日比谷「君を追いかけた」、山田裕貴、斎藤飛鳥ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年9月25日】中堅映画配給会社のキノフィルムズ(新宿区西新宿6-5-1、新宿アイランドタワー、03-5908-2262)は10月5日からTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-2、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で一般公開する「あの頃、君を追いかけた」の初日に山田裕貴さん、斎藤飛鳥さんらによる舞台あいさつを開く。

10月5日から一般公開される「あの頃、君を追いかけた」((C)「あの頃、君を追いかけた」フィルムパートナーズ)。

5日15時の回上映終了後と18時25分の回上映前に、監督の長谷川康夫(はせがわ・やすお)さんをはじめ、主人公の高校生「水島浩介」役の山田裕貴(やまだ・ゆうき)さん、水島浩介のクラスメイト「早瀬真愛」役の斎藤飛鳥(さいとう・あすか)さん、早瀬真愛の同級生「小松原詩子」役の松本穂香(まつもと・ほのか)さん。

水島浩介の同級生「大野陽平」役の佐久本宝(さくもと・たから)さん、水島浩介の同級生「町田健人」役の国島直希(くにしま・なおき)さん、水島浩介の同級生「秋山寿音」役の中田圭祐(なかた・けいすけ)さん、水島浩介の同級生「杉村一樹」役の遊佐亮介(ゆさ・りょうすけ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「あの頃、君を追いかけた」は台湾の作家、ギデンズ・コー(九把刀)さんが発表した自伝的小説を2011年に自ら映画化し、2011年の台北映画祭で上映、続けて東京の第24回東京国際映画祭でも上映され、2013年9月に日本でも公開された。この作品の舞台を日本に移し、脚本家の長谷川康夫さんが1997年の「恋は舞い降りた。」以来、およそ20年ぶりに映画監督を務め、リメイクした。

物語は地方都市の高校に通う水島浩介が、クラスの仲間たちとバカなことばかりしながら、お気楽な高校生活を楽しんでいた。ある日、浩介の度を越した悪ふざけによって授業が中断し、激怒した教師が浩介のお目付け役として任命したのが優等生の早瀬真愛だった。

はじめはクラス一の優等生で真面目で堅い真愛を疎ましく思う浩介だったが、彼と4人の仲間たちにとって中学時代からの憧れの存在だった真愛に浩介の胸はざわつきはじめていた。

長谷川康夫さんは1953年北海道札幌市生まれ、早稲田大学政治経済学部を中退、劇団「暫」に入団し、つかこうへい(1948-2010)と出会い、大学在学中から劇団つかこうへい事務所に属し、1974年に「初級革命講座飛龍伝」で役者としてデビュー、劇団「暫」に所属のまま、風間杜夫(かざま・もりお)さん、平田満(ひらた・みつお)さんらとともに、つかこうへい作品のほとんどに出演し、1979年に「いつも心に太陽を」に主演、1983年にNHKドラマ「かけおち’83」で主演した。

1982年のつかこうへい劇団解散後は、劇作家、演出家として多くの舞台作品を発表し、1990年に「バカヤロー!3 へんな奴ら」で映画監督デビューし、脚本作品として「ホワイトアウト」や「ソウル」などがある。2016年に「つかこうへい正伝 1968-1982」(新潮社、2015年刊行)で第35回新田次郎(にったじろう)文学賞、第21回AICT演劇評論賞、第38回講談社ノンフィクション賞を受賞している。妻は女優の大橋恵里子(おおはし・えりこ)さん。

チケットはチケットぴあを通じて先行抽選販売「プレリザーブ」を受付中で、26日11時が締め切り。29日10時から一般発売する。料金は2000円均一。

注:「斎藤飛鳥」の「斎」と「国島直希」の「国」はいずれも正しくは旧漢字です。名詞は原則として現代漢字(常用漢字)を使用しています。