日比谷「ビブリア古書堂」黒木華、野村周平ら舞台挨拶

【銀座新聞ニュース=2018年10月25日】アメリカの映画配給会社第5位の日本法人、20世紀フォックス映画(20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン、港区六本木3-16-33、03-3224-6350)と書籍、映画配給事業、ネットワークエンタテインメントなどを運営するカドカワ株式会社(中央区銀座4-12-15、歌舞伎座タワー)グループ傘下の書籍、映画配給などの事業会社、KADOKAWA(千代田区富士見2-13-3)は11月1日からTOHOシネマズ日比谷(千代田区有楽町1-1-3、東京ミッドタウン日比谷、050-6868-5068)で一般公開する「ビブリア古書堂の事件手帖」の初日に、黒木華さん、野村周平さんらによる舞台あいさつを開く。

11月1日から一般公開される「ビブリア古書堂の事件手帖」((C)2018「ビブリア古書堂の事件手帖」製作委員会)。

1日10時の回上映終了後に、監督の三島有紀子(みしま・ゆきこ)さんをはじめ、北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」店主「篠川栞子」役の黒木華(くろき・はる)さん、23歳の無職で「ビブリア古書堂」にアルバイトで働く「五浦大輔」役の野村周平(のむら・しゅうへい)さん、マンガ専門のネット販売を行っている「稲垣」役の成田凌(なりた・りょう)さん、五浦大輔の祖母「五浦絹子」役の夏帆(かほ)さん、五浦絹子に惹かれている小説家「田中嘉雄」役の東出昌大(ひがしで・まさひろ)さんが舞台に登場してあいさつする。

「ビブリア古書堂の事件手帖」は、作家の三上延(みかみ・えん)さんが2011年にメディアワークス文庫(アスキー・メディアワークス)から刊行した文庫本書き下ろしのライトミステリ小説シリーズで、シリーズ累計で640万部を突破している。

2012年には、本屋大賞にノミネートされ、2016年に小中学生向けに漢字にルビが振られた角川つばさ文庫版が刊行されている。メディアミックスとして2種類のマンガ化作品、テレビドラマが制作されている。2017年2月には実写およびアニメでの映画化が発表されている。

物語は五浦大輔は祖母の遺品から夏目漱石の直筆と思われる署名が入った「それから」を見つけ、鑑定してもらうため北鎌倉の古書店「ビブリア古書堂」を訪れるところからはじまる。

店主である若い女性・篠川栞子は極度の人見知りでありながら本に対して並外れた情熱と知識を持っており、大輔が持ち込んだ本を手に取って見ただけで、大輔の祖母が死ぬまで隠し通してきた秘密を解き明かしてしまう。

そんな栞子の推理力に圧倒された大輔は、足を怪我した彼女のために店を手伝うことに。やがて大輔は、栞子が所有する太宰治「晩年」の希少本をめぐり、大庭葉蔵と名乗る謎の人物が彼女を付け狙っていることを知る。

ウイキペディアによると、三島有紀子さんは1969年大阪府大阪市生まれ、神戸女学院大学文学部を卒業、在籍中に自主映画を撮り始め、卒業後、NHKに入局、「NHKスペシャル」や「トップランナー」などの企画・監督を務め、劇映画を作るため2003年にNHKを退局した。

東映京都撮影所などで助監督、脚本執筆などを経て2007年にテレビドラマ「京都地検の女」、2009年に「妄想姉妹 文学という名のもとに」などの演出を経て、2009年に映画「刺青 匂ひ月のごとく」で監督デビュー、脚本を担当した「世界がお前を呼ばないなら」で2009年サンダンスNHK国際映像作家賞の優秀作品に選ばれた。

2014年に「ぶどうのなみだ」で第38回モントリオール世界映画祭のワールド・グレイツ部門に招待出品、2015年に「繕い裁つ人」が第16回全州国際映画祭、第18回上海国際映画祭日本映画週間に招待され、2016年に「少女」が香港、台湾で公開された。演劇ユニット「カッパドキア夫人」のリーダーを務めている。

チケットはチケットぴあを通じて、先行抽選を販売中で、26日11時締め切り。27日10時から一般発売する。料金は全席指定で1300円均一。