物だけでなく、煮込み料理や炒め物の味付け時に加えたり、和え物やオイルと合わせてドレッシングにしたりなど、思いのほか何にでも使える。特に肉料理とは相性がよく、お酢で煮込むと柔らかくしっとりとした仕上りになり、おいしく食べられる。また、お酢には殺菌作用があるので、日持ちの面でも優等生といえる。

1食に1品はお酢を使ったメニューにすることをお勧めしたいとしている。いつもの味とは一味違った、さっぱりとしつつも深い味になり、加熱すれば酸味も気にならず、酸っぱいのが苦手な人でもおいしく食べられる。とにかく、お酢はエネルギー代謝をスムーズに行い、やせやすい体にしてくれるほか、血液サラサラ効果もあるため、成人病予防にも大きな期待ができる発酵食品という。

ウイキペディアによると、お酢(Vinegar)は酢酸を3%から5%含む酸味のある調味料の1種をいう。工業的に、穀物や果実を原料にした醸造酒を、酢酸菌(アセトバクター属)で酢酸発酵してつくる。酢酸以外に、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、クエン酸などの有機酸類やアミノ酸、エステル類、アルコール類、糖類などを含むことがある。殺菌や防腐を目的としても使われる。

文献上は紀元前5000年頃のバビロニアに記録があり、紀元前4000年頃にワインやビールから酢を造り、ピクルスを漬けた記録が残されている。古代ローマでは水に酢を加えた清涼飲料水「ポスカ」が飲まれていた。

日本では第15代応神天皇(おうじん・てんのう、生没年不詳、在位は270年から310年)のころに中国から渡来した。律令制は、造酒司が酒・甘酒とともに酢を造り、酢漬けや酢の物、なますの調理に用いた。のちに酒粕を原料とする粕酢や、米や麹を原料とする米酢が造られ、江戸時代は紀伊国粉河が粕酢で、和泉国堺が米酢でそれぞれ産地として知られた。

かつての家庭はワインが自然に変化するのを待って酢を得たが、近世は17世紀のフランスで床の上にブドウの蔓を敷いてワインをかける手法、18世紀のオランダでヘルマン・ブールハーヴェ(Herman Boerhaave、1668-1738)が滴下方式、19世紀にルイ・パスツール(Louis Pasteur、1822-1895)がオルレアン製法などが考案され、現代の工業生産方式に応用された。

醸造酢のうち、穀物酢とは穀物の使用量が40グラム分のl以上のものをいう。米酢(よねず)は穀物酢のうち、米の使用量が40グラム分のl以上のものをいう。米黒酢は穀物酢のうち、米(糠を完全に取っていないもの)使用量が180グラム分のl以上のものであり、褐色または黒褐色をしたもので、小麦、大麦を含んでもいい。

黒酢はもち米を醸造し、モミ殻を加えて発酵させた、中国産のものを指すことが多い。粕酢は酒粕を原料とした酢で、その色から赤酢とも呼ばれる。かつては握り寿司の酢飯の材料として一般的だったが、戦後の物資不足と黄変米事件が原因であまり一般には流通しなくなった。

大麦黒酢は穀物酢のうち、大麦のみを使用し、その使用量が180グラム分のl以上のものをいう。色は褐色または黒褐色。穀物酢(狭義)は米酢、米黒酢、大麦黒酢のいずれでもない穀物酢をいう。果実酢(広義)は果実の搾汁の使用量が300グラム分のl以上のものをいう。

りんご酢は果実酢のうち、りんごの搾汁の使用量が300グラム分のl以上のものをいう。ぶどう酢は果実酢のうち、ぶどうの搾汁の使用量が300グラム分のl以上のものをいう。ワインビネガーともいう。バルサミコ酢はイタリア産の高級ぶどう酢。果実酢(狭義)はりんご酢、ぶどう酢のいずれでもない果実酢をいう。