丸善丸の内であべとしゆき「水彩詩画集」展

【銀座新聞ニュース=2018年10月15日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は10月17日から23日まで4階ギャラリーであべとしゆきさんによる水彩画展「水彩詩画集『静けさを聴くために』出版記念」を開く。

丸善・丸の内本店で10月17日から23日まで開かれるあべとしゆきさんの水彩画展「水彩詩画集『静けさを聴くために』出版記念」に展示される作品「いにしえ」(2018年)。

水彩画家のあべとしゆき(阿部智幸)さんが10月6日に初の詩画集「静けさを聴くために あべとしゆき水彩詩画集」(日貿出版社、税別2300円)を刊行したのを記念して、原画展を開き、約40点を展示する。

「静けさを聴くために」は「静寂の中に光が溢れる情景を精緻なタッチで描き、風や香りまでも感じさせてくれる作品」(日貿出版社)で、新作を中心に約80点の作品と、それに添えられた詩、エッセイが掲載されている。第1章「季節の光を感じて」、第2章「時を見つめて」、第3章「ただ、静かに生きる」、第4章「ひとつの想い」の4部構成になっている。

あべとしゆきさんは1959年山形県生まれ、新聞社デザイナー、美術教師を経て、2008年より水彩画の制作を中心に活動し、2010年に内藤秀因(ないとう・しゅういん、1890-1987)記念水彩画展で大賞、2011年に日本水彩展で上野の森美術館賞、2012年に第2回日本透明水彩会展(2013年第3回も)、2012年にスペインの国際水彩画展に出品、2013年に八重洲ギャラリー、酒田市美術館などで個展を開いている。

会期中は毎日、あべとしゆきさんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。