ノエビア画廊で菊池勝哉「祇園の舞妓」展

【銀座新聞ニュース=2018年9月2日】国内化粧品業界第7位のノエビアホールディングス(兵庫県神戸市中央区港島中町6-13-1)傘下のノエビア(東京本社・中央区銀座7-6-15、03-5568-0300)が運営するノエビア銀座ギャラリー(中央区銀座7-6-15、ノエビア銀座ビル)は9月3日から11月2日まで菊池勝哉さんによる美人画展「祇園の舞」を開く。

ノエビア銀座ギャラリーで9月3日から11月2日まで開かれる菊池勝哉さんによる美人画展「祇園の舞」のフライヤー。

京都在住の画家、菊池勝哉(きくち・かつや)さんは、15年にわたり、実在の舞妓をモデルに美人画を描いており、今回は「祇園の舞」と題し、実際に祇園で舞っている日本舞踊の1ポーズを描いた作品を集めて展示する。

「四季の風物があしらわれたかんざしや着物の柄を忠実に再現し、扇子(せんす)や手の動き、視線など、細やかな表現まで写しとった作品」で、祇園ならではの美しさが満ちて」いるとしている。それぞれの作品につけたキャプション(絵の説明)を通じ、季節に合わせたかんざしなどの装いや、題材となったそれぞれの舞の内容についても理解を深められるようにしている。

ウイキペディアによると、舞妓は、京都の五花街(上七軒、先斗町、宮川町、祇園甲部、祇園東)において、舞踊、御囃子(おはやし)などの芸で宴席に興(きょう)を添えることを仕事とする少女のことで、芸妓の見習い修業段階の者をいう。

舞妓・芸妓は、今から約300年前の江戸時代に、京都の八坂神社(当時は祇園社)のある東山周辺の、神社仏閣へ参詣する人や街道を旅する人にお茶をふるまった水茶屋の茶立女(ちゃたておんな)にルーツがあるとされ、水茶屋もはじめはお茶や団子を提供していたものに、やがて酒や料理が加わり、その店で働く彼女達が、歌舞伎芝居を真似て三味線や舞踊を披露するようになった。

古くは「舞子」と書き、かつては9歳から13歳で座敷に上がり、接客作法を学び、芸能などを修業して一人前の芸妓に成長していた。現在では中学を卒業してないとなれない。

通例、半年から2年ほどの「仕込み」期間を経た後、1カ月間「見習い」として、だらりの帯の半分の長さの「半だらり」の帯を締め、姐さん芸妓と共に茶屋で修業する。置屋の女将、茶屋組合よりの許しが出れば、晴れて舞妓として「見世出し」が可能となる。

座敷や舞台に上がるときは芸妓も舞妓も白塗りの厚化粧をするが、芸妓が通常鬘(かつら)を付けるのに対し、舞妓は自髪で日本髪を結い、四季の花などをあしらった華やかで可憐な花かんざし(長く垂れ下がったかんざしは1年目のみであり、以後は次第に花が大きくなる)を挿す。

舞妓の初期は「割れしのぶ」という髪型で、2-3年後に「おふく」となり、芸妓への襟替え1-4週間前には「先笄(さっこ、さきこうがい)」を結い、お歯黒を付ける(引眉=ひきまゆ、眉をそるか引きぬく=しないので半元服の習慣が現代に残るものといえる)。襟足をV字状に白塗りするのは、江戸時代の女性が生え際の髪を抜いて同形状に整形していた名残である。襟替えして芸妓になる時期は20歳前後の場合が多い。

年齢が若いために「見習い」という建前から、衣装は必ず肩上げ、袖上げのされた裾を引いた振袖の着物を着る。ぽっくり(こっぽりとも、京都では「おこぼ(新米の舞妓には内側に鈴が付けられる)」)の下駄にだらりの帯、という派手な格好もあるせいで、現在ではむしろ芸妓(芸子)よりも舞妓のほうが上方花街の代表的存在であると言える。

座敷では主に立方を勤め、祇園甲部に限って京舞井上流、それ以外では若柳流などの舞踊を披露する。いずれの出身地にかかわりなく独特の京ことば(祇園ことば)を使うよう教育されるために、京都の象徴であるかのように扱われることも多い。

現在も京都の祇園を中心とした花街で厳しいしきたりの下で活動している。京都市内で、昼間、普通に見かける舞妓は、観光客の扮した変身舞妓が多く、本職の舞妓が日中、花街や花街以外を出歩くことは珍しく、京都府民・京都市民でも、本物の舞妓を見かけることはほとんどない。

東京など関東地方における「半玉」や「おしゃく」とは別の文化起源であるため、区別されるものである。

菊池勝哉さんは1943年生まれ、大学中退後、歌舞劇団に参加し、歌役者を務め、ベルカント唱法、日本民謡、朗読、日本舞踊を学び、28歳のとき、小オーケストラを設立し、運営、企画、劇作、演出、舞台美術、司会、役者、歌手を務める。民話、伝説、落語などを脚色し、音楽、演劇、舞台統合のオリジナル作品を舞台化する。年間200ステージを超す全国ツアーを行い、58歳で引退後、独学に作画をはじめ、舞台表現の魅力を表わすため、舞妓・芸妓の舞踊を主題に美人画を描いている。

開場時間は10時から18時。入場は無料。

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