TOEI「食べる女」、小泉今日子、沢尻エリカ、前田敦子ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年9月12日】大手映画配給会社で、国内映画業界第2位の東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は9月22日に丸の内TOEI(中央区銀座3-2-17、03-3535-4741)で「食べる女」の公開を記念して、小泉今日子さん、沢尻エリカさん、前田敦子さんらによる舞台あいさつを開く。

9月21日から一般公開される「食べる女」((C)2018「食べる女」倶楽部)。

22日11時50分の回上映終了後に、監督の生野慈朗(しょうの・じろう)さんをはじめ、文筆家で古書店の女主人「餅月敦子」役の小泉今日子(こいずみ・きょうこ)さん、編集者「小麦田圭子」役の沢尻エリカ(さわじり・えりか)さん、ドラマ制作会社に勤める「白子多実子」役の前田敦子(まえだ・あつこ)さん。

古着屋店員「本津あかり」役の広瀬アリス(ひろせ・ありす)さん、耳のパーツモデル「米坂ツヤコ」役の壇蜜(だんみつ)さん、主婦「豆乃・リサ・マチルダ」役のシャーロット・ケイト・フォックス(Charlotte Kate Fox)さん、ごはんやの女将「鴨舌美冬」役の鈴木京香(すずき・きょうか)さん、原作者の筒井(つつい)ともみさんが舞台に登場してあいさつする。

「食べる女」は小説家で脚本家の筒井ともみさんの短編小説集「食べる女」と「続・食べる女」(いずれも新潮文庫)が原作で、自らの企画・脚本により制作され、テーマは「食べる」と「セックス」で、年齢も職業も性格も違う8人の女たちの、食と恋にまつわる個性ある生き様をコミカルに描きだした作品だ。

物語は雑文筆家のトン子こと餅月敦子が、古びた日本家屋の古書店「モチの家」の女主人で、料理をこよなく愛する彼女の家には、恋や人生に迷える女たちが夜な夜な集まってくるという話だ。トン子を担当する編集者で男を寄せつけないドドこと小麦田圭子、ドドの飲み仲間であるドラマ制作会社の白子多実子、求められると断れない古着屋店員の本津あかり、いけない魅力を振りまくごはんやの女将・鴨舌美冬ら、年齢も職業も価値観もバラバラな彼女たちを、おいしい料理を作って迎え入れるトン子だったが。

生野慈朗さんは1950年兵庫県神戸市生まれ、1972年に慶応義塾大学を卒業、TBSテレビ(旧TBSエンタテインメント)に入社、1978年にドラマ「夫婦ようそろ」で初演出、その他、1979年から「3年B組金八先生」シリーズ、1986年に「男女7人夏物語」などのヒット作を担当した。1988年に映画「いこかもどろか」を初めて監督し、1990年に映画「どっちもどっち」の監督を手がけた。

2000年に「ビューティフルライフ」を大ヒットさせるなど、手掛けたテレビドラマの平均視聴率は32.3%と、全ディレクター中トップを占めた。2006年に映画「手紙」で16年ぶりに監督を務め、2009年に「余命」を監督した。TBS自社制作作品以外にもテレパック制作作品に演出で参加することも多い。2010年に定年を迎えたが、以後も嘱託契約でTBS制作1部付嘱託契約のテレビドラマを演出している。

チケットはチケットぴあを通じて、最速抽選・プレミアムを受け付け中で、13日11時締め切り。先行販売は14日11時締め切り。15日11時から一般発売する。料金は全席指定で2000円均一。