日本橋「イェルマ」公開前上映で谷賢一、小川絵梨子がトーク

【銀座新聞ニュース=2018年9月14日】映画配給会社のカルチャヴィル(渋谷区猿楽町24-7、代官山プラザ)は9月19日にTOHOシネマズ日本橋(中央区日本橋室町2-3-1、コレド室町2、050-6868-5060)で「ナショナルシアターライブ イェルマ」のプレミアム上映を開く。

9月28日から一般公開される「イェルマ」((C)Johan Persson)。

英国の国立劇場「ロイヤル・ナショナル・シアター(Royal National Theatre)」が選んだ舞台を映像化し、世界各国の映画館で上映する、2009年からはじめられた「ナショナル・シアター・ライヴ(National Theatre Live、NTライブ)」シリーズのひとつで、2017年8月31日にライブ中継されたのが「イェルマ(Yerma)」だ。

9月28日から一般公開するのに際して、その前の9月19日19時からトークショー付プレミアム上映を開き、上映終了後に、作家、演出家、翻訳家で劇団「ダル・カラード・ポップ(DULL-COLORED POP)」を主宰し、演劇ユニット「シアター・デ・ザナール(Theatre des Annales)」代表の谷賢一(たに・けんいち)さんと演出家、翻訳家で、新国立劇場演劇部門の芸術監督、小川絵梨子(おがわ・えりこ)さんが舞台に登場してトークショーを開く。

ウイキペディアによると、NTライブは日本ではカルチャヴィルとトーホー(TOHO)シネマズの協力によるプロジェクトとして、日本語字幕をつけて上映している。時差のためライブ中継ではなく、2014年2月に上映された「フランケンシュタイン」が第1弾となっている。

「イェルマ」(上映時間は100分)はスペインの劇作家、ガルシア・ロルカ(Federico del Sagrado Corazon de Jesus Garcia Lorca、1898-1936)により1934年に初演され、子宝に恵まれないために苦悩する女性の悲劇を描いた舞台劇で、これを現代のロンドンを舞台に置き換え、サイモン・ストーン(Simon Stone)さんの演出により上演され、2017年にローレンス・オリヴィエ賞で最優秀リバイバル賞を受賞し、主演のビリー・パイパー(Billie Paul Piper)さんも最優秀女優賞を受賞している。

チケットはPCで17日0時から、劇場窓口が17日オープン時から販売する。料金は一般3000円、学生2500円。