日比谷「風が吹いている」先行上映、大塚剛央ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年9月9日】阪急阪神東宝グループで、映画の制作配給、演劇の興行などの国内最大手、東宝(千代田区有楽町1-2-2、東宝日比谷ビル、03-3591-1221)内でアニメなどの制作・販売を手掛けるTOHO animation(同)は9月23日17時からTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で「風が強く吹いている」の先行上映会を開く。

10月から日本テレビ系で放送されるアニメ「風が強く吹いている」((C)三浦しをん・新潮社/寛政大学陸上競技部後援会)。

23日17時から先行上映会を開き、第1話と第2話を上映し、終了後に主人公の寛政大学駅伝チームの選手「蔵原走(カケル)」の声優を務めている大塚剛央(おおつか・たけお)さん、寛政大学駅伝チームの主将「清瀬灰二(ハイジ)」役の豊永利行(とよなが・としゆき)さん。

寛政大学駅伝チームの選手「岩倉雪彦(ユキ)」役の興津和幸(おきつ・かずゆき)さん、アフリカ系の留学生で寛政大学駅伝チームの選手「ムサ・カムラ」役の株元英彰(かぶもと・ひであき)さんが舞台に登場してあいさつする。

「風が強く吹いている」は、直木賞作家の三浦(みうら)しをんさんが書いた箱根駅伝を舞台にした小説で、2006年9月22日に新潮社より刊行され、その後、新潮文庫からも刊行され、2010年に第1回ブクログ大賞文庫本部門大賞を受賞している。

2007年にマンガ化、ラジオドラマ化され、2009年1月に舞台化、同年10月31日に実写映画化され、2018年10月に日本テレビ系でテレビアニメ化され、監督は野村和也(のむら・かずや)さんが務めている。

物語は夜、逃げるように街を駆け抜ける蔵原走の横に、不意に自転車が走り込んで来るところからはじまり、見知らぬ男が、走に向かって問いかける。「なあ!走るの好きか!」。男の名は清瀬灰二。走は、灰二に導かれるまま、竹青荘という古びたアパートに辿り着く。そこに暮らす個性豊かな9人の住人。最後の空室を勧められ、戸惑いながらも、押し切られていく走。まさか自分が、「10人目の男」だとは、夢にも思っていなかった。

チケットは先行プレリザーブがチケットぴあを通じて2日から発売され、9日23時59分締め切り。15日10時から一般発売する。料金は2800円均一。