広島TAUで竹原市PRイベント、3蔵日本酒試飲、今栄市長も

【銀座新聞ニュース=2018年9月7日】広島県(広島県広島市中区基町10-52、082-228-2111)は9月8日から14日までアンテナショップ「TAU」(中央区銀座1-6-10、銀座上一ビルディング、03-5579-9952)1階特設コーナーで「竹原物産フェア」を開く。

9月8日から14日まで「たう(TAU)」で「竹原物産フェア」を開く竹原市の町並み。

広島県の南部に位置し、瀬戸内海に面する竹原市が、首都圏で展開する観光プロモーション事業の第1弾で、広島県と竹原市ゆかりのゲストによるトークイベントも開く。

イベントでは、竹原市の竹鶴酒造(広島県竹原市本町3-10-29、084-622-2021)、藤井酒造(広島県竹原市本町3-4-14、084-622-7131)、中尾醸造(広島県竹原市中央5-9-14、084-622-2035)の竹原3蔵の計9銘柄の日本酒試飲会や、広島ゆかりのゲストによる竹原市観光PRトークショーも実施する。また、9日のイベントでは、うさぎの楽園とされる大久野島に因(ちな)んで「うさぎ」が出迎える。

ウイキペディアによると、竹原市は古くから瀬戸内の交通の要衝として発展し、室町時代より港町として知られ、江戸時代後期は製塩業で栄えた。現在は「安芸の小京都」と呼ばれ、2000年に国土交通省によって町並地区が「都市景観100選」に選ばれている。

元来、743(天平15)年に聖武天皇(しょうむ・てんのう、701-756)によって発布された「墾田永年私財法」により、京都・下鴨神社の荘園地として開墾されたのが最初とされ、室町後期には、毛利家3男「小早川隆景(こばやかわ・たかかげ、1533-1597)」が、竹原で幼少期を過ごしたことで知られる。

江戸後期の「塩田」と「酒造」により発展し、忠海町には関所払いができたほどで、塩は当時、広島県が全国の80%のシェアを占め、遠く大阪や江戸まで北前船で輸送した。

もともとは12村27通りで竹原村と下野村とを区切り、1町16村で成り立っていた。1952年4月1日に賀茂郡竹原町・下野村が合併し、竹原町(2代)が発足した。1954年3月に東北部に当たる賀茂郡東野村と東部の豊田郡大乗村、及び南方村字立石などの区域のうち一部を編入し、1955年3月に賀茂郡荘野村と豊田郡田万里村と合併した。

1956年4月に賀茂郡・豊田郡の郡域再編により同日付で豊田郡の所属となり、同年9月に豊田郡吉名村、賀永村大字仁賀のうち賀茂郡西条町へ編入された区域以外を編入し、1958年11月に豊田郡竹原町、忠海町が合併し、「竹原市」が誕生した。

8日10時30分から12時30分まで3階イベントスペースで竹鶴酒造の社長の竹鶴敏夫(たけつる・としお)さんが「竹原の日本酒の歴史」について語る。また、竹原3蔵による日本酒試飲会を開く。さらに、2019年6月に広島県で先行上映を予定している竹原市の杜氏を扱った映画「吟ずる者たち」の監督で、竹原市出身の油谷誠至(あぶらたに・せいじ)さんと広島ゆかりの俳優(名前は未公表)、竹原市長の今栄敏彦(いまえ・としひこ)さんによるトークショーを開く。

9日13時から14時45分まで「竹原のオススメ観光スポット」をテーマに、タレントのわたなべ麻衣(まい)さんと今栄敏彦さんによるトークショーを開く。また、竹原3蔵による日本酒試飲会を開く。いずれも参加は無料だが、すでに満員で締め切っている。

営業時間は10時30分から20時まで。